http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/119.html
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「玄海原発MOX燃料、使用差し止め控訴棄却 福岡高裁」 (朝日新聞 2016/6/27)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6W4SFRJ6WTIPE01W.html
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)3号機で、プルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を使うのは危険だなどとして、佐賀市の市民団体代表らが九電に使用差し止めを求めた訴訟の控訴審判決が27日、福岡高裁であった。大工強裁判長は原告側の訴えを退けた一審・佐賀地裁判決を支持し、控訴を棄却した。
訴訟では、MOX燃料が溶けて重大事故につながる恐れがあるかや、使用済みMOX燃料を原発内に長期間保管することで健康・環境被害が生じるかなどが争われた。控訴審判決は「燃料が溶けて原子炉容器が破壊され、重大事故を招く危険性について立証されたとは認められない」と判断した。
玄海原発は国内で最初にプルサーマル発電を始めた。2015年3月の一審判決は、燃料設計が原子力安全委員会(当時)の基準を満たし、燃料溶融の危険は認められないとしていた。健康被害については具体的危険について証明がない、と判断した。
原告側は「近日中に上告するか決めたい」と話した。九電は「妥当な判決。今後とも玄海原子力発電所の安全性確保に万全を期したい」とコメントした。(張守男)
---------(引用ここまで)-----------
福島第一の1、2号機に比べ3号機が激しく大爆発したのは、プルトニウム含有率を高めた
MOX燃料を燃やすプルサーマル発電をしていたからです。
MOX燃料の放射能と発熱量はウラン燃料の2倍以上、中性子の放出量は10倍以上、
毒性は20万倍にもなります。
普通の使用済み燃料は埋葬処分するまで、数十年間プールで冷却が必要ですが、
MOXは500年も冷却しなければならないと言われています。
(いったい誰が500年先まで責任をもって冷却してくれるのでしょうか?)
もともと既存の軽水炉は通常のウラン燃料専用であってMOX燃料を燃やすことは
全く想定されていません。
プルトニウムが余って困るので、無理やりMOX燃料を燃やしているのです。
これは、たとえて言えば、ガソリン自動車を高い燃焼エネルギーを持つ特別な燃料で
走らせるようなもので、大変危険です。
違う燃料を燃やすのなら、当然一から設計をやり直さないといけません。
そういう無茶苦茶なことをしたから、3号機の格納容器は破裂して火を吹いたのです。
佐藤栄佐久・前福島県知事はプルサーマルの危険性をよく知っており、
稼働を許可しなかったので、政府にはめられて逮捕されてしまいました。
3号機の大爆発はMOX燃料の危険性を証明したわけで、それを全く無視して
危険は認められないと判決を下すのは、もはや狂気でしかありません。
プルサーマル発電をすれば、間違いなくまた大爆発を起こすでしょう。
日本完全壊滅はもはや時間の問題です。
(関連情報)
「プルサーマルで使ったMOX燃料は地層処分の前に500年の地上保管が必要。
つまり、原発現地にずっと保管!!」 (阿修羅・taked4700 2011/1/17)
http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/717.html
「MOX燃料訴訟 原告の訴え退ける 佐賀:福島第一後の今“国の基準を満たせば危険性はない”という
判断は恥ずかし過ぎる」 (阿修羅・あっしら 2015/3/21)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/357.html
「佐藤栄佐久・前福島県知事が告発 「国民を欺いた国の責任をただせ」(週刊朝日)」
(阿修羅・阿保の洞窟 2011/4/4)
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/557.html
「プルサーマルの危険性「プルトニウムを混ぜるというようなことをすれば、より危険が増えてしまう。
そのことはもう争う余地がなく当たり前のことです」 - 第116回小出裕章ジャーナル」
(ラジオフォーラム 2014/3/30)
http://www.rafjp.org/koidejournal/no116/
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