http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/579.html
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「イノシシ肉から基準値7倍超のセシウム オーストリア『森の生態系に影響』」 (産経ニュース 2016/4/25)
http://www.sankei.com/affairs/news/160425/afr1604250032-n1.html
オーストリア保健・食品安全局は25日までに、チェルノブイリ原発事故から30年を機に同国の森などで植物、土壌などの調査を行い、イノシシ肉から 最大で1キロ当たり4711ベクレルの放射性セシウム137を検出したと発表した。オーストリアの食品基準値の7倍超に上った。
イノシシ肉39検体のうち全体の7割近い26検体で基準値を超えた。当局は「今なお事故のセシウムが土壌に残り、森の生態系に影響を与えていることが示された」と説明している。セシウム137の半減期は約30年。
同局は一方で、セシウム値が最も高いイノシシ肉を1年間に約2.5キロ食べても、年間の被ばく線量は0.15ミリシーベルトで、オーストリアでの食べ物を通じた自然被ばく線量の半分程度としている。
日本では肉など一般食品の放射性セシウムの基準値は1キロ当たり100ベクレルと定めている。(共同)
--------(引用ここまで)----------
「1年間に約2.5キロ食べても、年間の被ばく線量は0.15ミリシーベルト」というのは、大ウソです。
ベクレル->シーベルト変換で使う実効線量係数が全く科学的根拠のないデタラメなので、
何ミリシーベルトに相当するから安全という話は信じてはいけません。
4711ベクレル/kgの肉を1年で2.5kg食べたら毎日32ベクレル、合計11700ベクレルを摂取することになり、
これは極めて危険なレベルです。
放射能汚染は、最初は半減期2年のセシウム134などが崩壊するので、合算のベクレル数は減りますが、
数年経つと半減期の長いセシウム137が支配的になり、なかなか減らなくなります。
それでも30年経てばセシウム137は半分になっているはずです。
それにもかかわらず、チェルノブイリから1000キロ以上も離れているオーストリアで、
イノシシに4000ベクレル/kgもの汚染があるというのは絶望的です。
土壌などの汚染はそれほどないのかも知れませんが、生体濃縮の結果、こういった高い値がでるのでしょう。
おそらく、今から30年後に測定しても、大して汚染レベルは下がっていないでしょう。
いったん放射能汚染されたら、人間の寿命ぐらいの年月では安全にならない。
汚染は何世代にも渡って続くということです。
(関連情報)
「福島県のイノシシから6000ベクレル検出!13頭が1000ベクレルを超える!クマも530ベクレル!」
(阿修羅・赤かぶ 2013/12/12)
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/260.html
「放射能汚染が続く東日本!福島県のイノシシからキロ5000ベクレル、山梨県産アカモミタケから
970ベクレルなど!」 (阿修羅・赤かぶ 2014/11/22)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/283.html
「原子力推進団体ICRPの体内蓄積曲線からも100ベクレル/kgの食品汚染基準が危険なのは明らかだ」
(拙稿 2016/4/14)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/482.html
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