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[2123]森友事件での、今だから、の私からの説明。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2017-04-03 12:14:17
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
(一部カット)
2017-03-24
〔森友事件は終わった。誰も捕まらない。安倍政権が倒れて、昭恵と逃げる、だけのことだ。〕
と書いたことへの 即座の会員からの 反論がありました。もっともだ、と思いますので、その日のうちに、私が釈明、説明をした返事メールも合わせて載せます。
〔副島先生の最新記事について〕
先生の今回の重たい掲示板の論文 は疑問です。
勿論、私は、籠池さんを英雄扱いする気はない。ですが所詮(しょせん)世の中は変わらない、騒ぐのは馬鹿みたいだという話は、おかしい。
それなら先生の普段の素晴らしい言論・活動だって、副島がいくら吠えても世の中は変わらないよ、やらせだよ と言われますよ。それを言っちゃおしまいではないですか。例え自分が少数派でも、己れの信念が世の大半の人に伝わらなくとも、真実を暴き続ける。それが副島先生の真骨頂です。
安倍が総理の座を退くだけでも痛快な事です。その後、また自民党の似たようなレベルの人間が後釜につくとしてもです。
匿名希望
〔匿名希望 さまへ 副島隆彦から〕
メールをありがとうございます。私は、あなたと全く同じ考えです。 安倍晋三を首相の座から引き釣り降ろすことも大変、重要なことです。
ですが、私は、安倍晋三と昭恵が、そして、官僚たちも誰一人として、捕まることなく、2ヶ月後に内閣が倒れるだけで、誰も(あの籠池さえ)警察に捕まることもなく、上手に逃げ切って、・・・そしてまた、次の自民党の政権が出来る。その様子をじっと見ている 自分が、自分にがっかりするのが手の取るように予測できました。
わいわい騒いで、一国の政治事件として皆が、話題にして権力者たちがやっていることへの 不満と 怒りを、ブツブツと周囲に表すことが出来て、気分はいい。しかし、私は、そのあとの幻滅のことを考えて、ああ、また あいつらに騙されてしまった。まんまと策にはまったな、と自分で自分に思うことを、私は警戒しました。だから、あのように、冷や水を、皆に浴びせるような書き方をしたのです。
私は、あの自分の文で、あらかじめ、あいつらは、次はこのように動き、そのあとは、このように居直り、国民をだまくらかして、上手に逃げ切るだろう。そして今のままの支配を続けると、に 冷酷に予測して、今のうちに書いておくべきだと思いました。
そうすると、どうしても、ああいういやな書き方になります。それでも、私のあの文も、長い目で見たら副島隆彦らしい、先の先を読んでいる、予言者型の文だという評価と判断をいただける、と思います。
しばらくは今の議論の盛り上がりを見ていてください。そして、そのあと、あれ、こんな風におかしく捻じ曲げられてゆくものなのか、とあなたも気づくでしょう。 しばらくじっと見ていてください。 副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 私が、3月24日にここに書いた、「森友事件は終わった」と、冒頭で書いたことが、おそくら多くの読者に誤解を生んだようだ。
私の真意は、その次の文である、「誰も捕まらない」すなわち、警察が、全く動こうとしない。これだけ証拠が出て、これだけ騒がれているのに、警察が、全く犯罪として捜査しようとしない。籠池泰典さえも捕まえて、犯罪の容疑者として取り調べをしない。
私が、あの文で書いたのは、権力者たちが、一番、怖いのは、警察に捕まって、牢屋(拘置所、そして刑務所)に入れられることだ。 これだけは、普通の人もそうだが、本当に厭(いや)なのだ。 政権を放り投げて、内閣を添い辞職して、さっさと首相の座から下りることを、安倍晋三は、もう覚悟している。さっさと逃げたいのだ。
もう丸4年半も(5年目だ)首相をやったので、十分だ。さっさと逃げたい。自分は、森友事件の発覚で、ドツボった、と十分自覚している。
だから、政権が倒れるのとは覚悟している。ところが、そのあと警察の捜査が始まって、自分の身柄が、警察に押さえられること、が、一番、とにかく何よりもコワイのだ。
身柄を取られること、拘束されることを、英語で、incarceration インカーサーレイション 「身柄拘束」という。難しい単語だ。刑事法の専門用語だ。この incarcerate インカーサーレイト = immprison インプリズン だけは、権力者たちだからこそ、最も、忌まわしいことで、どうしても避けたいことだ。だから、
安倍晋三と昭恵も、 政権を去ったあとになって、この 身体拘束、捕まることが、何よりも怖れることなのだ。
これを避けるために、自民党の親分衆(大酋長の 族長会議)と、綿密に相談して、自分が、うまく逃げ切れるようにと、あれこれ策を練っているのだ。 「大きなお金が動いたことの証拠さえ表に出なければ、大丈夫だ」という、今も、薄氷を踏む思いで、生きているだろう。 その分、横柄(おうへい)で、不貞不貞しい感じが表面に出て、もう、隠しようもなくなるが、もう、そんなことは構(かま)っていられない。
籠池の夫婦は、 3月21日の、森本幼稚園の、卒園式で、オバハン(諄子、じゅんこ、副園長)が、「園長は、明日からブタ箱に行きます」と言ったら、籠池が、 「オレじゃない、安倍だ。安倍晋三が、ブタ箱に入るんだ」と言ったらしい。 このブタ箱入り、が、まさしく、実感を伴った、incarceration インカーサーレイションだ。
もっと面白(おもしろ)いのは、卒園式に来ていた、園児たちが、母親に、「ねえ、ブタ箱でなーに」と聞いたと言うのだ。
籠池が、3月23日の国会証言のときに、一瞬、にやりと笑いながら、「事実は小説よりも奇なり」と吐いたことだ。私は、そのときのこいつの表情をテレビで、じっと見ていた。 本当に、「事実(真実)は、小説(でっちあげた、別のストーリー)よりも奇なり」なのだ。 私たちは、もっと深く、深く、真実を追い求めて、自分の脳を使わないといけない。 探偵の、金田一耕助(きんだいちこうすけ)が、「現場に行って、現場を百度踏む」ということの重要性から学ばなければいけない。 私たちの知能は、低いのだ。なかなか、真実にまで、到達出来ないように、劣悪に、いろいろと 洗脳されてるのだ。
施工業者の、藤原工業や、三栄建設、中道組(なかみちぐみ)などの、業者談合を、堂々と、近畿財務局の建物に中で、頻繁に行っていた。彼らの会社に一斉捜索を行えば、いくらでも、「書類の書き変え、偽造」の証拠は見つかる。建設会社の社員たちを取り調べれば、「首相と財務官僚たちの金融犯罪(汚職)」の証拠はたくさん出てくる。それを全くやろうとしない。警察は全く動こうとしない。このことへの、私、副島隆彦の そういうことか、という重大な気づきがあった。近畿財務局 や、国交省の航空局への捜査も何もない。
「手品師たちの手の動きのおかしさ。そして、本当の、反対側の手の動き」の方へと、皆の、発見の目を向ける。このことが重要なのだ。
あの談合の場へ、籠池自身も呼びつけられて、「大きなお金の動かし方」を、目の前で見ている。籠池は、そのことを、国会証言で、上手に回避して、大きなウソついた。このとき、私は、「この男は、すでに、自民党の安倍たちとグルだな。手を結んだな」と、私、副島隆彦だけは、鋭く、ピンときた。だから、あのように書いた。
私が、あそこであのように書いたことは、実は、日本の国論に、じわりと影響を与えている。
日本の反権力、反体制の 言論人、知識人、そして新聞記者のような連中も読んでいて、それで、「ハッ」と気づいて、「籠池は、やっぱり、相当なワルなのだ 」と思い直した。
犯罪者たちが、国会という場で、安倍晋三(こいつは、籠池証言の日には、上手に外遊していた)と、財務省の官僚どもが、悠然とやっていたことを、私、副島隆彦は、怒りと元に、あの自分の文で精密に描き出した。
私が書いたことの重大性を分かる人は、分かってくれたろう。 籠池が、合計21億円(あるいは23・5億円)で、タダで国有地と小学校を建てて貰って、そっくり自分の財産に出来る寸前だったこと。そして、それ以外に、8億円ぐらいの裏金が動いている。
いろいろの名目で、多くの役所から、政府あるいは、大阪府やら文科省からの補助金、として出ていて、それらを上手に小学校の建築費の中から、「上手に現金で抜いて」、安倍晋三が、まずその半分の、4億円を、“山賊分(さんぞくわ)け”で、現金で取り、残りを、迫田英典(さこだひでのり)国税庁長官たち数人が、こちらも現金で、分け合ったのだ。
その細かい計算は、建設会社(土建屋)の連中が、やるのだ。それが彼らの仕事なのだ。年がら年中、彼らは、こういう政府、役所、政治家、高級役人(官僚)がらみの裏帳簿作成 と、違法な 帳簿操作 をやっている。そして、政府の資金(国民の税金だ)を自分たちの懐(ふところ)入れている。
その中から、たった一件、「あ、この件がバレたか」(この他に、愛媛県の家計学園事件。36億円)と、なって、「急いで水漏れを防げ」という態度に出ていることがイヤと言うほど分かった。
私は、このことを、ありのままに、これが、この国の権力者どもの、やり口、やり方の、一番、ありふれた現に行われている、愚劣なる腐敗の限りの、支配者どものやり方なのだ、と、絶望感を込めて、書いた。
それが、どうも、この私の文の読み手たちに、十分に伝わらなかったようだ。わずかの、「100万円の、籠池への祝いのカネの寄付金」という 小さなお金の話に上手にすり替えて、あるいはすり替えられて、まんまと日本国民をだました。
この自民党とヨゴレ官僚どもの、手品(てじな)の、手法を、私、副島隆彦だけは、あの23日の籠池証言の最中(さなか)に鋭く見抜いたので、そのことを書いた。
手品師が、右手を高々と持ち上げて、100万円の札束を見せびらかしている間に、左手のポケットのあたりが動いて、安倍晋三に4億円がゆき、官僚たちが、あとの3.5億円を「現金で」分け合ったのだ。 この手品 (sleight of hand スライト・オブ・ハンド)を、私たちは気づいて、優れた頭脳で、さっと見抜くべきだと、私は、あの時、あそこに書いたのだ。
4億円とか8億円とかの大きなカネの話になると、普通の人たち(お庶民)は、実感で分からなくなる。ピンと来ない。 そこが、権力者たちの大衆操作の手口だ。
あの、昭恵が持って行って「主人からです」と籠池に「人払いしてから」渡した100万円の寄付金 というのは、内閣官房機密費(ないかくかんぼうきみつひ)から、領収書なし、で、持ち出されたお金だ。安倍晋三が、昭恵に、「明日、これを持てゆきなさい。(立派な愛国教育をやっている)籠池さんに渡しなさい」と、渡したものだ。昭恵の女官(秘書官)の谷さえこが、全部の準備はしただろうが。この内閣官房機密費の出入を管理している、菅義偉(すがよしひで)官房長官も、この事実を、よくよく、よーく、よーく、腹の底から知っている。
だから、あとは、「証拠はあるの? 証拠(書証、しょしょう)がないのなら、それなら、有罪にはならない。首相以下、全員、逃げ切れるよね」 「籠池も、大きなお金の動きのことは、上手にトボけて、隠したね。あいつうまくやったよ」となった。だから彼らは、今も居直りに、居直って、馬鹿でヨゴレのメディア(テレビ、新聞)も、「安倍内閣への支持率は、60%もある」と安倍を援護している。
ヨゴレまくっていても、それだからこそ、自分たちは日本の権力者、支配者の共同体なのだ、という、悪辣(あくらつ)な構えだ。
私、副島隆彦は、あの23日の籠池泰典(かごいけやすのり)の国会喚問での証人としての証言の後、ものすごく不愉快だった。だから、上記の文「 森友事件は終わった。誰も捕まらない。安倍政権が倒れて、昭恵と逃げる、だけのことだ。」を、急いで、重たい掲示板に、渾身の怒りを込めて、長文で書いた。
私が、冒頭で、「森友事件は終わった」と書いたことが、誤解を生んだようだ。「え、副島隆彦は、もう、事件の幕引き、収拾をしている自民党と官僚たちの味方なの?」という 誤解をする人が多く出たようだ。
そうではない。私の文を、よーく、読み直してご覧なさい。どれほど、副島隆彦が、先の先まで、大きくこの事件で露見した、この国の政治腐敗(保守政治家=官僚=土建屋の連合体)の、構造(すなわち、ずっと長年、やってきた)的な 政治金銭犯罪の罪業(ざいごう)の深さと、その全体像をえぐり出しているかを、はっきりと皆、分かるだろう。
みんな、この私の文を、もう一度、今、読み直して下さい。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/view/4857
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