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私は単独犯説をとる人である。
とはいっても何のことかわからないかもしれないが、つまり1963年11月のあの事件。テキサス州ダラスで現役の米国大統領ジョン・F・ケネディが射殺された背景・・・・に隠れた勢力による陰謀は一切ない、という考えを持っているということである。
アメリカではジミー・カーター政権時の70年代後半に政府見解の発表として「複数の犯人が結託した陰謀によるしわざ」であった可能性は否めないという結論に達しており、それからさらに時が流れた現在、「単独犯説」というのは実に少数の開明していない層の取り残された歴史観だという扱いになっている。
それでも私は単独説を曲げない。そしてこれからどれだけ時間が流れようとも、それを否定するだけの材料は絶対に出てこないという確信を持っている。しかし・・・・それだからといって、私は陰謀論というものすべてに否定的な所謂、陰謀論バスターではない。むしろ、陰謀というものは昔から色んなレベルで人界と取り巻いていることは認めているし、時には「ありえないこと肯定派」に加わることもあるのだ。
つまりは真実であることが大前提としたうえでの陰謀論、アンチ陰謀論に取り組む姿勢を変えないということである。
最近、見かけた陰謀論をレビューしてみる。
1.ドラルド・トランプ大統領「オバマは選挙中、トランプタワーを盗聴にかけていた」
本当だろうか。トランプはこれまでもメディアの嘘を糾弾し、メディアの代表を集めて説教するなど、これまでの権力者が好き放題にさせていた言論の自由による害悪を取り締まりだした。誰かがやらなくてはいけなかったことで意味は大きい。しかし、トランプはブルーカラーの世界の人間によくある「根拠より直観でべらんめえ」を押し通してしまう癖が見え隠れしてきたのも事実。たとえば選挙がヒラリー陣営に有利に結果改竄が行われていた、とか今回でいえばオバマまでが盗聴をしてまでトランプ台頭の邪魔だてをしていた・・・・そういう証拠があがっていないことでも断定的な調子で既成事実として訴え攻撃をしかける。
これは所謂ガセ陰謀論の類である可能性があると私はみている。トランプ支持にかわりないが、あまりに雑な態度でべらんめえをやめないと、落とし穴にはまることもでてくるかもしれない。
2. 副島隆彦「ISISを作ったのはカトリック教会のイエズス会」
副島隆彦は、陰謀論者そのものである。自分の学説を無理から通すためであれば情報をでっちあげ、論破されても耳をふさいで「ワタシは正しい」の題目を唱え続ける。大昔に彼が藤原紀香はK−1創始者の愛人だと強弁していたのを見て、よくも基本的な事情を知ることなく下らん噂を流す俗人だな、とあきれかえったことがあった。
最近、諸悪の根源は統一教会だとついに言い張って一線を越えた副島は、さらに電波を爆発させ自殺点を加算しながら、今年にはいって今度はまたおかしなことを言い出した。イラク・シリアを中心に活動するイスラム原理主義のテロ団体を生み出したのは、イエズス会だというのである。
発展途上地域の既存政府とゲリラ勢力の抗争を煽ることはCIAが戦後行った典型的な工作であるのは事実であり、ISISの成り立ちとてイラン・イラク戦争、アフガン侵略の背景が大きく影響したいわば「アメリカ企画」の歴史の継続だということはさほど真実から遠くない。しかし副島は世界レベルのインテリである俺様はそんな解釈では満足できないと意気込む。ローマカトリックという偽物の宗教が糸をひいている図式をあぶりださない限り、中東の情勢は理解に達しえないというのである。
根拠・・・・・見事に空白であることがこの人の喜劇性だろうか。今度はニーチェについて
新書を献上する予定なのだというが、おそらく頭の中はアンチキリスト一色に染まって分別が
つかなくなっているのだろう。私は阿修羅の拙スレで「ニーチェ哲学とキリスト教」の原理について完結な言葉で真実を暴いたので、他の研究者は挑戦者だとみなしている。後出しジャンケンはしない。
3.コシミズ独立党「福岡の夜、犬丸勝子とリチャード・コシミズは後援パーティーで癌に感染させられた」
もはや、人間の道理がそこにはないとちくるった陰謀論。
実際には証明されていない不正選挙をネタに国民の関心をあおり、自分が選挙にうってでた犬丸勝子は、同じオオカミ少年症候群の患者であるコシミズと支持者を介した接点があったらしい。それが福岡でのパーティー。そこで犬丸姉妹は体調を崩し、勝子氏は癌を発症。そしてコシミズは入院。なにしろ、外部からの攻撃により「癌」にさせせられたというのだからおだやかではない。
で、誰が犬丸勝子やコシミズを癌にしようとたくらんだのか。それが名古屋を本拠地にした覚せい剤中毒の「保険金殺人屋」の一味なのだそうだ。わざわざ福岡くんだりまでやってきて癌発生装置を使い襲ったのだと・・・・(絶句)。覚醒剤は一体どっちがやってるのか疑わしいが、この陰謀説にはあまりに常識的な欠格がありすぎだ。
一夜のコンタクトで人を癌に感染(?)させる方法があるとしたら、それは放射能しかないだろう。そんなもの名古屋から福岡まで新幹線にのっかって運ぶような律儀なシャブ中の工作員などおらんわ。また、本当に癌を作り出す技術というものがあったとして(チャベスなど中南米の指導者の中には本当に遠隔からの3年殺しを疑ってCIAやモサドに宣戦布告していた奇人がいた)、なんで犬丸勝子にはうまくいき、入院したコシミズはネット中毒および生活習慣病だったのか。支離滅裂である。
4.石原真理「ハリウッド映画にネタを提供しているのは自分の私生活」
山といえば川。「映画に私生活が使われている」といえば統合失調。
そういうことなので、そういう話題に触れるときには注意が必要。私は石原が完全な精神異常者だとは思わないものの、藤〇美〇子のように「統合失調でフェイドアウト」していく系旅行者の
持つ黄色いパスポートをポケットにしのばせている疑いは持っている。
てゆうか、石原真理をぐぐれば統合失調という言葉がだだっとかえってくるのはここ数年のお決まりである。
ハリウッド・・・・に限らずエンタメ・放送業界というのは泥棒と詐欺師の集まりであり、
使われている話をどう調達するかなどに倫理的、流儀的なきまりなどないに等しい。
ヒット映画の中に、誰かの私生活から盗んだネタがはいっていることは実際にあるのだ。
しかし、それだからといって、根拠らしいこともなく、「あれは自分、これも自分」とブログで言い出すとただの妄想症とみなされるだけである。最近の石原の言い分というのも、説得力のない実に曖昧な自己中心の思念の産物であるようにしか私には受け取れない。
「私も飛び降りたのだから、あなたも飛びなさい」とハリウッドのプロデューサーの
前でそらんじる機会があったら、その後の「タイタニック号」の台詞になっていた・・・・・
私は石原真理を完全な精神異常者だとは思わない・・・・これは単なる思い違い、間違いだ。
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