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フロリダで起こったゲイ向けのナイトクラブ乱射事件。100名を超える死傷者がたった一人のアフガニスタン人の手のよってもたらされ、犯行中に自ら警察に電話してISISとの共闘を宣言するなどドラマ仕立てな展開であった。
アメリカの有名陰謀論メディア人であるアレックス・ジョーンズは早々と偽旗だと断言。しかしよくよく聞いてみると、「イスラムテロが起こされる背景には、それを意図的に防ごうとしない欧米政府の方針がある」ということであり(華氏911でのマイケル・モアの言い分に似ているが)、具体的な政府機関などが企画・実行したでっちあげのテロだというわけではなさそうだ。
しかし、日本にはいつもながら、真犯人はイスラエルやスイスから指令を出すユダヤ人がからんだ陰謀ににあると証拠もなしに決めつけて発表する愉快なジャーナリストがいる。ベンジャミン・フルフォードである。この手の手合いをいちいち相手にしていると出世できなくなるので(手遅れか)無視することにしよう。
ついでに無視すべきは、ゲイクラブで虐殺を起こした犯人だろう。こんな奴を大手紙が全面に取り上げてロックスターのように祭り上げる必要などない。ネタに飢えたメディアが必要以上の注目をするから、また未来のない暇人によって別のテロやスキャンダルが招かれるのだ。
トランプはこれを機に、中東からの移民の制限や、イスラム原理主義者の排除というものを訴え、それに反対して報道の規制までしてきたリベラルを徹底的にたたき出した。
しかし、トランプはまだアメリカで本当に進行している市民戦争について理解していないようである。
市民戦争。そう、中東やロシアや極東にだけ戦場があるのではない。またアメリカ本土を訪問している中東のイスラム派閥によってのみ、アメリカが危機にさらされるのではない。アメリカに住むアメリカ人につきつけられた性別・年齢を問わない赤紙の裏に書いてある言葉が「市民戦争きたる」なのである。
その市民戦争で展開されるのは、北軍vs南軍でもなければカトリックvsプロテスタントでもない。資本家vs労働者でもなければトランプ(R)vsヒラリー(D)などでもない。そこにある最大の闘争点をずばりいうならば、白人と有色人種のアメリカ覇権をめぐる争いにある。
今回のフロリダの乱射事件を報道したウォールストリート・ジャーナルは犯人(アフガニスタン人)に関する詳細を記事にする以前より、黒人(被害者や部外者)の写真を出してくるなどまぎらわしい報道のしかたをして、大衆の意識を瞬間的・象徴的にイスラムというより黒人へ向けた。これは意図的なものである。その写真の一枚はすでに削除されている(←読者からの抗議かもしれない)。
2012年のジマ―マンによる黒人ティーン射殺が無罪になり、そして2014年の白人警官による黒人少年万引き犯の銃殺がやはり不起訴に終わり世界的に報道されたことで、年間に非武装の黒人が国家権力によって何百人も司法手続きを待たずして処刑される現象が浮き彫りになった。一体、いつの時代の話だと驚いている場合ではなく、これが戦争時代というものなのだ。
これまでは特殊部隊などを除いてはアメリカの警官が覆面をしているようなこともなかったのだが、今ではISISばりの覆面をした部隊がバンにのりこみ、黒人コミュニティーを警邏しては不審者などを取り押さえる風景がまるで実地訓練のように行われている。
トランプがわめくまでもなく、国家権力はとっくに人権蹂躙の取締りを強化する段階にはいっている。メディアはそれを隠蔽しあくまで平和的な身だしなみを通そうとしているのかというと、決してそうとはいえないのだ。芸能ニュースはキム・カーダシアンを中心にまわっているといっても過言でないくらいカーダシアン一家がセレブの代表のような扱いをうけているが、そのカーダシアンが黒人フェチであり、現在も黒人の再婚相手と話題を提供しつづけることは、これからの内政の展開からして大きな意味を持つことになるだろう。来年にはキム・カーダシアンの父親が弁護して殺人罪を免れたOJシンプソン(白人を襲った黒人犯罪者の象徴的存在)が出所することが予期されているが、これまた浦島太郎のように人種戦争におののいてはムショに還りたがるかもしれない。
対イスラムのように見えた戦争は郷土に飛び火して、今度は白人vs有色人種になびきつつある。イスラムとアメリカの黒人を結びつけた運動の一端を担ったモハメド・アリの死去も手伝って選挙前のムードは一気に市民戦争へ滑走路を下っていくようだ。
オバマ大統領は先月一般人との質疑応答において少しひっかかる回答をしている。公立大学で働く先生に対して「昔は安価で高い教育を受けられる素晴らしい公立学校の制度があったが、学費がとんでもない値上がりをして大変なことになっている。その原因になっているのが、刑務所の運営にかかる費用なんです」と。早い話、刑務所に長期滞在するような人間が社会のネックになっている、言い換えれば黒人が悪いといっているようなものである。本当は刑務所なんぞに入れずに殺すか国外に追いやりたいというのが国家権力の本音だろう。
ノーマン・ジューイソン監督のアメリカ映画【....And justice for all】の悪裁判官を彷彿とさせるような話だ。「悪い奴にはもうあきあきして排除したくなる・・・・・弁護なんかに値しねえんだよこいつらは」そういうムードにアメリカ全体が移行していく。そしてアル・パチーノ扮する主人公は「悪いのは権力者のほうだ」といって映画ではマイノリティーや冤罪被害者の味方をして発奮するのだが・・・・・・現実はもう泣き言を認めず本気で生きないことを有罪とするのである。
最期に、私のいう市民戦争というものが拡大することを占う一つの予言をしておこう。
このうちの誰かが不審な死を遂げるかもしれない。
1.カーダシアン家の人間(キムとは限らない)。
2.スティービー・ワンダー(黒い歌手)
3.ジョン・ジョーンズ(黒いファイター)
4.カール・ルイス(黒い競技者)
5.田代まさし(黒い写真家)
最近の国民的黒人第一号ビル・コスビー(コメディアン)の叩かれかたからして、彼がポアにもってかれることも考えたが、コスビーはすでに社会生命に致命傷を受けており、しかも白人的なモラルを否定することは絶対しないのでセーフだろう。まあ彼らには何も起こらない可能性のほうが高いし、それ以前に私がいなくなることもありえる。
市民戦争はすでにはじまっており、たとえば中国が悪者役を買って出てアメリカ全体がまとまって中国戦に乗り出すような奇跡が起こらない限り、もしくは黒人達がヒップホップなどださい堕落した文化を捨てて出木杉君デビューを(無理じゃ!)して足を引っ張らないように努力するようなことがない限り、必ず1992年のLA暴動を超える規模の対立が待っている。日本人をはじめとする東洋人も蝙蝠のままでいることはできず、どうすべきかを決断するところまできている(アメリカ育ちの日本人などChink=チャンコロというレッテルに子供の頃から甘んじて日本人と中国人の違いがわからない者ばかりであり、こいつらに日本の精神を期待するのは無理である)。
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