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20日、中国の習近平国家主席はフィリピンのドゥテルテ大統領と北京で会談し、両国が全面的な関係改善に向けて取り組むことで合意した。写真はドゥテルテ大統領の歓迎式典。
中国・習主席がドゥテルテ大統領と会談、「すぐに解決できない問題は棚上げも」―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a153182.html
2016年10月20日(木) 17時30分
2016年10月20日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席はフィリピンのドゥテルテ大統領と北京で会談し、両国が全面的な関係改善に向けて取り組むことで合意した。澎湃新聞が伝えた。
習主席は「中国とフィリピンはともに発展途上国で、団結、互助、協力、発展はわれわれの共同の目標だ」と指摘し、中国はフィリピンとの関係を高度に重視しているなどとした上で南シナ海問題に言及、「両国は国交樹立以来、大部分の時間において2国間対話により意見の食い違いを適切にコントロールしてきた。これは2国間関係の安定した発展を確保する上での重要な共通認識だ。友好的な話し合いを堅持する限り、すべての問題において率直な意見交換ができる。食い違いをコントロールし、協力について話し合い、すぐの合意が難しい問題は棚上げできる」と強調した。
さらに、鉄道や港湾などフィリピンのインフラ整備に参加したい考えやフィリピンの進める犯罪対策を支持する考えを表明。中国企業による投資の拡大や中国人観光客の送り出しを後押しする方針も示した。
一方、ドゥテルテ大統領は「中国は偉大な国であり、両国の長年にわたる友好は揺らぐことがない」と指摘、「両国関係の全面的な改善、発展につながる歴史的な会談」と述べ、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について「フィリピン経済の発展により大きな役割を果たしてほしい」と発言した。
会談後、両首脳の前で貿易、投資、エネルギー、農業、観光など13分野にわたる文書への調印が行われた。(翻訳・編集/野谷)
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