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12日、中国新聞網は、日本で炊飯器を購入した際に陥るリスクについて紹介する記事を掲載した。写真は中国の炊飯器修理店。
日本旅行で購入した家電に思わぬ落とし穴―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a152558.html
2016年10月14日(金) 10時40分
2016年10月12日、中国新聞網は、日本で炊飯器を購入した際に陥るリスクについて紹介する記事を掲載した。
国慶節(建国記念日)の連休には、日本にも多くの中国人観光客が訪れた。“爆買い”は落ち着いたと言われるものの、依然として炊飯器や温水洗浄便座などの日本製家電を購入して帰国する観光客もいる。
鄭(ジョン)さんも、日本旅行の際に日本製の炊飯器を購入して帰国した。ところが、自宅でコンセントにつないでもまったく動かなかった。日本語がわかる友人に説明書を見てもらったところ、電圧の違い(中国は220V)が問題だったことがわかった。コンセントを差した瞬間に、炊飯器が焼けてしまったようだ。鄭さんは同メーカーの加盟店に修理を依頼したが、担当者は「海外で販売されているものと国内で販売されているものでは部品が一部異なるため、国内で販売されたものしか修理できない」と話したそうだ。
呉(ウー)さんは、昨年、日本で温水洗浄便座を購入したが、1年使用した後にノズルが水あかで詰まってしまった。修理業者を呼んでみてもらうと、呉さんが住んでいる地域の水質がやや硬いため、多くの地域が軟水である日本で販売されている製品を使用すると、ノズルが詰まりやすくなることがわかったという。
一部のメーカーでは、海外でもアフターサービスを行っているところもあるが、購入者は出入国の照明やレシートなど正規品であることを証明する資料が必要になるなど手続きが煩雑になる。製品の問題ではない場合は修理費のほかに部品代や往復の送料を負担しなければならない上、少なくとも数カ月の時間を要することが多い。国内の修理業者に頼んでも設計がわからず、部品も手に入らない状況では難しいという。
こうした問題が増えるにつれ、ネット上では海外で購入した家電の修理を請け負う業者が続々と現れている。記事によると、日本の某メーカーの炊飯器を取り扱う業者は300以上あり、最も取引の多いところは1カ月に71件受注しているそうで、多くがコンセントの電圧の違いによる故障や、ディスプレイが光らないといった内容だという。
さらに、海外で販売されている製品には、中国人がほとんど使用しない特殊な機能が付いていることもある。劉(リウ)さんによると、韓国を旅行した際に韓流ドラマで見た冷蔵庫が気に入ったものの、話を聞くと、その冷蔵庫はキムチを保存するために特別に設計されたもので、キムチ保存に適した間隔に仕切られ、発酵を促したり、臭いをとるためのろ過機能があったりするが、自分ではまったく使わない機能だったという。
記事は、海外で家電を購入する場合は、機能や使用環境、アフターサービスなどをきちんと確認するよう呼びかけている。(翻訳・編集/北田)
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