日刊スゴい人

【小林　純子】東京タワーや東京駅など200以上の公共施設のトイレの設計を手掛けるスゴい建築家！
http://sugoihito.or.jp/2014/06/8448/（抜粋）

●今までにおこなったトイレの設計は東京タワー、東京駅、松坂屋、京王百貨店など、数多くの実績を持つ本日登場のスゴい人。
トイレの設計は、今まで専門に扱っている建築士はほとんどおらず、設計の世界でも新人の仕事と軽視されていた。
● しかし、誰もが何度も繰り返して利用するからこそ実は、施設の設計の中でも大切な部分であると彼女は言う。
誰もやっていない分野を追求することとは？
日本一、トイレの設計を手がけるスゴい人の大事にしている考え方から学ぼう！
● さあ・・・有限会社設計事務所ゴンドラ代表　小林純子様の登場です！

「誰もやっていないから私でも出来た」

就職活動という社会への扉を開く時、ふと考えたのです。
“みんなが進む分野と同じ分野に行っては圧倒的な努力がないと勝てない”
そこで当時、女性の進出がすごく遅れている業界に絞ってみたところ、建築家の世界が目に留まりました。
男性社会だからこそ、女性の視点で建築や設計の提案ができないか？
そう思って飛び込んでみたものの、それからは毎日が戦いでした。

（以下略）

産学官の道しるべ

産学官ジャーナル
2011年4月号
特集●　−　イノベーションシステムに欠けているもの社会的課題解決と研究者の役割

橋本 和仁
（はしもと・かずひと）
東京大学大学院　工学系研究科
応用化学専攻　教授
https://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2011/04/articles/1104-03-2/1104-03-2_article.html（抜粋）

（略）

◆ 酸化チタン光触媒

ここで、「社会に、産業界に貢献できる研究は実は基礎研究を志す人にとってもとても魅力的で面白い」ということを、自分自身の経験から述べたいと思います。　私は理学部の出身です。しかも前日本学士院院長の長倉三郎先生の弟子で、ある意味で極めて正統的な理学部教育を受けてきたといってよいと思います。途中いろいろな経緯があったのですが、たまたま工学部の藤嶋昭先生の研究室に2 年間の任期付き講師で呼ばれました。1989 年のことです。「せっかく『本多・藤嶋効果』の本家本元の研究室に来られたのだから、何とか酸化チタンを使った仕事をしてみたい」などと思っていました。

●ある時、まったくの思いつきですが、「トイレに酸化チタン光触媒を塗ったら、きれいに保てるのではないか」との考えが浮かびました。今も大学のトイレは決してきれいとは言えませんが、当時は今とは比べようもなく汚いトイレだったのです。ある意味、生きる知恵みたいなものです。もちろん学問的に意味のある研究にはならないと思っていましたが、ほとんどジョークで藤嶋先生に「便器に光触媒をコーティングしてみては」と提案したら、「それは面白いね」と言われたのです。「それでは」と、もう遊び気分だけでTOTO 株式会社の研究者に電話をして話してみました。すると、「面白いかもしれないので、一度会って話をしましょう」と。

●しかし、現在では考えられないことですが、当時は東大において、産業界が興味を持つような研究をするということはなんとなく後ろめたい雰囲気でした。ですからTOTO の人には土曜日に大学に来てもらい、隠れてミーティングしたように記憶しています。それを契機に共同研究を（遊び気分で）やっていたのですが、どんどん展開していきました。

（略）

◆ いろいろな人と共同研究

その後、産業界の人を中心に、いろいろな人と共同研究をしました。彼らとのディスカッションではとても学ぶことが多かったです。また、意外なことに私自身も応用展開に関していろいろなアイデアが出てくるのです。

●われわれの成果はすでに実際に使われており、世界で1,000 億円以上の市場となっていると推定しています。

（以下略）

一級建築士事務所ゴンド○
http://www.gondola-archi.com/

いや、待てよ・・
男専用トイレって、今時は隣との間に高いスクリーンが必要だよね？
どこかのトイレにはあったらしいが。
隣にどんな人が立つかわからんちゅーのに。
小林さん、そのへんも考えてみてくり。