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筆者の乗った旅客機が関西国際空港に到着した際、非常に多くのツアーが同じ時間帯に着いたため、入国審査や税関などの入国手続きに1時間ほどかかった。
「実質的価値」のない日本人の行動が、最も忘れられない想い出となった―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a149847.html
2016年9月13日(火) 8時40分
筆者の乗った旅客機が関西国際空港に到着した際、非常に多くのツアーが同じ時間帯に着いたため、入国審査や税関などの入国手続きに1時間ほどかかった。手荷物受取回転台から乗客の手荷物が次から次へと出てくる状況で、もし係員がいない場合、他人の手荷物と間違えるケースは生じないのだろうか?と心配になった。瞭望東方週刊が伝えた。
荷物受取エリアに辿りついたとき、空港係員がすでに乗客の手荷物を回転台からピックアップし、スーツケースの色別にきちんと並べてられていたのを見てホッとした。整列した「荷物のレインボー」に、思わず心が温かくなった。また、帰国のとき、航空機が滑走路を走りだした際に、窓を通して地上係員が両脚を揃え、姿勢よく立っており、私たち乗客にむかって、お互いが見えなくなるまで、いつまでも手を振り続けていた。
このような彼らの行き届いた行為には、「実質的価値」はないかもしれないが、日本訪問中の最初と最後に筆者が経験した、最も忘れられない想い出となった。
空港からホテルまでの交通機関は、電車を利用した。南海線からJR線に乗り換え、さらにもう1回乗り換えてようやくホテルに到着したが、全く疲れは感じなかった。昇降用エレベーターはほぼ全ての駅にあり、常に扉は開いていた。上海の多くの地下鉄駅のエレベーターのように、まずボタンなどを押して係員が来るのを待ち、やっと乗り込めるのとは違う。時間とエネルギーの節約になるひとつの好例だ。
日本語が分からない外国人観光客にとって、電車の切符を買うのはある意味「チャレンジ」だ。大阪の地下鉄路線は非常に多く、現地の人でさえも、正しく切符を買うのは難しい。もし切符を買い間違えた時は?そんな時には、驚くなかれ、「精算機」というハイテク製品の出番となる。
電車改札口付近に設置されたこの「小さなモンスター」は、乗客が「乗り越した」場合でも、「実際の利用料金より高い切符を買った」場合でも、迅速に対応してくれる。乗車時に購入した切符を精算機に挿入すると、わずか1秒で、乗り越し料金あるいは払い過ぎた料金を提示してくれる。精算後、機械から出てくる新しい切符で出札できる。
ということは、乗客は、乗車時に最低金額の切符を買って乗れば、何度乗り換えても、どこまで行こうとも、下車時に精算機で精算するだけでOKだ。ややこしい計算は一切不要、まさに便利この上ない。
大阪市営地下鉄の切符のサイズは、筆者が今まで見た中で最も小さく、せいぜい小指2本の大きさだが、そこにはあらゆる役に立つ情報が印字されている。また、リサイクル可能な再生紙が使われている。ここからも、日本人には環境保護意識が骨の髄まで浸み込んでいることが分かり、ただ感嘆するほかない。
バスに関することだが、通常、市内・郊外にはバスが走っており、バスは後部ドアから乗車して前から降りる。バス停留所には約20度の傾斜が設けられており、乗客が乗車・降車しやすくなっている。特に、脚の不自由な人に対する配慮は完璧なまでに行き届いている。車いす用スロープ対応バス(ノンステップバス)の場合、ゆっくりと時間を取って、緩勾配のスロープが用意され、乗客が車椅子で乗車した後、再びスロープは水平に戻る。
当然のことながら、上海の場合、乗客も運転手も時間に急かされているため、このような時間を取ることなどあり得ない。バス乗車代金の支払いは、下車する時に、硬貨で払うことになっている。硬貨の手持ちがない時は、バス前方に1000円札両替機が設置されており、1000円札を入れると、硬貨が出てくる。硬貨に両替した後、運賃箱に乗車代金を投入する。「ご乗車ありがとうございました」という運転手の声を聴きながら、乗車する。
「この運転手さんは、いったい、1日に何度『ありがとうございます』を言うのだろうか?」と、筆者は思わず心配になった。「微差が大差に変わる」と、よく言われる。上海も、中国国内で、最も行き届いたサービスが受けられる都市のひとつだと言われているが、こうやって日本の都市と比べると、まだまだ両者の差は大きい。つまるところ、サービスに対する意識は、「真心が込められているか否か」「他者にとっての利便性や尊厳を重視しているか否か」によって、大きく左右される。(提供/人民網日本語版・編集KM)
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