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23日、東京では2020年の五輪に向け都内の道路標識に英語表記を追加するなど外国人に優しい取り組みを進めているが、中国の上海は違った対策を計画しているという。写真は上海。
東京のような都市になりたい中国の上海市=ただ、東京と真逆の取り組みに独メディアが苦言
http://www.recordchina.co.jp/a135797.html
2016年8月25日(木) 20時10分
2016年8月23日、東京では2020年の五輪に向け都内の道路標識に英語表記を追加するなど外国人に優しい取り組みを進めているが、中国の上海は違った対策を計画しているという。環球時報が伝えた。
中国の道路標識では漢字表記のほか、読み方をローマ字で表記しているが、中国語が分からない外国人にとってはあまり意味がないとの指摘もある。日本でも同様のケースがあり、東京は五輪に向け「読み方のローマ字表記」ではなく、英語に翻訳した表記を掲載するよう準備を進めている。
一方、上海市政府は40年までに同市をニューヨークやロンドン、東京のような世界的な都市に成長させたいとしており、「上海に住む外国人が中国語を習得していないと生活が困難。また、(ローマ字表記を削除することで)運転手にプラスとなる」とし、ローマ字表記を削除し漢字のみの表記にする計画があると独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙が報じた。
一部観光地や商業区、交通の中心地区ではこれまで通りローマ字表記を継続して記載する予定だが、上海市の計画に独紙は、「中国語が理解できない外国人にとっては問題となる。実際、現状でも外国人が上海の標識を理解するのは苦労する。多くのタクシー運転手は英語が不慣れで、地下鉄でも中国語とローマ字表記が基本だ」と計画が実施されれば上海に訪れる外国人にとって一層不便になると苦言を呈した。(翻訳・編集/内山)
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