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(回答先: 14年の全人代でも習近平は李克強に「おまえとは格が違う」と言いたげ…、と中澤克二〜今回の全人代での態度もその延長だったか 投稿者 仁王像 日時 2016 年 3 月 17 日 20:04:52)
第9章 後継者は俺が決める
1.「腐敗親王」は誰だー北京でささやかれる次の「大虎」
共産党中央規律検査委員会が2015.2.25に発表した文章は、「清朝の“裸官”慶親王の作風問題」。
「慶親王は、曽慶紅を指す」、とインターネット上に出回った。76歳になった曽慶紅は、…国家副主席を務めた大物である。江沢民の懐刀として権勢をほしいままにし、実質的に上海閥を仕切っていた。
曽慶紅を指す「証拠」として注目される動きが直後にあった。批判文を発表した3日後、中央規律検査委は、大手国有企業の中国海洋石油に特別監査チームを送り、二か月間も厳しい調査をしていたのだ。
曽慶紅は中国海洋石油の出身で石油閥の重鎮。中国の幹部の多くが、曽と同社との深い関係や利権を知る。
問題は曽慶紅と、習近平が摘発した周永康の関係だ。曽は後輩の盟友、周を最高指導部メンバーに引き上げた張本人である。曽は、習近平の恩人でもある。習を見いだし、江沢民に紹介した人物なのだ。しかし、曽はその特別の立場にあぐらをかいていた(習サイドは数回、曽一族に明確に警告したが、無視された)。…
習にとっては、曽やその一族に直接手を下さなくても、一連の圧力を加えるだけで、目的を達成することができる。要は、次期党大会人事で、江沢民や曽らの動きを封じればよいのだ。同時に自らの指導原理を確立する。政治情勢は常に流動的だ。今後、2年間、何が起きるかわからない。
7.周永康ショックは前哨戦―7人中5人引退
≪皇太子を決めるのは俺だ≫
反腐敗の嵐は全てを変えた。習は、いつでも政敵を摘発できる体制を固めたことで全権を手にしつつある。
「後継者を決めるのは俺だ。これまでの下馬評など知らない」
習はこう考えている。自らの反腐敗運動で多くの要人、幹部、党員を監獄に送り込んだ以上、かなり深い恨みも買っている。
「まず、寝首をかかない人物を登用するのが最優先だ」
党幹部はささやく。
【出典】同前
(本書のアマゾン書評)
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