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8日、中国・遼寧省大連市で、昏睡(こんすい)状態だった恋人を治療するため20万元を背負った男性がメディアに取り上げられ美談として多くの人に感動を与えたが、目を覚ました恋人の女性から真実が語られ、警察が調査を開始した。資料写真。
借金してまで昏睡の恋人を治療する男性=美談として感動を呼んだが、目を覚ました女性が恐ろしい事実を語る―中国
http://www.recordchina.co.jp/a130636.html
2016年3月8日(火) 12時30分
2016年3月8日、中国・遼寧省大連市で、昏睡(こんすい)状態だった恋人を治療するため20万元(約350万円)を背負った男性がメディアに取り上げられ美談として多くの人に感動を与えたが、目を覚ました恋人の女性から真実が語られ、警察が調査を開始した。北京青年報が伝えた。
14年9月、同市で恋人とパン屋を経営する女性は「店内で転倒した」として病院に運ばれた。女性は昏睡し一時植物状態になるほどの重症だったため家族は疑義を抱いたが、恋人の男性は「床が異常に滑っていたから」と説明した。入院を続ける女性を男性がかいがいしく世話する姿が地元メディアによって伝えられ、多くの人が男性を称え、募金をした。ところが、女性が目覚めたことにより男性の本性が明らかとなった。
女性はいまだ寝たきりの状態だが話すことはできるようになり、目を覚ました15年4月に男性から暴力を受けていた事実を語った。女性によると、当時女性がパンの調理に失敗し、それに怒った男性が麺棒で女性の後頭部を殴打した。女性はこのほかにも、「携帯に夢中で相手にしなかった」や「客にお釣りを多く渡した」などの理由で男性からたびたび暴力を受けていた。
男性は、女性が転院した15年3月以降連絡がつかなくなり、男性の母親も「治療費のために何度もお金を借りるよう求められた。ついにお金を借りる先がなくなり、息子とは連絡がつかなくなった」と語っている。
大連市の警察当局は7日、この案件についてすでに調査を開始しているが、男性と連絡がつかず詳細を把握できないため進展はみられていないと述べている。警察は現在男性の行方を追っている。(翻訳・編集/内山)
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