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8日、中国甘粛省にある長城が悲惨な姿になっているとの報道が出たことを受け、地元当局が「重視はしているが保護のための費用が…」と資金的に苦しい状況にあることを訴えている。写真は北京市にある長城。
国宝級の長城が放牧の囲いに!地元当局「重視はしているが費用が…」と苦しい胸の内―中国
http://www.recordchina.co.jp/a163251.html
2017年2月10日(金) 7時10分
2017年2月8日、中国新聞網によると、中国甘粛省にある長城が悲惨な姿になっているとの報道が出たことを受け、地元当局が「重視はしているが保護のための費用が…」と資金的に苦しい状況にあることを訴えている。
中国ではこの日、「甘粛省にある“国宝級”の長城が周囲の田畑に侵食され、放牧のための囲いになっている」とのニュースが注目を浴びた。この長城は1599年に建造されたもので、材料は黄土。2006年5月には「全国重点文物保護単位」に指定されている。
地元の景秦県は今回の報道に対し、「さまざまな方法で保護に取り組んできたが、分布範囲は広く、自然条件も悪い。さらに保護には大量の人出と資金を要する」と説明しており、地元の力だけでは資金に限りがあるとして社会に協力を呼び掛けた。このほか、570万元(約9300万円)を投じる修復作業を年内に始めたい考えを示している。
記事によると、甘粛省に残っている長城の長さは全国2位の約3600キロメートルだ。ただ、洪水などの自然的な原因に加え、近年は鉄道や道路建設などの影響による損壊危機に直面しているという。(翻訳・編集/野谷)
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