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18日、日本を訪れた中国人観光客が、旅の途中で感じた「哀愁」を旅日記につづっている。資料写真。
<中国人観光客が見た日本>空港、ホテル、レストラン…、働く日本人を見て心に哀愁が漂った
http://www.recordchina.co.jp/a161375.html
2017年1月28日(土) 12時30分
2017年1月18日、日本を訪れた中国人観光客が、旅の途中で感じた「哀愁」を旅日記につづっている。
中国を出発する前、私は訪日経験のある人に「日本はどんな感じ?」と聞いてみた。全員から返って来た言葉は「清潔」。私が日本到着時の空港ロビーで最初に注目したのは若い清掃担当者が手に掃除機を持って階段のほこりをきれいにしている姿だったし、その後もさまざまな場面でそれぞれのやり方で掃除をしている光景を目にした。人や場所、使う道具も異なるが、唯一共通していたのは全員が作業に集中し、根気よく続けていたことだ。
ホテルのフロント責任者は中年の男性だった。痩せていて雰囲気は上品、耳の辺りは白髪交じり。この男性は新入社員のように姿勢を正して自身の持ち場に立っていた。真摯で端正…、この年代の人によく見られる狡猾さやだらしなさを少しも感じなかった。いつであろうと、どこであろうと、自分の仕事を大切にしている人を見ると尊敬の念を抱いてしまう。なぜならそこにはプライドと慎みが含まれているからだ。
レストランにいた若いウエイトレスはかなり奇抜な髪形をしていた。一見、流行に乗っているように見えたが、言葉遣いや仕草は穏やかで礼儀正しい。私はこれを「教養」とは呼べないと思った。なぜなら、教えを必要とするものではなく、血や人と人との呼吸によって代々伝えられてきたものだからだ。こういう気質があって初めて、古い建物や自然の風景に生命と魂が生まれる。かつての中国から習得したものだが、われわれはどうだろう?われわれは化粧品、炊飯器、便座を買い込んで帰るが、日本が持つ本当に価値あるものを学んで帰国していただろうか。このことを考えるたび、心の中にはうっすらとした哀愁が漂う。(翻訳・編集/野谷)
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