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2016年の中国の出来事を振り返る「中国10大ニュース」。今回は中国・杭州で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議を取り上げる。資料写真。
<2016年中国10大ニュース(4)>中国初開催、杭州でG20サミット、1年5カ月ぶりの日中首脳会談も
http://www.recordchina.co.jp/a158333.html
2016年12月30日(金) 9時50分
2016年に中国で起きた大きな出来事、話題となったニュースを10回にわたって振り返る。今回取り上げるのは、中国・杭州で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議。
中国初開催となるG20首脳会議が9月4、5の両日、浙江省杭州市で開かれた。王毅(ワン・イー)外相は日本が議長国を務めた主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)開幕日の5月26日、G20首脳会議まで27日で100日に迫ったとして会見を行い、「G20は先進国と途上国が対等な立場で同じテーブルを囲み、平等に協議して決める場であり、時代の発展の潮流に合致している」と強調。現地では警備体制強化に加え、地元政府が街の景観対策に躍起になる様子が報じられた。
中国が掲げた杭州サミットのテーマは、「創造的」(Innovative)、「活力ある」(Invigorated)、「連結された」(Interconnected)、「包摂的」(Inclusive)だ。会合にはG20の指導者のほか、7つの国際組織の代表、招待国8カ国の指導者も参加し、採択された首脳声明には政策協調の強化、成長のための新たな道の開拓、より効果的で効率的なグローバルな経済・金融ガバナンスなどが盛り込まれ、鉄鋼やその他産業の過剰生産能力について「世界的な課題」とする記載も含まれた。中国外交部の報道官は閉幕翌日の定例記者会見で「予定の目標を達成した」と評価、具体的な成果として、初めて国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」について行動計画を制定したこと、気候変動対策の新たな枠組みである「パリ協定」の早期発効をリードする役割を果たしたことなどを挙げた。
また、サミットに合わせて5日夜に開かれた安倍晋三首相と習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談も注目を集めた。両首脳の会談は1年5カ月ぶり。約35分にわたって行われた会談の冒頭、習主席は日中関係について「1日も早く正常な発展の軌道に戻すよう努力しなければならない」と語り、安倍首相は「日中間に課題があるからこそ対話を積み重ね、『戦略的互恵関係』の考え方に立ち、大局的な観点から、安定的な友好関係を築いていきたい」と応じた。(編集/野谷)
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