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「トランプ氏と蔡総統の電話会談について」(フォーカス台湾・中央放送局・人民網・『ロシア政治経済ジャーナル』)
http://www.asyura2.com/16/china10/msg/432.html
投稿者 無段活用 日時 2016 年 12 月 06 日 21:13:50: 2iUYbJALJ4TtU lrOSaYqIl3A
 




(フォーカス台湾)
http://japan.cna.com.tw/news/afav/201612030003.aspx


蔡総統、トランプ氏と電話会談 関係強化に期待 断交後初/台湾


【政治】 2016/12/03 13:23



右側の写真=中新社提供


(ワシントン 3日 中央社)蔡英文総統は2日、トランプ米次期大統領と電話会談を行った。トランプ氏の政権移行チームが明らかにした。米大統領や次期大統領との電話会談が公になるのは、1979年に同国が中華民国(台湾)と断交して以来初めて。

総統府の発表によれば、2人は10分余りの会談で経済発展の促進や安全保障、アジア地域の情勢などについて意見を交換。蔡総統は協力関係の強化に期待を示したという。

トランプ氏は同日、ツイッターで蔡総統を「台湾の総統」と呼んだ上で、「当選を祝うため、私に電話をくれた」と感謝を示している。同氏は「私に電話した」の部分を大文字で強調した。

また、今回の電話会談が、米国の「一つの中国」政策や地域の平和と安定に影響する可能性を米主要メディアが指摘していることについては、「米国は数十億米ドルの軍備を台湾に売却しているのに、祝いの電話に出るべきではないとは興味深い」と皮肉った。

米国は断交以来「一つの中国」政策を堅持し、総統など政治家との接触を控えてきた一方、台湾関係法に基づいて非公式に関係を維持、武器売却などを続けている。

政権移行チームによると、トランプ氏はこの日、アフガニスタンのガニ大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相とも電話で会談した。


(鄭崇生、呂欣ケイ、廖漢原/編集:杉野浩司)



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(中央放送局・台湾)
http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=59050


台湾、総統・トランプ会談は米善意の表れ


2016-12-05



日本でも大きな扱い
蔡・総統とトランプ米次期大統領との電話会談が日本の日本放送協会(NHK)などの大手メディアも大きく報道している。(写真:CNA)



国家安全局(国安局)が、蔡英文・総統とトランプ米次期大統領との電話会談は米国側の善意の表れだとしている。

蔡・総統は2日深夜、ドナルド・トランプ米次期大統領と電話会談を行った。中華民国台湾の国家元首が米の政治のトップと会談を行ったのは1979年両国の国交断絶後初めてのことであったため、台湾のみならず、世界各国でも大きな注目を集めている。

国家安全局の周美伍・副局長は5日、立法院で立法委員の質疑に答え、「中華民国と米国との国交が1979年に断絶して以来初めてのことで、いい始まりだと言える。それを米国からの善意と見なしてもいい。今後の両国関係についてはわれわれは慎重ながら楽観的な見方を持っている。」と説明した。

一部の外国のメディアは蔡・総統とトランプ氏の電話会談により台湾と中国大陸の間で緊張が高まる可能性を報じている。これについて国防部の李喜明・副部長は、台米間の良好な関係の維持は安定な両岸関係の維持と同様に重要で衝突が起こり、または矛盾が生じるとは限らないとの見方を示した。

一方、行政院大陸委員会の張小月・主任委員は、蔡・総統とトランプ氏の電話会談についても見解を示した。張・主任委員は、「それは挑発的な行為ではない。中国大陸が平常心を持って冷静に立ち向かうことを期待している。国家安全会議が全てを把握していると思う。今後もその影響を注視していく。」と述べた。

張・主任委員は、中華民国政府は両岸関係を非常に重視している。蔡・総統は中国大陸との対抗という古い道に戻ることはないと再三強調している。そして第三者と手を組んで相手を攻撃することもしないと明言した。特にこの二者は世界で一と二を争う大きなエコノミだから。」と政府の立場を説明した。



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(人民網日本語版)
http://j.people.com.cn/n3/2016/1205/c94474-9150733.html


王毅外交部長、トランプ氏と蔡英文氏の電話会談について


人民網日本語版 2016年12月05日09:57


王毅外交部長(外相)は3日、国際情勢と中国の外交政策シンポジウム2016に出席した後、米次期大統領のトランプ氏と台湾地区指導者の蔡英文氏の電話会談に関する質問に「台湾側の小細工に過ぎず、国際社会にすでに形成された『1つの中国』という構図を変える事は全くできない」と表明した。新華網が伝えた。

王部長は「米政府が長年堅持してきた『1つの中国』政策が変わることもないと考える。『1つの中国』原則は中米関係の健全な発展の礎であり、われわれはこの政治的基礎がいかなる妨害や破壊を受けることも望まない」と述べた。(編集NA)


「人民網日本語版」2016年12月5日



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(メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』)[一部のみ抜粋]
http://archives.mag2.com/0000012950/20161206000000000.html


RPE Journal==============================================



       ロシア政治経済ジャーナル No.1475


               2016/12/6


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トランプが中国を激怒させています。


詳細は、【本文】で!↓


★なぜトランプと台湾総統の電話会談で、習近平は憤怒するの???


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


トランプさんが、中国を、激しく挑発しています。

なんと台湾総統と電話会談した。



<トランプ氏・蔡氏>米中関係の緊張必至…断交後初の協議


毎日新聞 12/3(土) 22:28配信


【ワシントン会川晴之、台北・鈴木玲子、北京・石原聖】トランプ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総統と電話協議し、安全保障などの「緊密な結びつき」を確認した。政権移行チームが発表した。>



それにしても、トランプさんと蔡英文総統が電話で話すと、なぜ中国は激怒するのでしょうか?


<中国は台湾を主権国家とは認めておらず、台湾を中国の一部と主張する「一つの中国」原則の順守を米国に求めてきた。

トランプ氏が台湾独立志向の強い民進党の蔡氏と安全保障問題を協議したことで米中関係の緊張は必至だ。

米メディアによると、就任前を含めて米大統領が台湾総統と電話で協議したことが公になったのは、米台が国交を断絶した1979年以降では初めて。>
(同上)


アメリカ大統領が台湾総統と電話で協議したのは、国交が断絶した1979年以降、初めて!

37年ぶりということで、トランプさんの行動は、「革命的」だったことがわかります。

理解が進むよう、少し歴史を振り返っておきましょう。



1945年、第2次世界大戦が終わりました。

しかし、中国で戦いは終わらず。

国民党と共産党の内戦が激化していった。

1949年10月、共産党は「中華人民共和国」を建国。

1949年12月、国民党は台湾に逃げます。

こうして、中華人民共和国と中華民国(台湾)、二つの政権が、併存することになりました。

しかし、いわゆる中国大陸を支配しているのは、共産党の中華人民共和国。

さて、2次大戦の結果、ほとんど無傷で唯一の超大国になったアメリカ。

栄華は長くつづきませんでした。

ライバル・ソ連が、急成長してきた。



ソ連は、1949年には、はやくも原爆実験に成功。

1955年、今度は水爆実験に成功。

1957年、世界で初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功。

1961年には、世界で初の有人宇宙飛行に成功。

こうした流れを見ると、「昇るソ連、沈むアメリカ」という感じだった。

1969年、大統領になったニクソンは、「ソ連に勝つために、中国と組むべきだよな〜〜〜」と考えた。

一方、強大化するソ連は、中国にとっても大いなる脅威になってきました。

1969年、中国とソ連の軍事衝突があり、両国とも「核兵器使用」を真剣に検討していた。

こういう流れがあって、米中は、和解することになったのです。

米中和解の「トバッチリ」をくらったのが台湾。

アメリカは、中国と組むために、台湾を捨てたのです。

1972年2月、訪中したニクソンは、「台湾に関する5原則」を提示しました。


<1. 中華人民共和国を唯一正当の政府として認め台湾の地位は未定であることは今後表明しない

2. 台湾独立を支持しない

3. 日本が台湾へ進出することがないようにする

4. 台湾問題を平和的に解決して台湾の大陸への武力奪還を支持しない

5. 中華人民共和国との関係正常化を求める>



日本人としては、「3」が気になります。

とにかく、アメリカは、「中華人民共和国を唯一正当な政府」と認めた。

そして、アメリカと中国は1979年、「国交正常化」した。

それから、アメリカ大統領と台湾総統は、電話で話すことがなくなったと。

37年の伝統を破ったトランプさんに、中国は激怒しています。


<中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日、「米国の関係方面に厳粛な申し入れを行った」との談話を発表し、抗議したことを明らかにした。

その上で「一つの中国は中米関係の政治的基礎。中米関係が不必要な妨害を受けないよう促す」として、歴代米政権の「一つの中国」政策を継承するようトランプ氏に求めた。>
(同上)


抗議しても、トランプさんは、変わらないでしょう。

トランプさんは選挙戦中、「プーチンと和解する」と公言していることで、メチャクチャ叩かれました。

欧米では、「プーチン悪魔化プロパガンダ」がものすごい。

だから、トランプは「プーチンとの和解」を宣言することで、選挙で有利になるはずがない。

しかし、彼は、最後まで言葉を変えることがありませんでした。

そして、大統領選で勝利すると、すぐロシアとの和解に動いている。

ですから、台湾についても、中国が何をいおうが変わらないと思います。

トランプは、台湾にとって、「もっともすばらしい大統領」になる可能性があります。

そして、台湾にとっていい大統領は、日本にとってもいい大統領になることでしょう。

まあ、まだそんなことをいうのは、早すぎますが・・・。



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