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上海華鐘投資コンサルティング有限公司の古林総経理は上海の建築に大きく貢献し、中国が改革開放(78年)を実施してからの数十年間、上海の経済、社会の発展を目撃してきた。
上海の改革開放、経済発展の目撃証人となってきた日本人―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a155933.html
2016年11月26日(土) 16時40分
上海華鐘投資コンサルティング有限公司の古林恒雄・総経理は、上海市政府が同市の経済・社会発展と友好関係に大きく寄与した外国人に贈る「白玉蘭記念奨」や「白玉蘭栄誉奨」などの受賞者。そんな古林総経理は、初対面の人なら驚くほどの流暢な中国語を話すことができる。古林総経理が初めて中国を訪問したのは今から40年以上前の1975年で、上海の建築に大きく貢献し、中国が改革開放(78年)を実施してからの数十年間、上海の経済、社会の発展を目撃してきた。そして、日中友好交流を実践する友好の使者でもある。(文:忻平 陶雪松 呉静。東方早報掲載)
■金山衛星城との縁
金山衛星城は70年代の上海都市建設の重要プロジェクト。古林総経理は当時、日本の紡績最大手・鐘紡で技術者として働いており、提携の商談のため上海に派遣された。同社は、改革開放以降、中国や中国の企業と提携した第一陣の外国企業の一社だった。古林総経理は、「私は、中国の改革開放の目撃者の一人。金山衛星城との縁もそこから始まった。私たちは、中国の改革開放以降、中国に来た第一陣の外国人技術者であることをしっかり胸に留め、中国の同業者と共に一生懸命仕事をした。一緒に楽しく仕事し、プロジェクトも高品質に仕上げることができた。私たちは、中国のエンジニアや労働者の信頼を獲得し、よき友人になることもできた」と振り返る。古林総経理は、かつて共に奮闘した中国人と今でも連絡を取っており、時折挨拶をしたり、再び一緒に仕事をしたりしているという。
■上海で投資する外資の「仲介人」に
90年代初め、中国の経済は急速に発展し始め、それを商機と見た多くの日本企業が中国で資金を投じて工場を建設した。しかし、その多くは中国の状況をあまり理解していなかった。一方、古林総経理は当時、既に中国で十数年暮らしており、中国、特に上海の経済政策、法律・法規などを熟知していた。そのため、中国で投資しようとしている企業からよく相談を受けていた。古林総経理は、「日中双方にとって意義のあることだと思う。だから、そのような企業は全て、上海市外国投資委員会に紹介した。十数社の日本の企業を紹介すると、同委員会の職員に、『日本の企業は中国で投資しようとしているが、準備する必要のある資料が整っていない。だから、日中の経済・文化交流の仲介人になってくれないか。仲介業者のような会社を立ち上げて、中国で投資を計画する企業の仲介役を担い、上海の改革開放、外資増強のための懸け橋になってほしい』と提案された」という。
94年、日本の華鐘コンサルタントと上海紡績控股が共同出資して「上海華鐘コンサルティング」が立ち上げられ、古林総経理が董事長に就任。上海で投資を計画する外資系企業の「仲介人」に正式に就任した。同社の会員企業は設立されてから22年の間に800社以上にまで増え、外資系企業数百社の中国進出をサポートしてきた。
それらの貢献が評価され、古林総経理は2003年に「上海市白玉蘭記念奨」、07年に「上海市白玉蘭栄誉奨」を上海市政府から授与された。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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