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鳩山由紀夫元首相が「重慶爆撃」を謝罪
人民網日本語版 2016年11月11日16:08
2016中国国際友好都市大会が10日、重慶で開幕した。日本の鳩山由紀夫元首相が開幕式で挨拶した際、第二次世界大戦期間中、旧日本軍が重慶で6年以上に渡って行った爆撃について謝罪した。中国新聞網が報じた。
1938年2月から44年12月の6年以上にわたって、中国を侵略していた旧日本軍は、中国人の抗戦の士気を弱めようと、当時の国民政府が首都としていた重慶やその周辺地域に断続的に無差別爆撃を実施した。同攻撃は「重慶爆撃」と呼ばれている。同爆撃で、重慶市内のほとんどの地域が焼け野原になり、数えきれないほどの一般市民が犠牲になった。
鳩山元首相は、「日本が中国を侵略した際に行った重慶爆撃で、重慶市の繁華街の大部分が破壊され、多くの罪のない一般人の命を奪った。ここに深くお詫び申し上げる」と謝罪。さらに、「現在、直轄市の重慶市が自動車産業によって、中国内陸部の発展の中心都市になっている」と敬意を表した。
また、「世界でグローバル化が進み、新自由主義が蔓延し、貧富の差が広がり、弱肉強食の社会が形成されているため、地域経済の発展にとっては著しい脅威になっている」と指摘。さらに、「日中韓3ヶ国、およびASEAN(東南アジア諸国連合)を中心とした東アジア共同体を構築して、グローバリズムとナショナリズムがもたらす弊害を減少させなければならない」との見方を示した。
鳩山元首相は現在、中国が設立を主導したアジアインフラ投資銀行(AIIB)の顧問にあたる「国際諮問委員会」の委員を務めている。そのため、挨拶の中で、「AIIBの投資はインフラに限らず、地球環境にとってプラスになる事業にも投資しなければならない。政府資金には限りがあることを考えると、AIIBは民間投資を積極的に活用しなければならない。インフラ建設を通して、発展途上国の経済発展をサポートし、この世界から貧困や差別、そして貧困や差別が引き起こすテロがなくなることを願っている。また、AIIBがスムーズに発展し、中国が提唱する『一帯一路(the belt and road)』が順調に実施されることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月11日
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