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★ あらかじめ御断わりしておきますが、私の投稿文は記紀神話をベースにした発想から「とんでも論」を展開していますので、『おかしいのでは』と思われても、『そこは記紀神話の事ですから』ということで御理解ください。
★ また、私の投稿は、記紀神話を学術的に研究するためではなく、記紀神話の二重性とか多重性とか二元論的な反面性などを指摘して、掲示板でオカルト・スピリチュアル的な「お花畑」として遊ぶ事を目的としています。
@ ところで、「イザナギ・イザナミの倭人と熊野神社」に、ご興味をお持ちでしょうか。実は、日本の倭人はイザナギとイザナミが作ったと考えています。
『そんなアホなことが』、という意見も有るでしょうが、まあ、『記紀神話のことですから』ということで、オカルト的には一考の余地は有ると思います。
A ところで、東北地方の熊野神社の考察。
熊野神社というのは、イメージとしては、紀伊半島の熊野大社とか、島根県の熊野大社が浮かんできます。
ところが、全国の熊野神社の数で考えますと、関東・東北がダントツに多いのです。
たとえば、福島県では2百社を超えますし、千葉県では2百社弱ですし、岩手県でも1百五十社を超えています。
反対に、熊野の本場の和歌山・三重の両県では2県を合わせて1百社くらいですし、島根県では三十社くらいしか有りません。
(注) 熊野神社は、全国に凡そ3,100社ほどが有るそうですが、東北6県で7百社余りで、うち福島・宮城・岩手で5百社余りを占めています。
また、関東7県では6百社余りが有ります。つまり、関東・東北だけで1千4百社弱も有り、ダントツに多いのです。
B なぜ、関東・東北に、熊野神社が多いのか。
初めから熊野神を祀っていたという説や、熊野大社から勧進した説が有りますが、よく分かりません。
(また、仮に、熊野大社からの勧進にしても、なぜ、アマテラスではなく、熊野神を受け容れたのか、という事情も問題になると思います)。
C 関東・東北は「蝦夷(エミシ)」の本場だった。
記紀神話にも有りますように、大和王権に最後まで抵抗したのが、九州の熊襲(クマソ)と、東北の蝦夷でした。
私は、蝦夷と熊野神社には、何らかの関連性が有るのではないか、と考えています。
そこで、「物語」として閃いたのが、イザナミでした。
D イザナギとイザナミの国生みと神生みの話。
物語は、「造化三神」や「神代七代」から始まりますが、この部分は、言ってみれば「プロローグ」であり、前口上であり、テレビドラマの初発の解説のようなものだと思います。
本番の第1幕目には、イザナギとイザナミが登場して、国生みと神生みによる「国家の黎明」が始まり、役目を終えると退場して、幕が降ります。
第2幕目には、スサノオが登場して、国土の開発を行い、アマテラスの筑紫とクシイナダヒメの出雲に、「国家の骨幹」を作った段階で退場して、幕が降ります。
第3幕目には、大国主とスクナヒコナが登場して、西日本に「地方分権都市国家連合体」を作って、幕が降ります。
第4幕目には、(コーヒー・タイムとして)、「国譲り神話」で出雲が消されて、ニニギからの「日向三代」がクローズアップされて、幕が降ります。
第5幕目には、神武東征で、奈良県に「初期の大倭王権」を作った神武天皇が、ガッツポーズをして、幕が降ります。
第6幕目以降には、『書きたくない理由があるから、何も書かない』という「欠史八代」が続いて、その後の天皇による「大和王権」が確立され、大海人天皇による「大日本帝国の完成」によって、万感の思いを胸に幕が降りて、「物語」のフィナーレとなります。
(★ 「欠史八代」は架空との説が有りますが、実在したと思います。ただ、内容が『あまりにも醜い』から公表したくないのだと思います)。
(私も、少しばかり読み解きましたが、これを公表することは、「国体の権威や尊厳」を傷つけると懸念しますので、記事には書きません。知りたければ、ご自分で。)
ざっと、こんなストーリーだと思いますが、初めのイザナギとイザナミの役目の一つが、倭人を生むことだったと思います。
E (陰陽二神のうちの)、陽神のイザナギは海人を生み、陰神のイザナミは山人を生んだ。
イザナギは海の神としての性格を持ち、日本全国の海人族の守護神ですが、特に、北九州のワタツミと、南九州のツツノオ(塩土老翁)を生みました。
(ツツノオは、塩土老翁と同義だと思います。ツツノオ→シオ・ツツノオ・ジ=潮津道之大霊→塩土老翁(シオ・ツチノ・オジ)に変換できるのではないかと思います)。
一方のイザナミは、山の神としての性格を持ち、日本全国の山人族の守護神になります。
スサノオと結婚した(出雲の)奇稲田姫の祖神は大山津見ですが、その親神はイザナミになります。同様に、(奈良県の)神大市姫も、(南九州の)木花開耶姫も、その祖神はイザナミになります。
(注) 記紀神話では、大山津見はイザナギ・イザナミの2神が生んでいます。
あくまでも、イザナギを海に、イザナミを山という、対比構造に設定するという意味です。
★ 物語の構成としては、海は陽であり、男であり、イザナギ(誘う気・精神化)であり、上昇する流れだと思います。
反対に、山は陰であり、女であり、イザナミ(誘う身・物質化)であり、下降する流れだと思います。
(要は、ツイン・システム・二重螺旋の構造だと思います)。
F (初めに戻って)、熊野神社はイザナミを祀っている。
熊野神社で祀られる神様は、総数を5,236座と仮定した場合に、イザナミが1,458座でダントツの1位であり、2位がハヤタマ神で882座、3位がイザナギで849座となっているそうです。
G 関東・東北の蝦夷は、熊野神社のイザナミを祀った。
蝦夷は、縄文人かも知れませんが、古い倭人でも有ったと思います。
ですから、蝦夷は山の民でも有りますから、イザナミを祀るのは、当然と言えば当然のことだと思います。
H イザナギの呉系倭人や、イザナミの越系倭人の守護神と、古い倭人との矛盾点。
物語の設定では、イザナギは呉系倭人の守護神としての性格を持ち、イザナミは越系倭人の守護神としての性格を持っていると思います。
ところが、蝦夷は、呉越系の倭人とは異なる出自を持っているのではないかと思います。つまり、縄文人ではないかと云うことです。
そうすると、蝦夷の本当の守護神は、イザナミよりも古い神ではないのかという疑問です。
つまり、蝦夷の出自は、イザナミの前の「神代七代」にまで遡るのではないかということになります。
(イザナギとイザナミは、国を生み神を生んだはずですが、この辺が『記紀神話らしい』と言うか、『いー加減』と言うか、まあ、『記紀神話のことですから』)。
長くなりますので、続きは(その6の13)「蝦夷と天香香背男」に持ち越したいと思います。
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