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デモは100万人超えで2回目の謝罪も効果なし(C)AP
検察と綱引き 韓国・朴大統領が“必死の命乞い”シナリオ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193963
2016年11月17日 日刊ゲンダイ
“女ラスプーチン”崔順実容疑者の国政介入疑惑をめぐり、韓国の朴槿恵大統領と検察の綱引きが続いている。ヤマは今週末の19日だ。この日に崔は起訴される見通し。そのため、検察は16日中に朴の聴取を終えたいとしているが、朴大統領は先延ばしを画策。19日を乗り越えれば危機から抜け出せると計算しているらしい。延命シナリオは通用するのか。
朴大統領は4日に出した2回目の謝罪談話で「検察の真相究明に最大限協力する。必要なら自らへの捜査にも誠実に臨む覚悟だ」と表明。涙を浮かべて誠実さをアピールしたが、土壇場で手のひら返し。14日に弁護人に選任された柳栄夏弁護士は15日、準備不足を理由に「物理的に不可能」と拒否。「大統領への調査は書面が原則」などと主張し、なんとか対面聴取から逃れようとしている。
コリア・レポート編集長の辺真一氏は言う。
「朴大統領はあくまで崔順実ゲートの参考人で、被疑者ではありません。そもそも任意聴取なので検察の言いなりになる必要もない。崔順実氏の起訴前の聴取を回避すれば、崔氏の起訴状に朴大統領の関与が記載されることもない。朴大統領はそれを狙っているのでしょう。とりあえず朴大統領は崔氏の容疑から切り離されることになるからです」
朴大統領が19日を意識しているのは、退陣を求めて拡大する抗議運動の計画もあるからだ。先月29日にソウル市内で開かれた集会には3万人が参加。7日は20万人、12日は100万人と、規模がどんどん大きくなっている。19日のデモがどれくらいの規模になるかが、大統領の延命を決めるカギだという。
「焦点は100万人を上回る運動に発展するかどうかです。前回を下回れば、朴大統領は〈世論の怒りは沈静化に向かっている〉と判断する可能性があります」(辺真一氏)
全力で時間を稼ぎ、世論のクールダウンを待つ戦略だ。こんな声も聞こえてくる。
「野党は拳を突き上げてはいるものの、朴大統領の即時辞任は望んでいません。辞職後、60日以内に大統領選を行う規定なのですが、準備不足で候補者調整が間に合わない。臨戦態勢が整うまで挙国中立内閣でしのぎたいのが本音なのです」(韓国政府筋)
しかし、国民をバカにした延命シナリオが通用するのかどうか。19日の退陣要求デモには、17日に実施される韓国版センター試験を終えた高校生が大量参加するとも言われている。支持率5%の大統領が延命するのは難しいのではないか。
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