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8日、韓国・世界日報によると、仕事を求めて海外に行く若者、いわゆる「Job Nomad(職業放浪者)」が増えている。写真は韓国のサラリーマン。
海外での就職を目指す韓国の若者が増加=韓国ネット「就職率ではなく企業文化が問題」「日本に来て10カ月だけど…」
http://www.recordchina.co.jp/a149966.html
2016年9月13日(火) 5時40分
2016年9月8日、韓国・世界日報によると、仕事を求めて海外に行く若者、いわゆる「Job Nomad(職業放浪者)」が増えている。
韓国では近年、若者の失業率が10%に達するなど、大学を出てもそれに見合った働き口に就けない現実から海外での就職を目指す若者が増えており、就職難という理由以外にも、国内で働いてから海外で再就職をするケースも多くなってきている。実際に、雇用労働部が支援した研修、あっせん、インターンプログラムなどを通じて海外で就職した若者の数は、2013年は1607人、2014年は1679人、2015年は2903人と増加しており、就職先の国別では、日本が1267人(20.5%)、米国が853人(13.8%)、シンガポールが729人(11.8%)、豪州が557人(9%)だったという。
シンガポールでの就職を準備しているハンさん(27)は、海外就職を目指したきっかけについて「就職に成功しても、トップダウン式の企業文化や夜勤の多さに苦しむ先輩たちを多く見てきた」ことを挙げ、「就職がすべてなのではなく、就職後の人生を考えると、海外で仕事を探すことも代案の一つになるのではないかと思った」と述べている。雇用労働部が海外就職中の356人を対象に行ったアンケート調査によると、海外就職に「満足している」または「とても満足している」と答えた人は68.8%に達し、「満足していない」または「全く満足していない」と答えた人は4.8%にとどまった。「満足」の理由としては「勤務環境(58.7%)」がもっとも高く、次いで「外国語能力の向上(47.5%)」「グローバル業務の経験(39.9%)」「実力に伴う補償(21.6%)」「賃金および福祉(19.4%)」などが多かった。
韓国政府も海外就職支援に力を注いでおり、年度別の海外就職の予算はここ5年間で2倍以上増加。現在年間5000人程の海外就職者を1万人に増やす方針だという。
これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。
「韓国は、契約社員を選ぶのにも大企業に劣らないスペック重視」
「政治家たちもこの現状をしっかり把握してほしい」
「正直、韓国を出られるなら出た方がいいと思う。こんな国でどうやって暮していけばいいの?」
「自分も能力さえあれば海外に行きたい」
「日本に来て10カ月、給料は韓国とそんなに変わらないけど、人として扱ってくれるし、仕事も任せてくれる。韓国から出るのが正解」
「皿洗い、魚の内臓取り、配管の修理工、溶接工…。それでも韓国にいるよりは暮らしやすい」
「若者が韓国を『ヘル朝鮮』と呼ぶのは、単に就職率のせいじゃない。むしろ企業文化が大きな原因」
「海外就職以外にも、どうして公務員を希望する人増えているか知ってる?中小企業は仕事はやってもやっても終わらないし、残業代は出ない。上の人は『自分たちもそうだった』と言うのではなく、後輩世代には少しは良い環境を整えていくべきなのでは?」
「一度外国に住んだら韓国に帰ってこないという。『年取ったら故郷に帰ろうかな』程度」
「前に朴大統領は、若者の雇用問題について、海外進出を促す政策を『韓国から若者がいなくなるくらい試してほしい』と話してた。その通りになってるみたいだけど、一度韓国を出たら二度と帰ってこないんじゃない?国を支える最も丈夫な根っこがなくなってしまう」(翻訳・編集/松村)
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