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BBC記者入国がきっかけか 北朝鮮外交官の「亡命」相次ぐ
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/international/2016/09/11/post-1083.html
サンデー毎日 2016年9月11日号
北朝鮮外交官の亡命が相次いでいる。8月、韓国政府は北朝鮮の駐英公使であるテ・ヨンホ氏が韓国に入国したと発表。北朝鮮外交官の亡命では最高クラスの人物だ。
また、7月にはロシア・ウラジオストクの貿易代表部の外交官、8月には同サンクトペテルブルクの同代表部の外交官が亡命したと韓国メディアは伝えている。
北朝鮮で外交官といえば、同国では数少ない外部の世界に触れる人物。外交業務と同時に"現金稼ぎ"の役割も担っているとされ、本国指導部へ相当の金額を献上することも重要な仕事といわれている。
公使ほどの要職にある人物が亡命すれば、北朝鮮の体制にほころびが生じたとする見方が少なくはない。だが、「亡命するにはそれなりの個人的な理由があるもので、政権を嫌っての亡命というのは実は少ない」と、韓国在住の北朝鮮からの脱北者は言う。
韓国メディアの一部には、テ公使の亡命理由の一つとして「今年5月に平壌で拘束(後に国外退去処分)された英BBC記者の入国がきっかけ」との報道がある。前出の脱北者は「すべてではないが、それも重要な理由の一つ」と同意している。
また、北京に住む北朝鮮関係者も「BBCの報道は(金正恩(キム・ジヨンウン)党委員長など)最高指導部を直接批判したものがあった。あれがまずかった」と言う。金正恩政権になってから、外国人記者が書く記事内容に「北朝鮮当局はずいぶんと寛容になった」とこの関係者は言うが、「最高指導部への批判や中傷は絶対に許されない」と付け加える。
テ公使の亡命を受け、北朝鮮は「多額の国家資金を横領し、国家機密を売り、未成年者を暴行した犯罪者」と批判している。果たして、この批判が正当なものかどうなのか。
テ公使は、これから韓国政府による調査や取り調べを長期にわたって受ける見通し。意外な真相が明らかになるかもしれない。
(浅川新介)
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