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この光景はいつまで(写真は金正恩党委員長)/(C)AP
駐英公使ファミリーまで亡命 北朝鮮消滅のカウントダウン
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/187993
2016年8月19日 日刊ゲンダイ
北朝鮮のエリートがまた国を捨てた。海外展開する北朝鮮レストラン従業員の大量逃亡や、数学オリンピックに出場した秀才学生の韓国総領事館駆け込み。軍総政治局で金正恩朝鮮労働党委員長の資金管理を担っていた将官クラスの脱北も取り沙汰されているが、今回の人物はケタ違いだ。逃げ出したのは駐英副大使(公使)で、5月に新体制を発足させた金正恩の足元を揺さぶりかねない。
英国駐在10年の副大使は7月に妻や子どもと蒸発。韓国に亡命した。
今年に入り、脱北者が急増している。金正恩が権力を握った2012年以降、人民への監視を強化。金正日時代と比べて経済状況が好転したこともあって、脱北者は半減した。それが、相次ぐ核実験などで経済制裁を食らうと、加速度的に景気が悪化。国内外への締め付けを強めるほど脱北者が増え、今年上半期は前年比約22%増に膨れ上がり、7月末までに815人が逃げ出している。
コリア・レポート編集長の辺真一氏が言う。
「この副大使は、脱北者番付で言えば三役に入る大物。恐怖統治の影響が幹部にまで広がっているのでしょう。金正恩が重視する駐英大使館の関係者だというのも衝撃です。国交のある英国はEU諸国との外交拠点であり、外交チャンネルのない米国とのパイプ役との位置づけで、重要度の高い在外公館。金正恩の欧州シフトは、新体制の布陣にも表れていました」
5月の人事では、スイス駐在30年の欧州通で、留学時代の金正恩を世話したリ・スヨン前外相を党政治局員に抜擢。後任に6カ国協議首席代表を務めたリ・ヨンホ前外務次官が昇格した。駐英大使の経験もある。つまり、体制の中枢であるお膝元から「裏切り者のユダ」が出たわけである。
しかも、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節」の演説で、韓国の朴槿恵大統領が「統一で同等の待遇を得られる新たな機会を提供する」などと、新たな統一構想をブチ上げた直後。絶妙なタイミングで副大使の逃亡を韓国メディアが盛んに報じるものだから、メンツにこだわる金正恩がスルーするわけにもいかない。
「リ・スヨン局員とリ・ヨンホ外相の責任問題に発展するのは確実で、何らかの処分を下すことになるでしょう。更迭を選べば金正恩体制にとっては大打撃。くしの歯が欠けるように、内側から崩れ落ちていきかねない」(辺真一氏)
体調も思わしくない若将軍様の末期はそう遠くない。
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