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IS勢い止める3つの遮断 人の流れ、お金の流れ、武器の3つ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160113-00000020-pseven-int
週刊ポスト2016年1月15・22日号
世界が直面しているテロとの闘いは、泥沼の様相を呈している。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が、現在最も脅威をもたらしている過激派組織IS(イスラム国)の勢いを止めるための3つの遮断方法を提案する。
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テロリストは空爆や地上戦をかいくぐって生き延び、世界各地に散っていくことは、これまでの歴史を見ればわかることだ。ベトナム戦争でアメリカ軍はベトコンに勝てなかった。ソ連・アフガン戦争ではソ連軍は殉教を辞さないジハード戦士に勝てなかった。彼らは死を恐れないために、形をかえて地下にもぐり込み、戦いで世界を混乱させようとする。
空爆という暴力は最小限にとどめながら、ISの勢いを止めるには、3つの遮断が必要だ。
第一は、人の流れ。インターネットなどで洗脳された若者たちを、シリアに入れないことだ。ヨルダンの国境沿いは厳しいが、トルコの国境は甘く、ここからヨーロッパの若者が吸い込まれるようにシリアに入っていく。ここを厳重に管理する必要がある。
第二は、お金の流れを止めること。湾岸のスンニ派の超富裕層の資金が、シーア派のイランやアサドを抑えるという目的のため、ISに流れている。資金の流れを止めるため、1か月で約50億円の利益を生むという油田や製油所、タンクローリーなどを空爆するのは意味があると思う。
第三は、武器がシリアに入らないようにすること。アメリカは武器をIS以外の反アサド勢力に提供するといっているが、とんでもないことである。今までもアメリカが渡した武器は、ISに流れている。
これらを遮断しながら、ISなるものが再び生まれないよう、雇用が広がるような支援、人を育てる教育、そして、傷ついた人を救う医療支援が必要だと考える。
ぼくたちNPO日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)では、ISによって平和を奪われたシリア難民やイラクの子どもたち、クルド自治区のヤジディ教徒たちが暮らす難民キャンプに赴き、支援を続けてきた。近いうちにぼくも現地に入る予定だ。
これらの活動資金として、今季のチョコ募金も始めた。六花亭製のチョコレート(4缶1セットで2000円)を買っていただいた利益で、子どもたちの医薬品などをそろえることができる。缶のイラストは、イラクやシリアのがんの子どもたちが描いたもので、毎年楽しみにしてくれる人が多い。チョコ缶16万個が完売すると8000万円となる。
小さなチョコだが、子どもたちの命をつなぎ、世界からテロを無くしたいという願いを込めた。ぜひ、チョコ募金にご協力ください。
●チョコ募金の問い合わせ、申し込みは、NPO日本イラク医療支援ネットワークへ(http://jim-net.org/choco/)
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