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Image copyright IS video Image caption 動画に登場する覆面したIS戦闘員
ISの前身である「イラクのアルカイダ」の指導者ザルカウイ氏やISの指導者バグダディ氏、さらには、昨年11月の「パリ偽テロ」事件共犯者などの“著名なテロリスト”に共通するのは、米軍や警察の“管理下”から解放された後にことを起こしていることである。
先日の「英国スパイ処刑」ビデオ映像に登場した“新ジハーディ・ジョン”も、実にバカバカしい経緯でシリアに到達しているそうだ。(今回の映像も合成で、“新ジハーディ・ジョン”も、旧と同じくシリアではなく英国にいると思っている)
そのバカバカしい経緯を譬えるなら、誘拐犯への対応で、人質の解放と引き換えに身代金を渡すのではなく、あとで人質を解放するという条件で先に身代金を渡し犯人は人質とともにどっかに逃げてしまったというようなドジな話である。
「陰謀論」を唱えることさえ恥ずかしくなるほどアホらしい仕掛けが横行しているのが21世紀の世界である。
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今朝NHKBS1で放送された「BBCニュース」は、英国のスパイを処刑したとするISのビデオ映像に登場しキャメロン首相を愚弄するコメントを発した英国訛りの男性について次のように報じた。
男(ダール容疑者)は、イーストロンドン出身で、ヒンズーからイスラムに改宗した。
2014年8月にテロを支持した容疑で逮捕され、翌月(9月)25日、パスポートの返還を条件に釈放されたが、パスポートを返還せず翌日のパリ行きバスに乗って出国しシリアに入った。
また、「ABCニュース」もダール容疑者について報じており、2014年夏に英国のTVに出演しISを支持するコメントを発したり、米国ABCの取材を受け、「ホワイトハウスがムスリムに占拠されるまで英国に戻らない」と応えたりしている。
※また、同じビデオ映像に登場した幼い(5〜6歳の)男の子は、サウスロンドンのタクシー運転手の孫である可能性が高いとも報じていた。
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IS、「英スパイ処刑」の動画を公開[BBC]
• 2016年01月4日
過激派組織「イスラム国」(IS)は英国の諜報員5人の処刑を撮影したとする動画を公開した。動画には英国人のアクセントで話す男と少年が登場している。
10分にわたる動画の中で男は、キャメロン英首相へのメッセージだとして英国内での攻撃を予告。また6,7歳とみられる少年が「不信心者」を殺害すると語っている。BBCは動画の真偽を確認できていない。
英外務省は3日、動画の内容を精査していると述べた。
「極度の強迫下」
銃を手にした覆面姿の男は動画の中で、キャメロン首相が大胆にもISの力に挑戦しようとしたと嘲笑し、「お前たちの土地を侵略する」と英国人に向けて語った。
動画では、砂漠を背景に、つなぎの衣服を着た英国の諜報員だという5人の男性が、後頭部を銃で撃たれる前に罪を告白したとされる様子が撮影されている。
しかし、BBCワールド・サービスのアラン・ジョンストン中東担当編集委員は、5人が「極度の強迫の下で語っている」ようにみられ、「全くのえん罪」である可能性があると語った。
<英語ビデオ>男が英国への攻撃を予告する動画の一部
諜報員とされた男性の1人は、英国人2人を含むIS戦闘員の居場所について情報を提供したと「告白」。有志連合の空爆を助けたとされたもよう。
数人はシリアのラッカ出身だと語り、1人はリビアのベンガジ出身だと述べた。英国出身と語った人物はいなかった。
処刑とみられる様子が映された後、遠くを指し示す戦闘員の服を着た少年が登場する。ISは多くの宣伝動画に子どもを登場させている。
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<解説>ゴードン・コレラBBC安全保障担当編集委員
「ジハーディ・ジョン」として知られるモハメド・エムワジ容疑者がシリアで、ドローン(無人機)による攻撃で殺害されてからまだ2カ月たっていない時期にこのような動画が公開された。
動画は、エムワジ容疑者の後を継ごうとする者がいると見せようとしているのではないか。
覆面の男の身元はまだ明らかでないが、当局は英国人なのかどうか確認を急ぐだろう。
エムワジ容疑者はシリアのラッカで車に乗っているところを攻撃されたが、情報提供者の手助けによるものとみられる。
今回の動画で諜報員とされる人たちの処刑が撮影されたことは、ISが内部の情報提供者を捕まえようとしていることを示している。
ISの宣伝動画に子どもが登場するのは珍しくなく、英国人アクセントでしゃべる子どもが今回の動画の最後に短時間登場していることには、当局者が強い関心を持っているだろう。
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ジョンストン編集委員は、ISがイラクで要衝ラマディの大部分を政府軍に明け渡した「軍事的な大敗北」を喫した直後に動画が公開されていることを指摘し、「あの敗北から注意をそらすためかもしれない。西側の人々に衝撃を与え関心を移させようとしている」と語った。
英シンクタンク「キリアム財団」のジョナサン・ラッセル氏は、英国人の声と子どもが動画に登場するのは「衝撃的」だとしつつも、「ISを強く印象付けようとするため」2人が使われていると指摘した。
ラッセル氏は「これらの象徴は恐怖(テロ)をうえつけようとするもので、まさに真の意味でのテロリズムだ」と語った。
同氏はさらに「ただ恐怖を募らせないよう注意すべきで、偽りを主張しているのだと見抜き、現在のイラクやシリアにおける現実とも程遠く、彼らが行っている西側諸国での戦闘員の勧誘活動の助けにもならない、と考えるべきだ」と述べた。
(英語記事 Islamic State video 'shows killing of five men it says spied for UK')
http://www.bbc.com/japanese/35219238
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