http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/605.html
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イラクでは、過激派組織IS=イスラミックステートが支配してきた拠点都市ラマディの大部分を奪還した政府軍が、残る中心部を包囲して総攻撃を仕掛ける準備を進めていますが、首都バグダッドでは報復とみられる爆弾テロが起きるなど、緊迫した状態が続いています。
イラクの政府軍は、ことし5月以降、過激派組織ISの支配下に置かれてきた西部アンバール県にある拠点都市ラマディで大規模な軍事作戦に乗り出し、8日までに中心部を除く広い地域を奪還しました。イラクの治安関係者によりますと、政府軍は、ISが拠点を置いている地元政府の庁舎などがある中心部を3方向から包囲して、総攻撃を仕掛ける準備を進めているということです。
こうしたなか、首都バグダッドの東部では9日、ISが敵視するイスラム教シーア派の地区でモスクを標的にした爆弾テロがあり、近くにいた住民など少なくとも11人が死亡し、20人がけがをしました。事件のあとISの名前でインターネット上に犯行声明が出され、軍事作戦への報復とみられています。
一方、ISに対する軍事作戦で有志連合の国々との調整役を担うアメリカのマクガーク大統領特使は9日、訪問したバグダッドで記者団に対し、「ラマディではISが住民を人間の盾にして中心部に立てこもっている。この種の作戦には時間がかかる」と述べ、完全に奪還するにはなお時間が必要だという見方を示しました。
米軍 ラマディ奪還の支援用意
アメリカのカーター国防長官はイラクの政府軍による拠点都市ラマディの完全な奪還に向けた作戦を支援するため、アメリカ軍の要員と攻撃用ヘリコプターを現地に派遣する用意があることを明らかにしました。
アメリカのカーター国防長官は、9日、議会上院の公聴会で証言し、過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦について、「われわれは戦時にあるというのが現実だ」と述べて、アメリカ軍としても対応を強化していることを強調しました。そして拠点都市ラマディの奪還に向けたイラクの政府軍の作戦の重要性を指摘したうえでISのさらなる抵抗が予想されるとして、イラク政府の要請があればアメリカ軍の要員や攻撃用ヘリコプターを現地に派遣して作戦を支援する用意を整えたことを明らかにしました。
アメリカ軍の地上作戦に対する支援はこれまで航空機による空爆が中心で、前線の現地部隊に要員や攻撃用ヘリコプターを派遣すれば、戦闘の直接支援にさらに踏み込むことにもなります。このほかにも、アメリカ軍はイラクに特殊部隊を派遣してISへの強襲作戦を強化する方針を打ち出すなど相次ぐテロ事件も受けてIS壊滅に向けた軍事作戦の強化に乗り出していますが、なし崩し的に地上戦への関与が拡大することへの懸念も指摘されています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151210/k10010335761000.html
米国、イラクに戦闘ヘリ供与も ラマディ奪還作戦 CNN
ワシントン(CNN) 米国防総省当局者は10日までに、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が制圧するイラク中部の要衝ラマディ市の奪還のため米国がイラク軍に戦闘ヘリコプター「アパッチ」を供与する可能性があると述べた。
また、同市の完全奪取のためアラブの同盟国の特殊部隊を投入する合意が成立しつつあるとも語った。
ただ、ホワイトハウスのアーネスト報道官はオバマ大統領はアパッチ投入に最終承認をいまだ与えていないと指摘。イラクのアバディ首相が要請した場合に限り、動員すると述べた。
イラク政府当局者は8日、治安部隊がラマディの面積の6割を奪い返したと発表。しかし、CNNの取材に応じた米政府当局者はこの主張を疑問視し、奪還作戦に一定の進展はあったものの攻略に成功した面積はそれほど広くないと述べた。
一方、カーター米国防長官は9日、上院軍事委員会の聴聞会に出席し、ラマディ奪取作戦に米軍顧問を同行させる可能性があると言明した。米政府当局者によると、同行しても交戦の前線からは離れ、戦闘には参加しない見通し。
オバマ米大統領は最近の米国民向けテレビ演説でISIS掃討の作戦は機能していると強調していた。
米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は7日、米国と同盟国の間でISIS壊滅を進めるためイラクとシリアに同盟国の特殊部隊を派遣する合意がかたまりつつあると指摘していた。中東バーレーンでの米軍部隊との会合で明かしていた。
米政府当局者によると、米国は英国とフランスの特殊部隊投入を望んでいる。
http://www.cnn.co.jp/world/35074761.html?tag=top;topStories
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