http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/584.html
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(回答先: 露軍の支援を受けて進撃を続けるシリア政府軍を米軍が攻撃、兵士4名を殺害したと伝えられている(櫻井ジャーナル) 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 08 日 01:09:00)
「アメリカ軍がシリア政府軍のデイル・エズルにある野営地を攻撃、4名のシリア兵を殺害、16名以上を負傷させた」とあるが、デイル・エズル(ダイルアッザウル)は、ISの本拠地とされるラッカから東南にわずか100Kmほどしか離れていない。
さらに、ラッカからイラク領へとつながるユーフラテス川沿いのISの帯状支配地域に位置している町である。
端的に言えば、まわりはISだらけといってもいい町にシリア軍の野営地があることになる。
対IS戦争の終局ならいざしらず、現段階でデイル・エズルにシリア軍の野営地があると信じるのは困難である。
とにかく、デイル・エズルに「露軍の支援を受けて進撃を続けるシリア政府軍」が存在していたのなら、ISは壊滅間近だと大ニュースになっていたはずである。
※デイル・エズルの地理的関係がわかるグーグルマップ
また、
「仏、アサド退陣はもはや優先事項ではないと方針転換:ケリー国務長官も同意しアサドが辞任すべきかどうかはっきりしないと表明」
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/582.html
で書いたように、ロシア軍がデイル・エズルを空爆していることが次のように報じられている。
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「フランス2ニュース」は、先週(仏では土曜夜放送)、ロシア軍の空爆標的が変わったとして、
「今週攻撃の的となったのは、タンクローリーや訓練施設、司令部の建物、そして、ホルム、ハマ、アレッポ、ラッカ、ダイルアッザウルなどのISの戦略的陣地である」
と報じた。
これまで、ラッカとダイルアッザウルはIS支配地域としてあげられていたが、地中海に近いホルム、ハマ、アレッポ、イドリブは、欧米が支持する“穏健派”反政府勢力やアルカイダ系ヌスラ戦線の支配地域とされ、ロシア軍が空爆の標的としていることを非難してきた。
それにもかかわらず「F2ニュース」は、それらの地域に対し“ISの戦略的陣地”という表現を使っている。
フランスも、ロシアと同じく、和平プロセスに参加しない勢力はテロリストでISと同じという見方に転換したのかもしれない。
- 「魑魅魍魎」、「藪の中」の中東情報:米国政府高官、シリア軍野営地の誤爆はロシア軍の責任と確信 あっしら 2015/12/08 17:34:16
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