http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/582.html
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真剣に探したわけではないが、なぜか、日本のメディアはこのような重要情報を報じていないようなので...。
フランス政府の「アサド退陣はもはや優先事項ではない」・「移行の目指すところはアサド退陣」という表明よりも、ケリー国務長官の「アサド問題については今のところ彼の将来の地位が明確にならない限り、彼が辞任すべきかどうかはっきりしない」という表明のほうが、アサド大統領に対し融和的と言える。
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6日(日曜)朝NHKBS1で放送された「フランス2ニュース」は、シリア問題について次のように報じた。
「フランスは外交におけるある種のネオリアリズムを採用するに至った。大統領府と外務省は、アサド大統領の退陣はもはや優先事項ではないとし、シリアの指導者に猶予を与えることにした。」
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英国が対シリアIS有志連合に加わり、シリア空爆の出撃拠点になっているキプロスの基地を英国マイケル・ファロン国防相が訪問し空爆強化の檄を飛ばしたことやロシア軍の空爆の標的が変わったことを報じたが略させていただく。
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「このように、軍事面で変化が見られたが、外交面でも、とりわけアサド大統領の問題について動きがあった。
数ヶ月来、政権交代を前提条件としてきたが、今後この問題は先送りされることになった。
ファビウス外相:「アサド大統領は在職中だが、すでに移行に関する話し合いは始まっている。そして、その移行の目指すところはアサド退陣である。」
5日午前ギリシャを公式訪問中の米国ケリー国務長官はフランスの立場を支持した。
ケリー国務長官:「アサド問題については今のところ彼の将来の地位が明確にならない限り、彼が辞任すべきかどうかはっきりしないところである。」
現地シリアでは寒さが訪れ新たな人道上の危機が懸念される。」
※[追記]
「フランス2ニュース」は、先週(仏では土曜夜放送)、ロシア軍の空爆標的が変わったとして、
「今週攻撃の的となったのは、タンクローリーや訓練施設、司令部の建物、そして、ホルム、ハマ、アレッポ、ラッカ、ダイルアッザウルなどのISの戦略的陣地である」
と報じた。
これまで、ラッカとダイルアッザウルはIS支配地域としてあげられていたが、地中海に近いホルム、ハマ、アレッポ、イドリブは、欧米が支持する“穏健派”反政府勢力やアルカイダ系ヌスラ戦線の支配地域とされ、ロシア軍が空爆の標的としていることを非難してきた。
それにもかかわらず「F2ニュース」は、それらの地域に対し“ISの戦略的陣地”という表現を使っている。
フランスも、ロシアと同じく、和平プロセスに参加しない勢力はテロリストでISと同じという見方に転換したのかもしれない。
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