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アメリカはIS打倒に本気でない理由と、IS崩壊後のテロ組織の拡散
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/533.html
投稿者 りょう111 日時 2015 年 12 月 03 日 17:43:44: rbl4VZXsa2vvk
 

医龍 亮

http://www.amazon.co.jp/Kindle%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2-%E5%8C%BB%E9%BE%8D%E3%80%80%E4%BA%AE/s?ie=UTF8&page=1&rh=n%3A2250738051%2Cp_27%3A%E5%8C%BB%E9%BE%8D%E3%80%80%E4%BA%AE


 アメリカは、ISを本気で打倒しようとしていない。アメリカが本気でISと戦えばお
そらく、2週間でISを「ほぼ壊滅状態」だろう。

 ISはゲリラ組織だから、地上部隊を派遣しなければならないなんてばかげている。
空爆と巡航ミサイルだけで「ほぼ壊滅状態」に落とし込むことは可能である。

 ISの重要な資金源となっているのは、石油のトルコへの密輸である。それは、巡航
ミサイルで幹線道路にかかる橋を攻撃するだけで壊滅可能である。もし橋がなかった
ら道路自体を攻撃するだけで、タンクローリーは通行不能となる。

 あとは、ISの拠点、軍事基地となっている箇所をかたっぱしから空爆していくだけ
である。

 もちろんゲリラ組織なので「完全な殲滅」とまでは行かないだろう。しかし、「ほ
ぼ壊滅状態」へ持ち込むのは、簡単である。

 では、なぜやらないのか。よく言われているのが、アメリカの真の目的がISの打倒
ではなくてアサド政権の打倒であるということである。そのために、シリア内の自由
シリア軍を支援してしてIS打倒を目指していたが、現状ほぼ不可能である。

 さらに穿った味方をすると、結局のところアメリカは、テロのとの戦いを終わらせ
たくないのではともってしまう。自国の軍需産業のためである。

 アメリカの軍需産業は、10年に一度は、戦争を起こさないと成り立ないといわれる。
http://toyokeizai.net/articles/-/80502?page=2
予算を拡大するために、戦争が続いてほしいのだ。

 ロシアが参入してきた。ロシアは、アメリカのような意図を持たないので、ほぼ一
瞬にしてISは、窮地に立たされるだろう。ただロシアの目的は、「アサド政権維持」
なのでイラク領内へは、攻撃しないかもしれない。そうすると、ISはイラク内で生き
延びることに成功するだろう。

 フランスはどこまでやるのだろうか。アメリカ、ロシアと同等に組織を壊滅させ

能力は持っているのだろうか。

 仮に、ISが崩壊したとする。それ自体は、喜ばしいことだが、テロが世界中に拡散
することが容易に予見できる。ISで戦ってきた兵士、特に外国人兵士が、自国へ戻り
、テロ活動の中心的人物になることが容易に想像できるからだ。

ISの外国人兵士の割合は以下のようになっている。
http://top10.sakura.ne.jp/ICSR-ISIS.html

これを見ると、IS崩壊も引き続き、中東、北アフリカ、欧州が危ない。現時点でそれ
らの国の多くにはISではない、イスラム原理主義組織がある国が多く、それらに合流
する形となる可能性が高い。
 ない国の場合は、彼らが指導的な立場をとり、イスラム原理主義過激は組織を生み
出す可能性が高い。
 彼らは、イデオロギー、戦闘訓練、ノウハウを持っており、ローカルなイスラム原
理主義組織が、勢力、軍事的能力増す可能性が高いことが予見できるだろう。
 テロ組織の拡散というあまり望ましくない社会ができる可能性が高い。

※ とりあえず、言論を表現できる場所を探していて、阿修羅はレスがつくので

阿修羅に書き込みます。とにかく、1、わかりやすさ、2、独自の視点をモットーに
書き込みます。経済学はそれなりに専門知識があります。


    

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コメント
 
1. 晴れ間 2015年12月03日 20:22:33 : FhUYgDFvAt2/E[887] : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo
すでにリビアは危険な状況です。

IS (ダエシュ、ダーイシュ) はすでにリビアに根付いており、勢力拡大中です。
このニュースには、その根付きの場所が地図で出てきます。(海岸沿いに200kmにわたって延びている。)
やっていることはイラク・シリアと同じです。
ISの宣伝動画あり。
北アフリカでは、特に1990年代にアルジェリアでイスラム原理主義のテロが吹き荒れました。サラフィストですが、その残党がそのままISに合流、または衣替えしているようです。ジハード組織は、新参者にはシリアではなくリビアに行くよう指示を出しているそうです。
最近、仏国籍者が2名(リヨンとマルセイユの出身)、リビア国境に近いチュニジアの砂漠地帯で逮捕されました。リビアの訓練基地に合流するつもりだったそう。

http://www.francetvinfo.fr/monde/proche-orient/offensive-jihadiste-en-irak/libye-deux-jeunes-jihadistes-francais-arretes_1201201.html

リビアでのジハード戦士の数は、現在2000名強。マリ、スーダン、チュニジアの出身者が、イラク人による軍事指導を受けている。
その指導者は、半月前に米軍爆撃により殺害されたが、すぐに別人物が交替。
ISの本拠地となっているのは、カダフィの本拠地だった町。海にも出られるし、空港もある。人口75000人のこの町(Sytre)では、住民は税を払い、シャリア法支配下にある。タバコも音楽も禁止。住民は公開処刑を見せられる。(=「恐怖」による支配。)

リビアは、イタリア(シシリー)やギリシャ行く移民の出発地であり、南方のニジェールやチャドに向けても戦士が移動。

http://www.francetvinfo.fr/monde/proche-orient/offensive-jihadiste-en-irak/libye-comprendre-l-implantation-islamiste_1201215.html

簡単には収束しそうもありませんね。



2. 2015年12月04日 10:37:05 : J33wEjUySU : UfCsCA8I8o8
空爆だけでは無理ですね。

空爆するには打撃ポイントの確認が必要で、そのためには人間による諜報活動が不可欠。
潜入はもちろん、地元部族やイスラム国が支配している地域でネゴを持たなきゃいけないので、イスラムに疎いアメリカは不利。
ロシアが有利だったのはロシアもイスラム教徒が多く、カフカス系のイスラム教徒がアルカイダやイスラム国に加わる情報をチェチェンルートから得ることができることと、シリア政府の情報協力があったから。

イスラム国はもちろん、反政府武装勢力の監視と情報を一番持っているのはシリアですからね。
ここを叩いてほしいというポイントをロシアが空爆で叩き、点と線を分断させるべく地上からシリア軍が叩くという分業ができて初めて有効になるわけで、アメリカがイスラム国を本気で叩こうがそうでなかろうが、アメリカには端から有効な手立てがあったわけではない。

ましてアメリカの狙いはイスラム国とアサド政権両方の弱体化であって、双方共倒れになってくれればベストという神頼み的なものであるから、土台初めから無理な話。


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