http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/525.html
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昨日(2日)朝NHKBS1で放送された「アルジャジーラニュース」が次のように報じた。
イスラエルのネタニヤフ首相は、初めて公に、イスラエル軍がシリアの領内で活動していることを認めた。
ネタニヤフ首相は、シリアで衝突が起きないよう、高レベルで調整を行っていると述べた上で、目的は、紛争がイスラエルに飛び火することを防ぐことであり、主に、政府軍からヒズボラへ武器が渡ることを阻止する活動を行っているとした。
[コメント]
イスラエルとシリア・アサド政権は“おおっぴらにしない友人”だから、イスラエル軍がシリア領内でどういう活動をしているか定かではないが、ネタニヤフ首相がその事実を認めたことは、シリア内戦が収束に向かう予兆だと思う。
英国も前のめりだが、各国が叫ぶシリア空爆強化には二つの意味があると思う。
一つは、シリア和平が進行するなかで政治的発言権の強化
もう一つは、いんちきムスリムのIS幹部に見捨てられシリアに残っている「誠実で信仰が篤いムスリム」の殲滅
シリアで簡単にシャンシャンで和平が達成されるとは思っていないが、シリア問題は沈静化に向かい、欧米の対イスラム戦争=「イスラム改革」闘争はリビア及びマリ・ニジェールなどサブサハラに舞台を移していく予感がする。
(昨日朝NHKBS1で放送された「フランス2ニュース」でそのような匂いを漂わせた特集を報じていた)
2011年、フランス主体で進められた「リビア破壊戦争」は、そのための布石でもある。
(反政府勢力に無残に虐殺されたとされるカダフィ氏は、友であるフランス国家機関に保護されていると思っているが...)
すでに、イラクが発祥の地であるISがリビアのシルテを本拠地にするという情報も流れている。
先頃起きたマリ米系ホテルの「偽銃撃テロ事件」も、そのような流れを示唆するものだと思う。
おぞましい限りだが、ISというアセットを活用した欧米の対イスラム戦争は、舞台を中東から北アフリカ・サブサハラに移し継続していくと思う。
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シリア問題をめぐるロシアとイスラエルの関係についての記事を転載。
2015-09-22
モスクワを訪問したイスラエルのネタニヤフ首相、シリアでのロシアとの軍事的な調整メカニズムの設置で合意[時事イタリア語]
ロシアのプーチン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は、シリア問題で合意にいたった。両国首脳は、「シリア国内での作成地域における軍事的な衝突と誤解を防ぐために、軍事的な調整のメカニズム」を構築することで合意した。それぞれの軍の司令官、すなわちイスラエル国防軍ツァハルとロシア軍の司令官は、それぞれの首脳による命令と政治的な管理にしたがうことになる。
プーチン大統領は会見の後に、「ロシアは中東では責任のある形で行動する」と語り、「元ソ連時代に移民した多数の市民が生きている」イスラエルの治安の重要性を協調した。ネタニヤフ首相は、「わが国の治安によって重要な結果」について、そして「行われた会談の示した明確な結果」について語っている。そして「別の結果にいたったならばどういう事態になったかを考えてみるがよい」と述べているが、これはイスラエル軍とシリアに駐在しているロシアの軍隊の間で「不必要な衝突」が発生するような事態を指している。
このクレムリンでの会合には、イスラエルの参謀長と軍の諜報機関の司令官も同席した。ネタニヤフ首相は、今回のモスクワ訪問について、「アメリカ合衆国政府に詳細に説明した」と述べている。「アメリカ合衆国とわが国の結びつきは、非常に重要なものであるためである」という。
この会談の写真は、中東での事態の急転を協調するものである。プーチン大統領とネタニヤフ首相はクレムリンのプライベートなベンヤミンで暖炉を前にして並んで腰掛けている。これはイスラエルがロシアにこの地域での保護者の役割を認めたことを示している。ロシアはハッサン・ロハニのイランのもっとも近くに位置する国であり、シリアのアサド政権の防衛のために戦う国であり、イスラエルと「軍事的な調整のメカニズム」で結ばれた国である。ロシアがシリアの北部のラタキア空港に、軍隊、航空機、戦車を送り込んだ大規模な空輸活動が始まってから、まだ20日もたっていないのである。
http://albore.hatenablog.com/entry/2015/09/22/092357
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プーチン大統領「シリアにはイスラエルと戦う意向はない」[スプートニク日本語]
2015年09月21日 23:18短縮
シリアにイスラエルとの戦闘は必要ない。なぜなら現在シリアにとって最も緊急を要する課題は、自国の国家体制を維持することだからだ。ロシアのプーチン大統領は、イスラエルのネヤニヤフ首相との会談でこのような見解を表した。ネタニヤフ首相によると、同氏は複雑な中東情勢を話し合うためにロシアを訪問したという。
プーチン大統領は次のように語った−
「イスラエル領土への攻撃についてだが、我々はそれについては非難する。私の知る限りでは、これらの攻撃は自家製のミサイルシステムによって行われている」。
またプーチン大統領は、次のような見解を表した−
「シリアに関してだが、我々は全体としてシリア軍とシリアが(イスラエルとの)第二前線を開く状態にはないことを知っており、理解している。シリアにとっては、自国の国家体制を維持することのほうが重要だ」。
プーチン大統領はまたネタニヤフ首相に対し、ロシアの中東政策は常に責任あるものになると指摘し、次のように語った−
「イスラエルでは旧ソ連圏からの移住者が非常にたくさん暮らしている。これが両国関係に特別な刻印を残しており、地域におけるロシアの全ての行動は、常に責任あるものとなる」。
ネタニヤフ首相は、地域情勢の悪化に懸念を抱いているためモスクワを訪れたことを明らかにし、次のように語った−
「イスラエルとロシアには共通の関心がある。それは中東の安定確保だ。私は安全保障分野の複雑な状況のためにロシアを訪れた。状況はさらに複雑になっている」。
http://jp.sputniknews.com/politics/20150921/933282.html
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