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インタビュー、アサド大統領 シリア国内での戦闘員支援におけるトルコ及び他の国々の役割について述べる[スプートニク日本語]
2015年12月02日 16:53
シリアのアサド大統領は、チェコTVのインタビューに応じ「テロリストのための武器や資金は、サウジアラビアやカタール支援のもと、主にトルコ経由で流れている」と述べた。
アサド大統領は「テロリストらに対する勝利の最初の一歩は、テロ集団に対する武器や資金そして人員の供給を事前に阻止する事にある」と指摘する一方で「決して地域の全ての国々が、テロリストに対する最終的勝利に関心を抱いているわけではない」とし、トルコ、サウジアラビアそしてカタールを非難した。
またアサド大統領は、西側の国々も、戦闘員らの活動を黙認し間接的に支援していると批判した。
アサド大統領は、チェコTVのインタビューの中で、次のように述べた―
「もしあなた方が、テロリストらと実際に戦い勝利する事を欲するならば、彼らへの武器・資金の供給を阻止し、戦闘員のリクルートを止めさせなければならない。そうしたものは、主に、サウジアラビアやカタール支援のもと、トルコ経由で続いている。それが、テロリズムと戦いを始める際、講じるべき最初の一歩だ。さもなければ、あなた方は、彼らと戦う事になり、一方彼らは、西側、より正確に言えば西側の一部の国々の支援あるいは黙認のもと、中東諸国を初めとした様々な国々から制限のない武器の供給を受けることになる。
西側諸国は、何度となく自分に対する態度を変えてきた。しかしこの事は、自分に何の影響も及ぼしていない。なぜなら、誰も真剣に西側の代表者の言う事を受け止めていないからだ。それには多くの理由がある。まず第一に、彼らは信頼できない。そして第二に、彼らには理念が無く、とても考えが浅い。第三に、彼らは従属的で、米国に言われた通りのことをする。彼らには権威が無く、事実上、欧州の代表者の大部分は、まるで存在していないように見える。彼らは米国という主人の顔色を窺っているだけだ。
テロとの戦いへロシアが参加して初めて、IS(イスラム国)及び『アル=ヌスラ戦線』は退却を余儀なくされた。」
またインタビューでアサド大統領は、トルコ空軍によるロシアのスホイ24爆撃機撃墜についても触れ、次のように述べた―
「ロシアの爆撃機に関する出来事は、トルコのエルドアン大統領の真の意図、本音を示した。しかし、それが力の相互関係を変える事はない。ロシアの支援は、もっと強力になるだろう。」
さらにアサド大統領は、反政府勢力との対話について、インタビューで次のように答えた―
「シリア政府は、政治的在野勢力や武装グループと何度も交渉を行っており、武装戦闘員らには武器を置けば恩赦を与えると、約束している。真のシリアの在野勢力は、国外で形成されるものではなく、国内で作られるべきものだ。
自分は、もしシリア国民が選挙で自分を選ばないのであれば、大統領の座を去る用意がある。しかし今は、戦争の真っ最中であり、責任あるこのポストを離れる事は出来ない。シリアにとって主要な目的は、テロリストに勝利し、非宗教国家としての存在を守り、シリア国民のためになる政治改革を実施する事である。」
http://jp.sputniknews.com/politics/20151202/1260056.html
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