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昨日(30日)朝NHKBS1で放送されたロシア「RTRニュース」は、トルコ軍によって撃墜されたSu24の搭乗員で、脱出後パラシュートで降下中に地上から銃撃された死亡したとされる機長オルゴ・メベシコフ氏について次のように報じた。
「機長の遺体がトルコに搬送された。トルコのダウトオール首相は、遺体はシリアからトルコ南部に到着、その後飛行機でアンカラに運ばれると述べた。遺体がロシアに戻るのがいつになるのかはまだ不明。在トルコ・ロシア大使館スポークスマンは、遺体は29日アンカラに搬送される。大使館の武官たちが遺体に付き添っている。アンカラ空港にはロシア大使と大使館職員が出迎えに向かいます。ロシアへの帰国がいつになるは確認中だと述べた。」
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【コメント】
「Su24の搭乗員一人はパラシュート降下中に地上から銃撃されて殺されている」という記憶とこの報道をつないだだけなら、ただのフォロー報道でしかないように思える。
しかし、少し考えれば、すぐに疑問が湧く。
「プーチン政権が、Su24機長のボディを見ず死亡や死因を確認しないまま、武装勢力の主張を鵜呑みにして機長の死亡を公表するはずがない」というものである。
(プーチン政権に限らず、国家機関が自国の兵士についてそういう扱いを見せるはずがない)
ロシア国防省やロシア軍参謀本部は、「爆撃機が墜落したのはシリア領内の反政府の武装勢力が支配する地域で、パラシュートで脱出した乗員2人のうち1人が地上から銃撃を受けて死亡した」と公表している。
だから、実際は生きていると考えているが、機長の“遺体”は、当然、Mi8で救出に向かったロシア軍部隊が回収という「筋書き」になっていると思っていた。
それが、機長の“遺体”は、ようやくシリアからトルコに運び込まれ、撃墜から5日も経った29日(土曜)にアンカラまで搬送されるというのだ。
末尾に転載する記事によると、ロシア国防大臣ショイグ氏は、「12時間に及ぶ救出作戦の後、現在、爆撃手は基地に滞在している」と明らかにしている。武装勢力に囲まれているといわれる地域で12時間も救出(及び遺体回収)活動を行っていたのに、殺害された機長の遺体は“未回収”という「筋書き」になっているのだ。
(救出活動で“遺体”を確認したが、武装勢力に襲撃されて回収できなかったというのなら、そういう発表があったはずだし、救助部隊で死亡した海兵隊員の“遺体”はどうなっているかという別の疑問も湧く)
「RTRニュース」の報道内容が事実なら、ロシア国家機関は、機長の死亡や死因をまったく確認しないまま、銃撃を受けて死亡と発表したことになる。
そんなバカなことはない。「RTRニュース」の報道がウソという結論になる。
というより、然るべき国家機関や人に、「露土共謀撃墜事件」であることを教えるネタと思ったほうがいいだろう。
最後に、撃墜されたSu24には機長(パイロット)一人だけが乗っていた可能性が高い。
「露土共謀の撃墜事件」なのだから、撃墜されるとわかっているSu24に複数の乗員は要らないからだ。脱出装置を使うことには死につながる大きなリスクがある。であるなら、わざわざ二人も死のリスクにさらすような愚はしないはずだ。
流布されている撃墜映像でけっこうはっきり映っているほうの降下中パシュート映像は、とてもじゃないが、訓練された人が降りてきているようには見えない。
搭乗員生存説を採るので、物にパラシュートを付けて、何かの仕掛けでパラシュートを開かせた可能性が高いと思う。
※ 英雄であるはずのSu24爆撃手がメディア向け会見で、顔を見せず背中を見せていたのも、このへんの話と関係があるかもしれない。
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撃墜されたSu24の2人目パイロットは無事、ショイグ国防相[スプートニク日本語]
2015年11月25日 18:05(アップデート 2015年11月25日 21:12)
シリア上空でトルコによって撃墜されたロシアのSu24に搭乗していた爆撃手はロシアの特殊部隊とシリア軍によって救出された。12時間に及ぶ救出作戦の後、現在、爆撃手は基地に滞在している。ロシア国防省のショイグ大臣が25日明らかにした。
「作戦は成功裏に終了。爆撃手は我々の基地に運ばれた。生命に異常はなく、健康だ。」ショイグ国防相は省内の会議でこう語った。
「大きなリスクを抱えながら一晩を徹して作業に当たった全員に感謝したい。」
14日、ロシア機スホイ24が、シリアで墜落した。ロシアのプーチン大統領は、ロシア機について、シリア上空でトルコのF−16戦闘機の「空対空」型ミサイルによって撃墜され、トルコとの国境から4キロのシリアで墜落したと発表した。プーチン大統領は、テロリストの共犯者たちによる「裏切り行為だ」と指摘した。
ロシア国防省の声明によると、パイロット1人は脱出して降りる最中に地上から攻撃されて死亡、またパイロットの救助作業を行っていたヘリコプター「ミル8」も攻撃され、作業に参加してした海兵隊員1人が死亡した。
http://jp.sputniknews.com/russia/20151125/1221395.html
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