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ロシアはトルコ国境を空爆して第三次世界大戦を阻止する(カレイドスコープ)
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/499.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 01 日 01:01:00: igsppGRN/E9PQ
 

ロシアはトルコ国境を空爆して第三次世界大戦を阻止する
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-3955.html
2015.12.01 カレイドスコープ



画像:Land Destroyer Report


第三次世界大戦の発火点となりそうなシリア情勢。西側が、その第三次世界大戦を引き起こそうとして仕込んだISISというモンスターの本性と、それを操る西側のペテン師たちの素顔が暴かれる瞬間です。


・パリの風刺週刊誌の版元「シャルリー・エブド」本社襲撃事件、
・引き続き、バタクラン劇場の大量虐殺をはじめとするパリ市内で起こった同時多発攻撃、
・トルコの首都アンカラの駅前広場で起こった爆弾テロ、
・シリアとトルコの国境線付近上空を偵察のために飛行していたロシア軍機がトルコ空軍機に撃墜された事件・・・


すべての謎を解くことができます。


(※とてつもなく長い記事なので、以下、要点のみです)


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アメリカとNATO、そして湾岸協力会議(GCC)は、2012年という早い時期から、シリアとトルコ国境付近に「安全地帯」、もしくは「緩衝地帯」を確立しようとしてきました。


なぜ、「ISISと戦う」と言っている彼らが、「安全地帯」、もしくは「緩衝地帯」をつくりたがっているのか・・・実際は、アメリカとNATO、そして湾岸協力会議(GCC)の本音は、「ISISと戦う」決意に反復的に繰り返しているのとは裏腹に、ISISを筆頭とす る「アルカイダ系」テロリストのグループを、現状のまま維持しておきたいという西側の願望をあからさまに提示しているのです。


彼らは、こう説明しています。
「シリア難民を救援するために、彼らに物資を届けるためである」と。


知恵のある者たちは、西側の彼らのこの科白のうち、「シリア難民」を「ISISとアルカイダ系テロリスト」に置き換えます。


・・・ロシア軍機に上空援護を提供しているシリア・アラブ軍は、ジャラーブルス(Jarabulus)からアフリン(Afrin)に至るルートのほとんど閉鎖しました。


実際、パリで同時多発アタックが起きる前の週、シリア軍は、ユーフラテス川からちょうど40kmのところにあるアサド政権のクワイレス(Kweires)空軍基地を取り囲む回廊を確保しました。
それをきっかけに、シリア軍は周囲の地域の支配を拡大しています。


シリア軍が、ユーフラテス川まで迫って(拡大して)くれば、アレッポを取り、次には、西のラタキアから北東に軍を進めるでしょう。
そして、シリア軍は、NATOが長い間、その「安全地帯」なり「緩衝地帯」なりを確立しようと努めてきた「ぽっかり開いた地域」を埋めることができるのです。その空域とは、下の地図の赤い矢印で示した地域です。



言い換えると、シリアをさらに細かく分割して、まるで海賊が分け前を奪い合うように、シリアを部分的に支配していこうと計画しているNATOは、ロシアの 空爆の支援を受けて、俄然、勢力を盛り返してきたシリア軍と、ビーチフラッグ競争のように、“早い者勝ち”を競っているのです。


その前に、NATOと湾岸同盟国は、まずは、シリアとトルコの国境地帯(上の地図の赤い矢印の部分)を先取りしようと、同盟国同士の間で、競争をやっているのです。


地図の国境地帯は、まだ空域地帯になっていて、トルコがNATOの意向を受けて、シリア領土内にいるISISや「アルカイダ系」イスラム過激派に、生活物資や武器と弾薬、そして、テロリストたちに与えるサラリーを届ける唯一のルートとして残っているからです。


・・・地図から分かるように、シリアとトルコの北側の長大な国境線エリアは、クルド族がすでに支配しており、彼らの敵であるISISに物資が行き渡らないようにしています。


■エルドアンのクルド族への弾圧は、彼らがISISの補給ルートを断ったことが原因


・・・ここで、10月25日、東京・渋谷のトルコ大使館前で起こったトルコ人による暴動事件を思い出してください。
日本のメディアやブロガーたちは、「11月1日の在外投票を巡って、トルコ人とクルド系双方が、極右系政党や非合法武装組織の旗を掲げるなどし、これが騒動の発端になった」と書いています。



・・・この根本的な原因は、トルコとシリアの国境線を、すでに穏健派のイスラム武装勢力・クルド族が支配しており、トルコからクルドの宿敵であるISISに物資が行き渡らないように完全にブロックしているからなのです。


トルコ大使館の騒動は、10月10日、トルコの首都アンカラで起こった自爆テロによって、大勢のクルド族が犠牲になったことが発端です。


・・・トルコ政府によるクルド族への弾圧は、今回に始まったことではありませんが、暴動の発火点になったのは、確かにアンカラの自爆テロです。
クルド族弾圧の先頭に立っているのが同国の第12代大統領、レジェップ・タイイップ・エルドアンです。


■パリの同時多発テロは西側がウィーン会談に干渉するため


・・・パリの同時多発攻撃は絶好のタイミングで行われました。それは、ウィーン会談のまさしくその前夜のことでした。
まさに、それは、シリアとその同盟国が、NATOが必死になって要望している「安全地帯」、もしく「緩衝地帯」の境界に接近したときに起こされたのです。(上の地図の赤い矢印の地域)


ウィーン会談で決まったことは、「シリア紛争解決に向け、ISISやヌスラ戦線を西側が一丸となって徹底的に叩く」ということです。


パリで起こった同時多発攻撃は、これまでISISに及び腰になっていたフランスを含む西側が、シリア北部におけるアメリカとトルコの軍事作戦を正当化することを手助けするでしょう。


ウィーン会議のわずか4日後、フランスのオランドは、ロシアとともにISISへの空爆強化で連携することを国際社会に約束しました。日本の人々は、このニュースに触れて諸手を挙げて喜んでいます。


まったく、どこまでお人好しなのか、日本人!


「言ったことを簡単に破る」、「言っていることとやっていることが正反対」のあの裏切りの歴史でつづられたフランスが、本気でISISを空爆するはずがないことぐらい、権謀術数に長けた怜悧なプーチンは知っているはずです。


ロシアのプーチンは、フランスと連携して、いざ空爆!という段になったき、「フランスやい、どこにもオランド!」ということになるのは目に見えているので、フランスと共同作戦を取ることはあり得ないのです。


■ISISはロシアが壊滅させなければ、さらに東に向かう


・・・これは、日本の報道だけでなく、西側メディアにさえほとんど載ってきませんが、サウジアラビアはイエメンで戦争を続けるために、アメリカから軍用品(主に弾薬)を受け取っています。


イエメンにおいては、サウジアラビア兵士たちは、アルカイダ系過激派とISISの戦闘員とともに戦っています。サウジとアラブ首長国連邦の非常に機械化された部隊によって、イエメンの武力を一掃した領域を占拠しているのです。


イエメンとサウジなどの湾岸諸国との戦いの源にも、このISISがいます。


イエメンとの戦争は、中東と北アフリカで今後、西側が本格的に展開しようとしている新植民地主義を巡る戦争において、代理軍をつくるための前哨戦といった位置づけになっているのです。


欧米は、ISISを使ってシリアとイラクを分断して徹底的に破壊することを決定づけようとしているだけではなく、次の段階では、このテロ集団を、イラン、南ロシアのコーカサス地方、そして、さらには中央アジアに移動させようとしているのです。(下の「大中東アジェンダ」の地図)



参考記事「なぜ第三次世界大戦に発展してしまうのか」


だから、アメリカ、英国、フランス・・・西側が何を言おうと、彼らはISISを何度でも不死鳥のように蘇らせるでしょう。
キャメロンが言ったように、これを“長い戦争”と言う時、彼らにとってはの意味は、こういうことなのです。


■トルコによるロシア軍用機の撃墜は計画されていた


・・・トルコの戦闘機が、ロシアのスホイSu-24全天候戦闘機を撃墜しました。「トルコは、シリア境界の近くでロシアの軍用機を撃ち落とします」)ニューヨークタイムズのその記事では、「トルコは、シリア境界の近くでロシアの軍用機を撃墜した」として次のように報じています。


・・・しかし、トルコは、ロシア軍機が、トルコ側の領域を攻撃しようという意図を持っていないことを知っていながら、ロシア軍機を最初から撃墜しようと待ち構えていたのです。この事件はエルドアン大統領によって計画され、命令が出され、実行されたものであることは明らかなのです。


■ロシアはISISへ物資を運ぶトラックのコンボイを空爆した


・・・トルコの新聞、デイリー・サバ(Daily Sabah)は、「ロシアは、シリア北西部のアザーズ(Azaz)で救援物資を運ぶトラックの車列を目標として空爆を行っており、7名が死亡した」と報じています。


・・・ドイチェ・ヴェレのカメラクルーは、トルコ・アンカラの政府によって承認を受けた数百台の輸送トラックが、ISISのいる地域に向うべく国境で待機している映像を捉えています。


このドイチェ・ヴェレ(DW)のレポートは、ちょうど1年前の2014年11月に発表されたもので、「なぜ、ISISが戦闘能力を維持することができているのか」を明らかにしたものです。


そのレポートは、ここにあります。動画はyoutubeにアップされています。
本ブログでは、「本当のイスラム国、本当の中東、そして、日本の未来」で詳述しています。


・・・シリアとトルコの境界に沿った地域で、ロシアがさらなる活動を展開する場合は、シリア内部の対立が終盤に差し掛かっていることを示しています。


 

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コメント
 
1. 2015年12月01日 09:07:40 : WlRYSLGGmn : mc7JXxvaBLg
コラム:緊迫するロシアとトルコ、「第3次大戦」防ぐ処方箋
2015年 11月 27日 15:40 JST

[25日 ロイター] - 加盟国のトルコが24日、ロシア軍機を撃墜したことで、北大西洋条約機構(NATO)は未知の領域へと足を踏み入れた。第3次世界大戦を防ぐために、米国政府が双方を和解させることが急務である。

トルコ政府の「ロシア機は、繰り返し警告を与えたにもかかわらず、シリア国境に近いトルコ領空を侵犯した」という主張の裏付けとなる詳細はこれから明らかになるところだ。

はっきりしているのは、この事件には長い前触れがあるということだ。シリア政策をめぐって、トルコとロシア両政府のあいだでは対立が急激に高まっていた。ロシアがアサド政権支援のためにシリア領内での空爆を開始して以来、ロシア軍機は繰り返しトルコ領空を侵犯してきた。

過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出したアンカラ、シナイ半島、パリでの爆弾攻撃以降、同組織に対する「大連合」への希望が生まれていたというのに、今や中東にほとんど残されていない平和と安定を救うための緊張緩和が急務になってしまった。

ロシア政府がただちに、同国機撃墜は「背信行為」でありイスラム国への支援になるとしてトルコ政府を非難し、プーチン大統領が「重大な影響」をもたらすと警告したことは、シリア情勢がすべての当事者にとっていかに重要であるかを却って浮き彫りにしている。

シリア情勢の波及を食い止められるかもしれないという希望は霧散してしまった。

ロシア機のパイロットはシリア北部地域に脱出降下した可能性が高いが、トルコが同地に暮らすトルクメン人住民を民族的なつながりゆえに支援していることも、現場での状況をさらに複雑にしている。

シリアのアサド大統領及びロシアやイランの支援を受けた政権側部隊と戦っているクルド人部隊、イスラム主義者、反政府グループのあいだには対立があり、地上での勝利は期待できない。

空におけるこれ以上の衝突を避け、ロシアによる何らかの報復措置を防ぐために、NATOはトルコへの支持を再確認するとともに、ただちにシリア上空での一時飛行停止を呼びかけなければならない。

シリアで何が起こっているか
http://static.reuters.com/resources/media/editorial/20151127/air-strikes-in-syria.gif

米国にとってトルコはNATOの同盟国、ロシアはライバルだが、仲裁役として米国の独自の立場がこれほどふさわしい例は過去に見られない。

先日のパリ同時攻撃と、先週トルコで開催されたG20首脳会議での進捗によって、イスラム国打倒に向けた共同アプローチが発展するのではないかと期待していた米政府関係者は多い。トルコは、首都アンカラでの爆弾テロの後でさえ、アサド政権排除につながらない形で中東地域に外国が干渉することを懸念している。地域の混乱の収拾を押しつけられるのは自分たちではないかという恐れがあるからだ。

現時点でさえ、トルコは世界で最も多くの難民を受け入れている。またシリア内戦は、トルコ政府が数十年にわたり続けているクルド人武装勢力との戦いとも絡んできつつある。クルド人武装勢力の一部は現在、米国からの支援を受けている。

望みうる最善の状況は、トルコとロシア両政府が、お互いの依存関係と対立激化がもたらす高い代償を現実的に注視し、シリア情勢を契機として両国が直接戦火を交える事態に至るのを避けることだ。

アサド政権の将来を軸とする幅広い地域的・政治的な妥協の一環として、今、ロシアとトルコを同じテーブルにつかせなければならない。

短期的にはアサド政権の存在を含んではいるが、長期的にはその体制を変革していくことを可能とするような出口戦略を考案することは、困難ではあるが不可能ではなかろう。

そのような解決策があれば、ロシア政府もイラン政府もメンツを保ち、さまざまな同盟国を再結集することが可能になる。トルコが「地域の問題は地域で解決」することを求めていることを踏まえて、NATO諸国はトルコ政府を支え、同国を宗派性のない地域のリーダーにしていくべきである。

その一環として、イラン及びロシアの影響力に対抗すべく、シリア政府にとって必要不可欠な開発援助を提供させるようアラブ諸国及びスンニ派勢力にプレッシャーをかけなければならない。

これと平行して、「アサド後」のシリアがどのようになろうと、シリアの地中海沿岸のラタキアにロシアが持つ拠点は維持されるという安心感をロシアに与えなければならない。

今年前半の激しい選挙戦の影響で、これまでトルコ政府の動きは鈍かった。だが、プーチン氏はトルコのエルドアン大統領を軽視していた可能性がある。エルドアン氏率いる与党・公正発展党の政治課題は今や明確になった。「力による安定」である。

かつてはお互いを友人と認め合っていた双方の首脳の「顔を立てる」ためには、オバマ米大統領とオランド仏大統領から自制を求めることが必要不可欠であり、かつ最も効果が高いだろう。イスラム国掃討を目指す大連合について協議するためにモスクワとワシントンを行き来するのであれば、そこにトルコを加えなければ今や成功は不可能である。

経済力、軍事力、情報力のいずれをとっても中東地域最大であり、同地域唯一のNATO加盟国であるトルコがロシアと対立したままでは、中東の混乱が加速するばかりだ。

さらなる戦いを避けるには、すべての関係国が状況をエスカレートさせないという共通の関心事に集中する必要がある。共通の敵であるイスラム国に集中しなければならない。 シリア、イラクを主権国家として政治的に再編するという戦略を促進するためには、イスラム国を軍事的に打倒することだ。

オバマ氏はイラクにおけるジョージ・W・ブッシュ前大統領の行動を繰り返すことを慎重に避けてきたが、今こそ米国は、さらなる戦いを防ぐために持てる力を尽くさなければならない。

中東の真ん中での「権力の空白」は、ほぼ必ずと言っていいほど、より悪い結果につながってきた。今、地域が主体となる平和を準備することがすべての当事者にとって必須であり、相互の合意を得るべき分野である。

トルコとロシアを含む地域首脳会議の開催をNATOが呼びかければ、両国が今週の事件を意識の隅に追いやることができ、すべての関係者が共通の敵に集中しやすくなるだろう。

トルコのロシア軍機撃墜をめぐり、両国の非難合戦がますます熱を帯びている。
*筆者は米ジャーマン・マーシャル基金のトランスアトランティック・フェロー。

*本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。(翻訳:エァクレーレン)

http://jp.reuters.com/article/2015/11/27/walker-syria-column-idJPKBN0TG0CW20151127


2. 2015年12月02日 00:40:13 : DypnzUdbqI : FP7A8XPWgow
そうだピョーン

3. 2015年12月02日 09:40:16 : 0xVl8B3J8B : yqp6yUwzlO4
若し、ロシア対NATOの全面戦争になっても、これは第三次世界大戦ではなく最初で最後の人類対ユダ金の戦争だ。勿論ロシアが勝つ。そのためにロシアが日本のどこかにミサイルぶち込んで私やその関係者が巻き添え食ってもも私は不満を持ちません。人類はユダ金から解放される。そしてもちろん私はロシアを応援します。
 ただ、プーチンさんも習近平もNaTOの挑発になど乗らずに頭で勝つでしょう。くたばれ、ユダ金。

4. 2015年12月03日 22:43:40 : rU5Thcyl36 : tLyM31w_Gfg
>>3. 2015年12月02日 09:40:16 : 0xVl8B3J8B : yqp6yUwzlO4 様

全く
同感です


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