http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/448.html
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押収したイスラム過激派の旗を掲げるマリの治安当局者=ロイター
マリの首都バマコにあるラディソン・ブル・ホテルで起きたテロ事件は、何が起きどう解決されたのか今もって見えてこない。
記事に20人以上が死亡したとあるように、犠牲になった人数さえ、17人説や27人説などがあってはっきりしていない。(NHKの記事によれば19人)
襲撃したテロリストの人数も10名ほどいう報道があったが、今は、襲撃したテロリストのうち2人は鎮圧時に死に、残る3人の行方を捜索していると報じられている。
少し前まで、死んだ二人以外のテロリストは、ホテルの最上階に立て籠もっており、その鎮圧を行っていると報じられていた。
[報道から見える事件の概要]
一人は“どこかの国”の外交官ナンバープレートを付けた自動車でホテルに乗り付け、もう一人は歩いてやってきてホテルに入った。
その後、テロリストは自動小銃でホテル客に向かって乱射し、人質170名ほどをとって立て籠もった。
フランスは、部隊がマリ北部にしかいないため、40名の特殊部隊をフランスから派遣した。
どこからやってきたか不明だが、米国とカナダの特殊部隊が仏の部隊に加わりマリの治安部隊を指揮するかたちで、下の階から順次鎮圧をはじめ、およそ7時間ほどかけてテロリストを制圧した。
(メディアは、しばらくのあいだ、最上階に残りのテロリストが立て籠もっていると報じた)
“解放”後にインタビューに応じていたホテルの客は、ホテル側から部屋から出ないよう達しがあったので部屋に身を潜めていたと語っていた。
テロリストは全部で5人という感じで報じられているが、最初から最後まで2人だった可能性が高い。
ほんとうに最上階に立て籠もっていたのなら、鎮圧部隊から逃れてどこかに行くことなぞ出来ない。
幽霊に怯えて最上階までスムーズに行けなかったというのならわかるが(笑)、テロリストが応戦したため、鎮圧部隊が最上階まで行くのに手間取ったといった話はありえない。
※関連記事
「マリの首都のホテルで銃撃、170人が人質:マリのホテル襲撃 人質救出も死傷者多数か:アルカイダ系犯行声明、27人死亡説も」
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/419.html
「マリのホテル襲撃で最低27人死亡、アルカイダ系組織が犯行声明:どのメディアも事実関係がつかめない奇妙なテロ」
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/425.html
「ロシア外務省、マリのホテル占拠事件でロシア人6人が死亡したことを確認:ううむ、マリのホテルにロシア人が同時に6人も..」
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/429.html
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マリのホテル襲撃 アルカイダ系組織に焦りか[NHK]
11月22日 7時42分
アフリカ西部マリの首都にある高級ホテルに武装したグループが立てこもって外国人宿泊客など19人が死亡した事件で、マリの治安当局は事件の背景を調べるとともに、パリの同時テロ事件などを受けて過激派が活動を活発化させるおそれもあるとして警戒を強めています。
この事件は20日、マリの首都バマコにある高級ホテルに武装グループが押し入り、外国人などの宿泊客と従業員およそ170人を人質にとって立てこもったもので、軍が救出作戦を行いました。マリの治安当局などによりますと、この事件でロシアやアメリカ、それに中国からの宿泊客など19人が死亡したということです。
事件の後、国際テロ組織「アルカイダ」とつながりのある武装組織「ムラビトゥン」が「別のアルカイダ系組織とともに作戦を実行した」と犯行を認める声明を出しています。マリの治安当局は、現場で死亡した武装グループの2人のほか、事件には少なくとも3人が関わっているとみて捜査するとともに、この武装組織とほかの組織とのつながりなど事件の背景を調べています。
過激派組織IS=イスラミックステートがパリの同時テロ事件などテロを繰り返すなか、アルカイダ系の組織が相対的に存在感を失うことに焦りを募らせているのではないかという見方も出ており、治安当局は過激派が活動を活発化させるおそれもあるとして警戒を強めています。
死者のうち6人はロシア人
ロシア外務省は21日、この事件で、ロシアの貨物専門の航空会社「ボルガ・ドニエプル」のロシア人職員6人が死亡したことを明らかにしました。
6人は武装グループが襲撃を始めた直後に、ホテルのレストラン付近で銃撃され、死亡したということです。ホテルの中には、このほかに6人のロシア人がいましたが、マリ軍によって救出されたとしています。
この事件を受けて、プーチン大統領はマリのケイタ大統領に弔電を送り「テロの脅威に対抗するには、最も幅広い国際協力しかない」として、国際社会が結束してテロに対抗していく必要性を改めて訴えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151122/k10010315681000.html
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[Q&A]マリ襲撃 どんな背景? 混乱続き政情不安定
西アフリカのマリで20日、イスラム過激派とみられる武装グループが米系ホテルを襲撃して一時170人を人質に取った。20人以上が死亡した事件の背景には混乱が続く同国の情勢がある。
Q マリはどんな国か。
A 西アフリカにあり、国土面積は日本の3倍超だ。人口は1600万人で、95%をイスラム教徒が占める。国連は、特に開発が遅れた「後発発展途上国」に分類している。12年に軍がクーデターを起こし政情不安定になったが13年、選挙でケイタ大統領が選ばれた。
Q 犯行声明を出した「アルムラビトゥン」の特徴は。
A 国際テロ組織アルカイダ系で、武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の元幹部ベルモフタール容疑者(空爆で死亡)が率いたとされるグループだ。13年アルジェリアで起き、日本人10人が死亡した人質事件に関わったとみられる。マリのほかアルジェリア、ニジェールなどで自爆テロや誘拐を繰り返している。
Q パリ同時テロとのつながりは。
A 犯行声明に言及はなかった。フランスはマリの旧宗主国で13年に軍事介入し、イスラム過激派はこれを激しく批判した。今回の襲撃はパリのテロに触発された可能性がある。
(パリ=白石透冴)
[日経新聞11月22日朝刊P.5]
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