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終わりの見えない戦争…テロ犠牲者「13年間で80倍」の衝撃(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/385.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 17 日 15:25:10: igsppGRN/E9PQ
 

            イスラム国は米国がつくった(C)AP


終わりの見えない戦争…テロ犠牲者「13年間で80倍」の衝撃
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/169746/1
2015年11月17日 日刊ゲンダイ


 9・11後に米国が始め、世界が追随した「テロとの戦い」はもはや完全に失敗だ。その根拠が米国務省が毎年発表している「国別テロリズム報告書」にあった。テロによる死者がこの13年間で、ナント80倍に増えているという驚愕の事実である。もはやテロ戦争には終わりが見えない。

 米国務省のこの報告書は1983年からまとめられているもので、世界的なテロ活動の年次白書と言っていい。これによると、世界全体のテロ犠牲者数は、米同時多発テロの前年(2000年)は405人だった。ところが、ブッシュがアルカイダのビンラディンに「対テロ戦争」を仕掛けて以降、犠牲者は増え続け、07年には2万2685人に。その後、1万人台で推移していたが、14年には前年比8割増の3万2727人に達した。

 報告書によれば、犠牲者が増え続けるのは、テロ事件が増加していることに加え、テロの殺傷性が高まっていること、テロ組織の規模が拡大していることが理由だという。

「戦車を爆破できるよう爆弾自体の殺傷力が高まった。道路を走行している自動車を遠隔操作して爆発させるといった高度な攻撃が行われるようになったこともあります。しかし、最も問題なのは、米軍の高性能兵器がテロリストの手に渡っていることです。米軍は当初、シリアのアサド政権を倒すためにIS(イスラム国)に武器援助していました。また米軍はイラク軍にも武器援助しましたが、そのイラク軍はISに敗れると、武器を放棄して逃走してしまった。それらの武器はいま結局、ISに渡っています」(元外務省国際情報局長・孫崎享氏)

 世界のテロ組織は、この13年で実に59グループにまで拡大した。組織の新設だけでなく、分裂や系列化の結果でもあり、とうとう「敵の敵は味方」のような矛盾まで顕在化している。

 今年9月、ロシアがシリア空爆でISとともに反政府勢力の「ヌスラ戦線」を攻撃した際、米国はロシアを非難した。反アサドの米国が反政府勢力側に立っているからだが、ヌスラ戦線はアルカイダの下部組織だ。アルカイダは米国の敵だったはずなのに、おかしな話である。

「対IS戦争で、米国の有力政治家が『アルカイダの穏健派を支援しよう』と言い出しています。また、米国では共和党のサントラム大統領候補が『ISは米国がつくったものじゃないか』とついに発言しました。結局、米国がテロリストを育て、それが過剰に強くなると攻撃し、その攻撃にかつての敵を味方として使うという異常な構図になっています」(孫崎享氏)

 パリの非道なテロは許されるものではないが、「テロとの戦い」の矛盾にも目を向ける必要がある。

 

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コメント
 
1. 2015年11月17日 16:55:18 : YxpFguEt7k
神浦元彰氏
「米軍主導の有志国連合軍が、ISが資金源の盗難石油の大型燃料輸送車を総攻撃し、燃料車116台を破壊した。攻撃は対地攻撃機A10や同AC130で空爆した。米軍は事前に非戦闘員の運転手に避難を促すリーフレットを投下し警告した。

米国防総省によれば、ISは昨年、平均で一日100万ドル(約1億2300万円)分の石油を奪って密売した。それではなぜ、大型燃料輸送車を空爆しなかったのか。それはイラクやサウジなどの油田をISが報復攻撃するのを警戒したのか。リーフレットを投下すれば、空爆がOKとの説明に疑問を持った。」
https://twitter.com/kamiura_jp/status/666516346759352320
https://twitter.com/kamiura_jp/status/666521419061157888

非戦闘員の殺害は、殺人です。軍人が行なうことではありません。猿のようにIQが低い者が行なう、野蛮行為です。


2. 2015年11月17日 19:01:02 : f6CfjWrGYI
イラクのパンドラの箱を開け、リビアのパンドラの箱を開け、シリアのパンドラの箱を開け、シリアのパンドラの箱だけは蓋をしようとやっと世界中が必死になってきたにも関わらず、アメリカは飽きもせず穏健派は別だと言い募る。

ことここに至り穏健も強硬もない、そんな場合じゃないというのになにをぬかしているのかと呆れられている。

空爆はやめろというが、空爆をやめたらシリアはISの巣窟になってしまう。必ずレバノンに飛び火するだろう。
レバノンはシリアをさらに複雑にした人種宗教のモザイク国家だ。
ISはシーア派に対して宣戦布告し、キリスト教徒も根絶やしにしようと牙をむくだろう。
レバノン内戦より酷い殺戮が起こることは間違いない。

喜ぶのはアラブのスンニ派湾岸諸国の石油の収入で豚のように肥った金満王家だけだ。
アサドはいけすかないヤツだが、レバノン内戦を止めた実績は認めなければなるまい。
アメリカはレバノン内戦を解決できなかった。だからシリアに頼った。
アメリカとシリアの関係はそのときから密になった。
そのツテをアラブの春でぶった切ってしまったのだから、アメリカにもう手がないのである。


3. 2015年11月17日 19:49:18 : jXbiWWJBCA
6割がイスラム国への攻撃支持、地上軍派遣は反対多数=米世論調査

[ワシントン 16日 ロイター] - ロイター/イプソスが行った世論調査によると、パリで発生した同時多発攻撃を受け、米国人の半数以上が過激派組織「イスラム国」への攻撃を一段と強化することを望んでいる。

半面、イスラム国が拠点を置くイラクやシリアに地上軍を派遣することには大半が反対の立場だった。

13日にパリが襲撃された直後の週末、1483人を対象に調査を実施した。

回答者の63%はパリと同様の攻撃が身近で発生するのではないかと心配していると答えた。2013年に米国内で起きたボストン・マラソン爆破事件の直後よりも、今回のほうが不安は高まっている。

また、17%がテロリズムを最大の懸念要因に挙げた。10月時点の9%から急増し、テロリズムが経済問題と並んでトップを占めた。

60%は米国がイスラム国をもっと攻撃すべきだと考えていた。イラクやシリアでの空爆への支持は過半数をやや上回ったが、オバマ大統領がすでに承認した特殊部隊の派遣には、約65%が反対した。

通常の地上部隊を派遣することについては、さらに多い76%が反対した。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/17/poll-us-isis-idJPKCN0T60N620151117


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