http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/305.html
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露の旅客機は爆破された可能性が浮上、直前に米航空機をシリアで撃墜して露を非難する計画とも
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201511030000/
2015.11.03 21:01:40 桜井ジャーナル
シナイ半島南端にあるシャルム・エル・シェイク空港を離陸したロシアの旅客機A321が墜落し、乗員7名と乗客217名が死亡したという。その直後、インターネット上に旅客機が爆発する瞬間を撮影した映像が流れている。
Russian plane Airbus A321 Shoot Down Over Egypt 31 Oct 2015
https://www.youtube.com/watch?v=6NKUDM3-L8U
上空3万1000フィート(約9500メートル)を飛行する旅客機を携帯電話のカメラだけで地上から撮影したとは考えられていないが、これが本物なら、墜落地点の環境から考えて、爆破の場所とタイミングを事前に知っていた人物がいることを示唆している。
IS(ISIS、ISIL、ダーイシュなどとも表記)が自分たちの仕業だと発表したようだが、それを裏付ける証拠はなく、またミサイルの痕跡は見られない。また、衛星写真は燃料タンクか爆弾が爆発した可能性が高いことを示しているとも伝えられている。
http://www.nbcnews.com/storyline/russian-plane-crashes-in-the-sinai/satellite-shows-heat-flash-when-russian-metrojet-plane-crashed-no-n456161
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爆発物が仕掛けられたとするならば、その場所はシャルム・エル・シェイク空港だった可能性が高いだろう。同空港がある場所はエジプト。その周辺国はサウジアラビア、ヨルダン、そしてイスラエルで、シリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すためにアル・カイダ系武装集団や、そこから派生したISを使ってきた勢力に属している。ちなみに、アメリカ、イギリス、フランス、トルコ、カタールも仲間。カタール王室が支配しているメディアのアル・ジャジーラは今回も「活躍」している。
ロシアの旅客機が墜落する直前、ミハイル・サーカシビリ元ジョージア(グルジア)大統領(現オデッサ知事)が元ジョージア国防相やウクライナ内務相の顧問、IS司令官の従兄弟らとシリアでアメリカの航空機を撃墜し、その責任をロシアに負わせるという計画の相談をしている内容だとする文書が公表されていたのだ。
http://wikileaks.center/index.php/entry/saakashvili-i-makkejn-khotyat-stolknut-ssha-i-rf-v-sirii-gruzinskie-zenitchiki-uzhe-v-latakii-pzrk-avakov-dostavil-iz-ukrainy
しかも、その背後にジョン・マケイン米上院議員がいるとしている。この文書の信憑性は不明だが、注目している人はいる。
シリアではロシアの空爆で情勢が一変、NATOの好戦派、ペルシャ湾岸産油国、そしてイスラエルが支援する軍事勢力が敗走しはじめ、ウクライナでもネオコン/シオニストが計画した軍事作戦が中断、イランの問題も話し合いが進み、軍事侵攻は遠のいて、好戦派の目論見は崩れ始めている。戦乱の炎を再び燃え上がらせるためには何らかの工作が必要の状況にはある。
サーカシビリとマケインはウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領が設置した国際諮問グループに名を連ねていた関係にあり、背景はイスラエル。サーカシビリは2003年に実行された「バラ革命」でジョージアの実権を握ったが、その黒幕はジョージア駐在アメリカ大使だったリチャード・マイルズ。その前にはベルグラード駐在大使としてユーゴスラビアのスロボダン・ミロシェビッチを倒している。
サーカシビリが大統領になる前、ジョージアには2001年からガル・ヒルシュ准将が経営するイスラエルの会社、「防衛の盾」が予備役の将校2名と数百名の元兵士を教官としてグルジアへ送り込み、無人飛行機、暗視装置、対航空機装置、砲弾、ロケット、電子システムなども提供していた。2007年にはイスラエルの軍事専門家がジョージアの特殊部隊を訓練、重火器や電子機器、戦車などを提供したと言われている。
サーカシビリ時代、ジョージア政府にはイスラエル系の閣僚がふたりいた。
http://www.haaretz.com/news/georgia-president-denies-israel-halted-military-aid-due-to-war-1.251761
国防相だったダビト・ケゼラシビリと南オセチア問題で交渉を担当していた大臣のテムル・ヤコバシビリだ。ヤコバシビリはイスラエルの市民権を持っていなかったようだが、ヘブライ語は話せるという。
マケインはネオコンの議員で、イスラエル・ロビーの手先として活動していることは言うまでもないだろう。そのネオコンは配下のネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)を使って昨年2月にクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ大統領を追放、4月頃から東部や南部で民族浄化作戦を展開してきた。
しかし、彼らの思惑通りには進まず、停戦合意もあって戦闘は鎮静化している。戦闘員も不足、8月1日にはウクライナの外相、トルコの副首相、そしてタタール人の反ロシア派代表がトルコのアンカラで会い、タタール人、チェチェン人、ジョージア(グルジア)人などで「国際イスラム旅団」を編成してクリミアの近くに拠点を作ることで合意したとされているが、実際はドンバス(ドネツクやルガンスク)に集結しているようだ。
シリアにしろ、ウクライナにしろ、戦乱の原因は1992年にネオコンが支配するアメリカの国防総省で作成されたDPGの草案、いわゆる「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」にある。ソ連を消滅させ、ロシアを属国化、中国支配層は買収でコントロールできる体制になったことを前提にして、旧ソ連圏、西ヨーロッパ、東アジアなどの潜在的なライバルを潰し、ライバルを生む出しかねない膨大な資源を抱える西南アジアを支配しようという計画だが、ウラジミル・プーチンによってロシアは再独立、そのロシアと中国の関係が緊密化してドクトリンの前提が崩れたのだが、今でもアメリカの好戦派はそのドクトリンにしがみつき、追い詰められている。
http://www.nytimes.com/1992/03/08/world/us-strategy-plan-calls-for-insuring-no-rivals-develop.html
そうした中、今回の旅客機墜落が起こったことから、好戦派へ視線を向ける人が少なくないわけだ。
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