http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/295.html
Tweet |
【11月2日 AFP】エジプト・シナイ半島(Sinai Peninsula)で先月31日に墜落し、乗客乗員224人全員が死亡したロシア旅客機について、航空専門家らは、墜落の経緯を説明するさまざまなシナリオを指摘している。
ロシアの国家間航空委員会(Interstate Aviation Committee)のビクトル・ソロチェンコ(Viktor Sorochenko)氏によると、機体は「空中分解」したとみられる。エジプトで活動するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の傘下組織は、同機を墜落させたと主張しているが、エジプト、ロシアの両国政府はこの主張を疑問視している。
航空専門家への取材から分かった主な内容を、Q&A形式でまとめた。
■墜落現場の写真から分かることは何か
ジャンポール・トロアデク(Jean-Paul Troadec)元フランス航空事故調査局(BEA)局長は、「写真からは、攻撃と事故の両方の可能性が残っていることが分かる。どちらの説がより妥当であるかについては、機体の残骸の調査とフライトレコーダーの分析によってすぐに判明するだろう」と指摘する。
■残骸から何が分かるか
「攻撃だった場合、残骸の分散状況で説明できる場合もあるが、残骸自体が一番重要だ。爆発の痕跡が残っている場合や、(爆風で)機体内部がさらけ出された状態ならば、爆弾が存在した可能性が示されるかもしれない。これが仮説の一つだが、一方で技術的な問題の可能性も排除はできない。小さな残骸の破片はないことから、垂直降下はしなかったことが示唆される」(トロアデク氏)
■機体が空中分解した場合、何が原因だったのか
航空専門家のロベルト・ガラン(Robert Galan)氏は、致命的な技術上の欠陥が原因である可能性を指摘。「攻撃が原因でなくとも、機体が地面に到達する前に空中分解してしまったり、飛行中に重大な問題を起きたりする原因はいくつか考えられる。例えば、エンジンの爆発や、積み荷の移動などだ」と説明している。ただ、機体内部の欠陥が爆発につながることは非常にまれだという。
■攻撃だった場合、どのような装置が使用されたのか
爆発が起きた場合、「自爆犯や、機内に持ち込まれた爆発物によって、あるいはミサイルが発射された後に、機体が空中で爆発した可能性がある」とガラン氏。「機体が高度9000メートル上空を飛行していたとすれば、撃ち落とすには高性能のレーダー機器が必要となるため、ISが同機を撃墜する手段を持ち合わせていたとは非常に考えにくい」という。ただ、「ISは中距離ミサイルを保有しているため、機体に技術的な問題が生じて降下した同機をISが撃ち落とした可能性はある」。だがこの説は「仮説としてはやや不自然だ」という。
■ISの主張にはどの程度の信ぴょう性があるのか
仏トゥールーズ大学(University of Toulouse)のテロリズム専門家、マチュー・ギデール(Mathieu Guidere)氏は、ISの主張は「信用できる」と語る。「犯行声明が掲載されたツイッター(Twitter)アカウントやその他のサイトにはこれまで、偽の情報が掲載されたことはない。また、今回の声明は他のISの声明と同じ形式がとられている」(c)AFP/Rebecca FRASQUET
http://www.afpbb.com/articles/-/3065146
ISの犯行だとしたらミサイルとは限らないだろう。ISは「墜落させた」とは言っているが「撃墜した」とは言っていない。
機内で強力な爆弾を爆発させたとも考えられる。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。