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10月28日
内戦が続くシリアで、ロシアが先月空爆に乗り出して以降、新たに少なくとも12万人が住む場所を追われ、避難を余議されたことが国連のまとめで分かりました。
シリアのアサド政権を支援するロシアは、先月30日以降、過激派組織IS=イスラミックステートを壊滅させるためだとして、シリアでの空爆を続けています。
こうしたなか、国連のOCHA=人道問題調整事務所は、ロシア軍の支援を受けてアサド政権が攻勢を強めている北部のアレッポ県とイドリブ県、それに中部のハマ県の人道状況について報告をまとめました。
それによりますと、これらの地域では、今月に入って新たに少なくとも12万人が住む場所を追われ、キャンプなどでの避難生活を余儀なくされました。
また、政府軍側の空爆によって、いくつもの病院やNGOの活動拠点などが破壊されたほか、反撃を試みるISが今月23日、ハマからアレッポにつながる幹線道路を遮断した影響で、アレッポに住むおよそ70万人に必要な物資が届けられない状況だということです。
シリアから周辺国などに逃れた難民はすでに420万人近くに達しますが、ロシアの介入によって戦闘が激化するなか、国内に残った市民も危機的状況に追い込まれています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151028/k10010285131000.html
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