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集団的自衛権の戦略は中国・ロシアの連合軍には機能しないー尖閣諸島を想定しロシア・中国軍が上陸訓練ー
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/207.html
投稿者 DOMOTO 日時 2015 年 10 月 19 日 20:20:55: VRQtq/0DZtRLQ
 

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    集団的自衛権の戦略は中国・ロシアの連合軍には機能しない

      ー尖閣諸島を想定しロシア・中国軍が上陸訓練ー


DOMOTO
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735


【目次】

【1】 尖閣諸島を想定しロシア・中国軍が上陸訓練

【2】 集団的自衛権の戦略は中国・ロシアの連合軍に機能するか

.

7月15日に安全保障関連法案が衆議院で可決され、すでにその成立の見通しがほぼたった頃、米国の戦略国際問題研究所のHPに、次のように書かれた記事が掲載されました。

「いま、日本の議会による安保法案が検討されていることは、東アジアの防衛問題での潜在的な大きい転換の始まりの前兆を示している」

The future of Russia-Japan relations (「ロシア-日本関係の先行き」 戦略国際問題研究所 SEP 2, 2015)
http://csis.org/publication/pacnet-55-future-russia-japan-relations

この記事のこの言葉は、単に、日本の集団的自衛権の行使容認によって、米国と日本の軍事力の一体化が強化されることを指しているのではありません。日本のマスコミは東アジアでの日米同盟の結束だけを報道し、その敵対勢力(複数)の動きをあまり伝えていませんが、「東アジアの防衛問題での潜在的な大きい転換の始まり」とは、むしろ2年ほど前から始動を始めた<東アジアでの中国とロシアの軍事協力の拡大>を指すと言えます。

北東アジアでの中国・ロシアの戦略的協力―日米同盟 VS 中露の戦略的協力―(5/28-2015 拙稿 )
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/39461397.html

最近の中露間での軍事関係を扱ったものとして、米国の戦略国際問題研究所(CSIS)のHPから9月に公開されたユー・ビン氏のレポートを調べてみました。

Comparative Connections v.17 n.2 - China-Russia: Tales of Two Parades, Two Drills, and Two Summits (戦略国際問題研究所 SEP 15, 2015 PDF)
http://csis.org/publication/comparative-connections-v17-n2-china-russia


    【1】 尖閣諸島を想定しロシア・中国軍が上陸訓練


中国とロシアの海軍が日本海で演習、上陸訓練も 日米牽制か
http://www.sankei.com/world/news/150820/wor1508200034-n1.html

「ロシアと中国の海軍は20日、極東ウラジオストク周辺の日本海で合同演習「海上連合−2015」を開始した。演習には対空、対艦、対潜水艦作戦などに加え、合同での上陸訓練が含まれており、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島や南シナ海をめぐる米中対立などを念頭に、日米を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。
(以下省略)」(8月20日-2015 産経新聞)

上記の産経新聞、また時事通信などの記事もそうですが、この中露の8月の合同演習の「尖閣諸島を念頭に」したと思われる上陸訓練の位置づけを、産経は「〜が含まれている」程度にしか伝えていませんが、専門家のユー・ビン氏の報告では違います。

戦略国際問題研究所のHPで、年3回の中露関係のレポートを担当しているユー・ビン氏(ウィッテンバーグ大学 米国)は、この合同軍事演習の中心的な主題は、「『共同での海上航路の保証(確保)と共同での上陸活動』であった」と分析しています。

The theme of the second phase of the exercise was “joint assurance of sea traffic and joint landing activities.”

「共同での海上航路の保証(確保)」は、産経新聞でも触れているように南シナ海の有事を想定したもので、「共同での上陸活動」は尖閣諸島を想定したものと思われ、この共同上陸訓練は中国とロシア両軍にとって最初の訓練になりました。

「日米両政府が4月に改定した防衛協力指針(ガイドライン)では、新たな協力項目に離島防衛を明記し」、「陸上自衛隊は2017年度末までに、離島への上陸・奪還作戦を展開する『水陸機動団』を発足」させます。

離島防衛 切れ目なく 陸自、専門部隊を育成 (9/28-2015 日経 )
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H1L_X20C15A9PE8000/

ユー・ビン氏の報告によれば、日米のこの動きに呼応したとも言えるこの中露の共同上陸訓練では、侵攻のための組織化された陸、海、空軍の組織的な軍事行動(“amphibious landing”)を含む武力を、さらに両軍で統合(一体化)して行われたとのことです。

今回の極東ウラジオストク周辺の日本海での合同演習「海上連合-2015」(“Joint Sea-2015”)に使われた全体での兵器の内訳を見てみますと(PDF6ページ)、

水上艦が合計23隻、潜水艦2隻、固定翼機15機、無人機2機、艦載ヘリコプター8機、水陸両用「装備(車両)30台、そして総勢400名の海軍兵士。

水上艦については、「ロシアメディアによると、中国側から駆逐艦など7隻が参加。ロシア側からは太平洋艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「ワリャク」などが加わった」そうです(前出産経記事)。

これらをロシア、中国に分けて見てみますと、

ロシア海軍からは、水上艦16隻、潜水艦2隻、固定翼機10機、艦載ヘリコプター2機、水陸両用装備(車両)9台、そして200名の海軍兵士。

中国からは水上艦7隻、艦載ヘリコプター6機(海軍)、固定翼機5機(空軍)、水陸両用装備(車両)21台、そして200名の海軍兵士。

(無人機2機は、どちらから参加したのか記載がありません)

政府は、「離島占拠が本格的な武力攻撃に発展する事態に備え、日米で共同対処する体制も整えて」いますが(前出日経記事)、中国とロシアも尖閣問題が本格的な武力攻撃に発展する事態に備え、共同対処する体制を整えているようです。

現在、ロシアと中国の間では、24機のスホイ-35長距離多用途戦闘機(Su-35)、S-400対空ミサイル・システム、そして何隻かの第五世代カリーナ級の通常動力潜水艦などの大型の商談がまとまっていると見られています(ユー・ビン氏レポート)。

ユー・ビン氏の今年5月の報告によれば、中国がS400を受け取るのは2017年と見られているそうですが、同氏のこの9月の報告では中国人消息筋の話として、スホイ-35戦闘機(Su-35)も2017年に中国へ譲渡される予定になっているそうで、これにより2017年は、中露の軍事協力によって中国軍の戦力が飛躍的に向上します。

(※ 前出拙稿『北東アジアでの中国・ロシアの戦略的協力』の第2節「中露のS400と尖閣諸島 +S500」を参照)
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/39461397.html


    【2】 集団的自衛権の戦略は中国・ロシアの連合軍に機能するか


日米両政府は今年4月、ニューヨークで「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)を18年ぶりに改定しましたが、国立国会図書館の調査及び立法考査局の報告書を見ると、今回の2015年のガイドラインの「脅威の対象」は「中国、北朝鮮、国際テロ」であると明確に新ガイドラインを分析しており、プーチンが指導するロシアの存在、ましてや中国とロシアの連合軍という現出しつつある想定が「脅威の対象」に含まれていません。

新たな日米防衛協力のための指針―その経緯と概要、論点―(国立国会図書館 調査及び立法考査局 8/25-2015 PDF)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9484419_po_0874.pdf?contentNo=1

ワシントンのハドソン研究所の首席研究員で日米同盟を長年研究してきた日高義樹氏は、2015年の今回のガイドラインの想定を、私のこの意見とは違った意味で、「すでに過去のものになっている」想定といって批評しています(※注-1)。
ガイドラインとは、日米安全保障条約に基づく防衛協力の具体的なあり方を取り決めた文書です。

2015年8月の日高氏の著作レポートでは(※注-2)、中国のA2AD戦略が米国の軍事技術力に全くかなわないことが明らかになってきたため、中国が核兵器の先制使用を軍事戦略に組み込んでいる可能性が述べられています。また、プーチン率いるロシアは、いつ軍事ドクトリンを修正し、核兵器の先制使用を容認するかもわかりません(下記記事第2節「予防的核攻撃」参照)。

ロシアの核兵器戦力の準備とウクライナ (2014/09/11 拙稿 )
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/39024587.html

中国は自国の通常戦力(核兵器以外の戦力)が米国のその軍事技術力に全くかなわないことが明らかになったため、ロシアの軍事技術を導入し、ロシア製の最新兵器を多く購入するため、ロシアとの軍事協力の拡大へとすでに大きく転換し始め、動き出しています。

前出のユー・ビン氏の9月のレポートによれば、「中国とロシアの間の『軍事技術協力』の問題は、5月のプーチンと習近平の会談のなかで『特別な配慮』がされた領域であった」といいます。
この二人の会談の後、セルゲイ・ショイグ国防相は次のように言ったと伝えられています。

「我々(ロシアと中国)は、今後も一貫して「軍事技術協力」を拡大するつもりである。『軍事技術協力』というこの領域は、ロシア-中国関係という複合体のなかで重要な場所に位置する」

“We intend to expand it [military- technical cooperation] consistently. This area of collaboration has an important place in the complex of Russian-Chinese relations,” Defense Minister Shoygu was quoted as saying.

また副国防相のアナトリー・アントノフはマスコミに対し、中露両国が「挑戦者と脅威」への立場を「共有する」ことを付け加えたうえで、次のように発言しています。

「中国との協力は、『新しい挑戦者と脅威に反撃するために共同の潜在力を増大させる』ことを目標にしている」

冒頭のCSISの記事では、中国訪問の後の2014年11月にショイグ国防相は、「中露両国の軍事行動(“military operations”)と軍事技術での協力の必要性」をとりわけ強調しながら、「ロシアと中国の戦略的パートナーシップは、ユーラシア地域全体の平和と安定に貢献する」と言明したと述べています。

日本の自衛隊を米国が便利に利用できるようになった新しい安全保障法は、今の段階では米国の軍事専門家やワシントンの政治家たちから良い評価を得ています。

しかし、核兵器と弾道ミサイルの膨大な破壊力を有する超軍事大国、「中国とロシアの連合軍」の前には、このような数年遅れの日米ガイドラインでは対応が不可能・困難であり、米国世論はやがて日米同盟の危険性に拒否反応をおこすことが考えられます。

その事により、日本政府が現在掲げている集団的自衛権の拡大に基づいた国家の防衛戦略もやがては空疎化し、集団的自衛権の行使は自衛隊を米国に便利に利用されるだけに終わることになりかねません。

冒頭のCSISの記事の執筆者であるアンドレイ・カザク氏は、「東アジアでの防衛と安全保障のなかでの中国とロシアの重大な協力は、日本がその一員である米国主導のシステムに最大の挑戦をほぼ間違いなく引き起こす」と述べています。

このことは2014年から2015年にかけて次第に鮮明になってきていることで、近年のロシアのアジア戦略の重要な拠点の一つとして千島列島を考えているプーチンは、北方領土返還や大統領訪日を強く求めてくる安倍政権をトンチンカンだと考えているはずです。

ロシアのプーチンには中国が世界で一番重要で必要な存在であり、安全保障法を成立させ米国との同盟を強化し、中国との対立を一層強めながら「日本とロシアは仲良くしましょう」というのだから、プーチンから言わせれば大ボケです。

ハドソン研究所で日米同盟を長年研究してきた日高義樹氏は、最新刊の著作レポート(2015年8月刊)で、現在の日本政府の集団的自衛権の拡大に基づいた防衛戦略の限界を指摘しています。
日高氏は、核兵器の先制使用を組み込んだ中国の新しい核戦略に対しては、「現在、日本が進めている集団的自衛権の拡大といった、その場しのぎの対応策では、危機を回避できない」と言っています(※注-3)。


       ◆      ◆

アベノミクスは輪転機ばかり回してもその効果は剥落し、景気は消沈していきます。国の借金を膨大に膨れ上がらせ、「中国とロシアの連合軍」という敵から国を守り、米国の今後の軍事的要請を受け入れ続けるには、輪転機をもっと増やして、すべての輪転機をガンガン回さなければなりません。

日本が壊れるまで(金利が急騰するまで)輪転機をガンガン回し、膨大な借金をなお膨れ上がらせ続けている日本が、「中国とロシアの連合軍」から国家を防衛し続けることなど果たしてできるでしょうか。

金利が急上昇し始めれば、日本は戦さのまえに「素寒貧」(スカンピン)です。「素寒貧」の日本が日米同盟で集団的自衛権の拡大などできるでしょうか。そうなれば米国にしたって日米同盟など迷惑な話でしょう。

国家の防衛を支えるのは財政です。

アベノミクスの本質は輪転機を回すことです。

いまの海外経済が悪くなることを想定しなかったのは、明日の野外イベントに雨天を想定しなかったのと同じです。輪転機さえ回していれば政権を維持していけると思ったのでしょう。

非常な難題となりますが、日米安保条約や経済財政の在り方を含め、日本は根本的に国家戦略を練り直し、早急に新しい戦略をつくりだす必要があります。


■ 関連記事

IMFは中国の構造改革にポジティブな評価をしている (2015/09/09 拙稿 )
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/39592486.html

北海道を狙うプーチンと中ロの秘密同盟(2014/07/28 拙稿 )
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/38890251.html

米国は核兵器でロシアに対抗するか(2015/02/26 拙稿 )
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/39313605.html


■ 資料

日米防衛協力のための指針(ガイドライン) (防衛省)
http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/shishin/


■ 注:

注-1:『日本人が知らない「アジア核戦争」の危機』 17ページ 日高義樹著 2015.8.4刊 PHP研究所)
注-2:同上書
注-3:同上書25ページ


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コメント
 
1. 2015年10月19日 22:24:17 : 4TTeN8md5M
いいんじゃない、民宿でも作って泊まってもらえば?

2. 2015年10月20日 01:36:56 : jXbiWWJBCA
今か今かと待ちわびた宮古のサンマが送られてこなかったワケ〜日本の漁業を脅かす大型中国船の乱獲
2015.10.20(火) 姫田 小夏
(写真はイメージ)
 岩手県宮古市に住む友人から「宮古産のサンマを送ったから」という連絡をもらった。宮古といえば全国有数のサンマ水揚量を誇る漁港である。この時期の脂が乗った宮古のサンマを毎年楽しみにしている人は多い。

 友人は地元の郵便局の「サンマゆうパック」を利用して、サンマを送ってくれたという。サンマゆうパックは、郵便局に申し込みを済ませると、水揚げがあった順に水産業者が直接全国に発送してくれるという仕組みである。

 しかし、「送られた」はずのサンマがなかなか届かない。

 友人に確認してみたところ、次のようなことが分かった。

「今年は小型のサンマしか穫れないので、業者が発送できないらしい」

宮古のサンマ水揚量は激減

 友人は、次のような宮古の実情を話してくれた。

 水産会社は1尾150グラム以上のサンマを発送するという契約を宮古郵便局と結んでいた。ところが、水揚げされるのは130グラム程度の小型のサンマばかり。契約した魚が取れないので発送できないというわけだ。

 地元宮古の市民は「刺身にしても焼いても小型ではおいしくない」という。地元水産会社も「小型のものは脂の乗りが悪いため、商売にならない」と肩を落とす。

 今年、宮古のサンマ漁は不振を極めた。サンマのシーズンといえば8月末から9月にかけてだが、宮古港では9月中(日曜日を除く)のサンマの水揚げがまったく振るわなかった。

 電話取材に応じてくれた地元の水産業者はこう語る。「シーズン中は週に1回程度しか水揚げがないときもあった。9月にはまったく水揚げがない日が10日以上もあった。去年は毎日水揚げされたのに・・・」

 宮古郵便局が市内の水産会社6社と提携する「サンマゆうパック」は、結局、今年は早々に終了することになった。古水産物商業協同組合が手掛ける同様のサービス「サンマふるさと便」も終了している。

大型化する中国の漁船

 宮古の今年の異常なサンマ漁不漁は、中国や台湾の大型漁船による乱獲のせいだと指摘する声がある。

 台湾や韓国の漁船は、北太平洋の公海でサンマ漁を繰り返してきた。公海なので漁をしても問題はないのだが、3年ほど前から中国の大型漁船が参入するようになった。

 それに比べると、日本近海での漁を得意とする日本の漁船は非常に小さい。数カ月も遠洋で漁を続ける中国船とはそもそも規模が違う。

 中国は、海洋進出という国策のもとに遠洋漁業の発展を目指している。近年は大型船の建造と装備のグレードアップに力を入れており、2013年には600隻を超える遠洋漁船を完成させた。特に開発・製造に力を入れたのが、まぐろ漁船やサンマ漁船などである。そうした大型船が公海でサンマを“先獲り”してしまうため、日本近海に回遊してくるサンマが減ってしまったのではないかと指摘されている。

 大型漁船の様子を、中国の現地紙は次のように報じている。「2014年末に寧波の港を出港した船は、前年に進水した大型漁船である。高速スピードに加えて、レーダーや自動操舵、衛星通信など装備のハイテク化が進んでいる。1回の漁で数十トンを捕獲。それを80人の船員が加工し、8つの冷凍庫で保管する。数カ月の海上生活に耐えられるよう数十トンの米・野菜・肉を搭載し、船員は一人ずつ部屋も与えられている」

資源保護のために国際的なルール作りを

 国立研究開発法人 水産総合研究センターの東北区水産研究所八戸庁舎によると、実際には外国籍の大型漁船による影響は限定的だという。「日本の船は多いときには1日当たり100トン以上の魚を獲ります。一方、外国船は40〜50トンがせいぜい。中国船などが根こそぎとっているとは言えないでしょう」

 今年のサンマ漁の不振についても、次のように説明する。「サンマは海全体にそれなりに存在しています。それが沖にとどまるのか、あるいは日本近海にまで泳いでくるのかによって、その年の漁獲量が変わってきます。確かに今年は近海での魚影は薄かった」

 同センターの話を聞く限りでは、中国漁船がサンマを根こそぎ奪い尽くしているというわけではなさそうだ。

 しかし、2014年のサンゴ密漁が問題になったように、ウンカのように大群で押し寄せて漁をしまくる中国漁船はやはり脅威である。

 そもそも海の資源は無尽蔵ではない。日本ではサンマ、マアジ、スケトウダラ、ズワイガニ、スルメイカなど7魚種について漁獲可能量(Total Allowable Catch)を定めている。同様のルールを国際的に適用して資源を保護し、漁業を持続可能なものにする必要がある。

 折しも2015年7月、「北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約」(略称「北太平洋漁業資源保存条約」)が発効した。この条約に基づき、サンマなどの保存管理措置を決定する委員会「北太平洋漁業委員会」(NPFC)が設立され、事務局が東京に設置された。

 9月3日、その第1回会合が東京で開かれた。日本、カナダ、ロシア、中国、韓国、台湾が参加(その他、米国やバヌアツがオブザーバ参加)し、急増している公海サンマ漁船の数をいかに抑制するかを中心に議論が行われた。

 会合は日本が主導権を握っているが、道のりは平坦ではない。議論されているのは、あくまで「急増する漁船の抑制」であり、漁船の増加を強制的に制限しているわけではないからだ。

中国に変化の兆しが表れているが・・・

 そうした状況の中で、中国では漁船建造のマーケットが縮小に向かっているという報道がある。中国の電子メディアは「政府が新たな漁船の建造申請を受理しなくなった。その結果、漁船建造市場から資本が流出し始めた」と伝えている。

 中国の造船メーカーがこれまで積極的に大型漁船を建造してきたのは、政府のサポートがあったためである。しかし、今年に入ってから国家政策の転換が見られるようになったようだ。

 中国も「持続可能な漁業」に目を向け始めたとういことだろうか。あるいは漁船建造市場への投資が「過剰」だと判断したのだろうか。

 しかし、楽観視することはできない。中国の漁船がもたらす日本の漁業への影響力は計り知れない。今後も動向を注視する必要がある。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page24_000002.html

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45019

[32削除理由]:削除人:関連が薄い長文

3. 2015年10月20日 01:40:09 : jXbiWWJBCA
ついにスパイ容疑で外国人を拘束し始めた中国の本性
人権・人命無視の国では何が起きても不思議ではない
2015.10.20(火) 森 清勇
中国、日本人男性2人を拘束 「スパイ行為」関与の疑い
中国の上海で窓に映る警備に当たる警察官らの影〔AFPBB News〕
 中国が日本人4人を数か月前に拘束していることが分かった。軍事施設に関わるスパイ容疑が持たれたようである。前後して米国人なども拘束されているという。通常は拘束の理由などがしかるべきルートを通じて通知されるが、相手が中国となるとそうはいかない。

 中国から日本に帰化した石平氏は、かつて中国共産党政権の指導者たちを「異質人種」と見なした(「産経新聞」2012.2.2付)。

 それは「理想的な指導者」と見られてきた周恩来が首相となったとき、「自ら命令を出し」て、祖父母や父母も眠る周家一族の墓地を破壊させ、遺骨を取り出して移葬することもなく土中に埋めさせたことを知ったからだという。

 このように、祖先を祖先とも思わない、要するに人間を人間と思わないのが共産党の指導者である。かつてのソ連がそうであったし、その影響下に共産主義を取り入れた国々で人間の命が弊履の如く扱われた。

 共産主義下で1億人が犠牲になり、その約7割が中国においてであるとも言われる。

異質人種の共産党指導者

 石氏が物心ついた頃の中国は、文化大革命で批林批孔が吹き荒れていた時期で、孔子の思想は反動思想の筆頭に上げられ、論語を大きな声で読めなかったという。祖父の指導で論語の一節を書いては捨てなければ、どんな災難が降りかかってくるか分からない時代であったのだ。

 こうした殺伐とした時代は、人間性ばかりでなく杜牧が詠んだ「江南の春」など、かつての水墨画の風景もすっかり消えてしまい、氏はそうした景色を思い出させる場所を後に京都で見い出すことになる。

 「共産党政権の非情さをよく知っているつもり」でいた氏であるが、上述の周恩来の行動を知ったときは、「何という恐ろしい心の持ち主」なのかと、「鳥肌の立つ戦慄を覚えた」と書き、「『共産党指導者』という人種の精神的異質性」として糾弾する。

 春節(中国の伝統的な旧正月)で民族大移動が展開される今日でも、指導者たちは帰郷しないで、政治的演出のために家族の気持ちや生活を犠牲にして地方視察などに出かけるそうである。

 胡錦濤や温家宝も任にあった前後10年間、一度も家族と正月を過ごしたことはなかったとも書いている。

 共産党指導者のこうした行動パターンの究極が一族墓地の破壊という、人間味も何もない「恐ろしい心」につながっているに違いない。

 このような異常国家に拘束された外国人に、人間の理性や法に照らした裁判が行われるわけでないので、天を仰いで解放を待つ以外にないであろう。パスポートには外国人保護の条項が書き込まれているが、そんなことが通じる相手ではない。

 中国では政治的駆け引きなどから、容疑が後ででっち上げられても何ら不思議ではない。2010年の尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に追突した中国漁船員逮捕直後に起きたフジタ社員4人の拘束も軍事管理区域に侵入した容疑であった。

 解放に至るまでの検証などはいまだに公表されていない。今日の中国は李氏朝鮮と合わせ鏡のようであるので、福沢諭吉が見た朝鮮を覗いてみる。そして、筆者の経験と政治状況で至る所に拘束の罠があると見ていいのではなかろうか。

某国の滅亡を賀す

 華夷秩序の中にどっぷりつかっていた李氏朝鮮も似たような状況にあった。そうした朝鮮に対する日本の関わり方を、福沢諭吉は「脱亜論」として新聞に掲載(明治18年〈1885〉3月16日付)した。

 日本は近隣である支那や朝鮮と共に歩みたいが、東漸する西洋の力に対処するにはそうばかりはしておれない。

 このことを福沢は「我国は隣国の開明を待って共に亜細亜を興すの猶予ある可らず。寧ろその伍を脱して西洋の文明国と進退を共にし、其の支那朝鮮に接するの法も隣国なるが故にとて、特別の会釈に及ばず、正に西洋人が之に接するの風に従って処分す可きのみ。(中略)我は心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」と述べたのである。

 上記は日本国家としての立場であったが、続いて朝鮮人民の立場に立って、「朝鮮人民のために其の国の滅亡を賀す」と論じた(明治18年〈1885〉8月13日付)。

 福沢がこれほどまでに高飛車な物言いをするに至った理由を次のように書き出している。「英人は既に巨文島を占領して海軍の根拠を作り、露人はモルレンドルフと謀し合せて陸地より侵入するの用意を為し、朝鮮独立の運命も旦夕に迫りたりと云う可し」という状況にあったからであると。

 「人間の身に最も大切なるものは栄誉と生命と私有(財産)の保護」の3つであり、「国を立て、政府を設るは此三者を保護」するためだという。

 しかし現状を見れば、「王室の無法、貴族の跋扈、税法さえ紊乱の極に陥り、民衆に私有財産の権利はなく、政府の法律は不完全である。罪無くして死刑になるだけでなく、貴族や士族の輩が私欲や私怨によって私的に人間を拘留し、傷つけ、または殺しても、国民に訴える方法がない。(中略)身分の上下間では殆ど異人種のようであり、いやしくも士族以上で直接に政府に縁がある者は無制限に権威を恣にして、下民は上流の奴隷であるに過ぎない」と見定める。

 福沢に私淑してくる改革派の金玉均などを通じて、朝鮮の内情を十分に把握していたのだ。「国民はこのように国内では軽蔑され、国外に対して独立国民としての栄誉はどうかと尋ねられるなら、答えるのも忍びない」と診立てている。

 しかるに、「政権の帰する処の目的は私的な利益だけであり、この人々の内実を評すれば、一身を国のための仕事に捧げるのではなく、国の仕事を弄することで一身の利益のために利用するものといわざるを得ない」と結論づける。

 国家の栄誉や国民の生命、財産が守られてこそ、国民もその政府の下に従う甲斐もある。しかし、今の状況はそうではない。

 従って、朝鮮国の滅亡は「王家(李氏)や臣下の貴族や士族にとっては残念至極なことであろうが、国民にとってはむしろ幸福につながるのではあるまいか」というのである。

 辛辣な評価で、日本にいる朝鮮人による暴動などを心配した当局は「治安を妨害する」として、掲載紙の1週間発刊停止処分を受ける。

 この檄文の「王朝」を「共産党指導部」と読み替えれば、今日の中国の状況を映し出しているようにも思えるがいかがであろうか。

 こうした異質人種には、日本や西欧民主主義国家の価値観が共有されることがない。拘束された日本人の処置では、人情は言うまでもないが、民主主義的行動原理が働く余地などほとんどあり得ないであろう。

203高地では公安が後方で監視

 話はほぼ十数年前に遡るが、自衛官を退官して初めて訪ねた外国は中国であった。日本にとり中国ほど陰に陽に関係する国はないと思ったからである。

 広大な中国は一寸やそっとでは回り切れない。勤務関係もあり、長くて1週間の旅4回で概略をカバーすることにした。第1の訪問先は日本の近代化と日露戦争に関係した203高地・旅順港および旧満州地方(現東北部)にした。

 2回目はケ小平の改革開放以後の西部開発で再度脚光を浴び始めており、古代にあっては日本が遣隋使や遣唐使を送った隋・唐の首都長安、副都洛陽と周辺の黄河地域である。

 そして3回目は歴史論争に関わる北京や上海・南京周辺、最後は返還直後の香港とマカオにした。

 筆者の旅は特別に仕立てるわけでもなく関心ある個所が組み込まれているツアーを選定するだけである。だから、必ずしも調べたい課題の核心や細部に迫ることはできないが、当該国を大雑把には知ることができる。

 個人的な中国の旅を列挙したのは、今回の日本人拘束に関して思いあたる節を処々で感じたからである。203高地訪問は開放された直後であった。

 中国を商売相手にして頻繁に訪問していた会社社長が拘束され、かなりの罰金を払って解放されたが、パスポートには「好ましくない人物」と書きこまれたという話を直前に聞いていたので、旅の初めで「細心の注意」が必要なことを痛感した。

 しかもこの日は、我々の後方には公安関係者2人が尾行していた(ガイドが確認)ので、行動にはなおのこと慎重を期さなければならなかった。

 見学者に開放されたとはいえ、全部ではないという。しかし「立ち入り禁止」などの表示はない。そこで「ここは入っていいのか、あそこはどうか」など神経質なほど聞きながら、展望台などに上る仕儀となった。

 旅順港では地図を買いたいと思っていた。しかし、標高などを記載した精巧な地図は見当たらなかった。あった場合、下手に持っていると「スパイに仕立てられかねない」とも耳にしていたので、なくてよかったのかもしれない。

 今回の日本人拘束やフジタ社員の拘束は、203高地のように「立ち入り禁止」の明示がなかったり、掲示があっても気づかない状況ではなかったかなど、疑問なしとしない。

人民を楯にする中国の戦法

 瀋陽から長春へ向かう列車内では、朝鮮族中国人が切手や絵葉書を売りに来た。見せてもらうと、金日成と金正日の写真ばかりである。持っておれば、状況によってはおかしな嫌疑をかけられる危険性もあり、とても買う気にはなれなかった。

 上海事件と続く南京事件は国民党が不必要に人民を楯にした中で起きた。しかも国民党の宣伝戦によって、所在した人口20万人を超す30万人や40万人を日本が虐殺したと世界に喧伝する出鱈目を平然と行っている。

 ユネスコは日本の異議申し立てに耳を貸すことなく、世界記憶遺産に登録することを決めた。

 日中戦争の頃、駐中国米公使のラルフ・タウンゼントは、中国の戦いでは兵隊の死者はごく少なく、ほとんどは戦場となった地域住民が放火や掠奪で焼死や餓死する、いわゆる三光作戦(焼き尽くし、奪い尽くし、殺し尽くす)の結果であると述べている。

 江西省での国民党軍と共産党軍の戦いにおける楊将軍の報告では、兵隊の死者18.6万人に対し、難民の死者210万人、焼失家屋10万棟となっており、10倍以上の非戦闘員が巻き込まれていることが分かる。

 中国は日中戦争の犠牲者を現在は3500万人と公言しているが、東京裁判当時の国民党政府(中華民国)は320万人と称していた。ある時から570万に増大したが、共産党政権(中華人民共和国)になると一気に当初の約7倍、2168万人に膨れ上がる。

 そして1995年に江沢民は3500万人と言い出した。数字の弄びは、真の犠牲者に対する冒涜以外の何ものでもない。

 南京事件を含め、大部分の犠牲者は中国の戦法による自国軍の三光作戦による犠牲者にほかならない。そのうえ、政治状況によって犠牲者は2倍にも7倍にも、さらには10倍にも拡大される。

 毛沢東はソ連との仲たがいで援助が打ち切られ核開発ができなくなったとき、(多額の予算投入で人民が餓死し)半減しても原爆を完成させると豪語した。

 当時は6億人であったから、3億人を餓死させても原爆を持つと決意したわけで、人命を軽視していたことを示している。

 中国で人権や人命が露ほどの重さもないことは、近年起きた高速列車事故で子供が生き埋めされようとしたことや、二度ひき逃げされた子供のそばを18人が素通りして行ったことでも分かる。

 犠牲者数を2倍にしようが10倍にしようが、何の痛痒も感じないし、データーの改竄などは日常茶飯事であろう。

 中国の軍事予算は公表の2〜4倍と見られているし、所得格差から暴動・革命などの危険水準を示すジニ係数に至ってはほとんど信頼性がないと見られている。

 夕刻の西安空港に降り立った時、広大な更地が地平線の彼方に広がっていた。そして、ところどころに写真で見た風景同様に、ブルドーザーやクレーン車が土盛りをしていた。

 西部では兵馬俑や大雁塔、さらには西安古城壁、楊貴妃の華清池などが見物の要所であったが、筆者はガイドに安全を確認したうえで、夜の裏町を散歩した。書籍を並べた露店には毛沢東を批判する書などがあり、表には出せないが、少なからず毛批判があることを感知するには十分であった。

北京での不思議な出来事

 北京ではいくつか不思議な光景に出合った。夜のニュースを見ている時である。NHKの中継が始まったが、間もなく突然画面が消えた。いわゆる検閲で、中国人民に知らせたくない都合悪いニュースを当局がカットさせたのである。

 ホテルは数年前に開催したアジア大会の選手村を改造した五大陸飯店であった。ホテルから数十メートル先には「○○集団」と大書した看板の高層建築が五棟ばかり並んでいる。夜遅くまでネオンが煌々と看板を照らし出している光景は印象的であった。

 ホテルの従業員に「あの建物は何か」と聞いてみた。しかし、日本では考えられないことであるが、誰一人として確信を持った返事をしてくれない。ある者はデパートだと思うと言い、別の人物はホテルでは? と疑問符付きで答えた。また別の人はマンションですと言う。

 目と鼻の先にある大きく華やかな建築物であり、現地の住人ならば誰一人知らぬはずはないと考えていた筆者は、改めて共産主義国家の中国にいるという実感と、「下手に聞き出してはいけないのだ」と、警戒心を刻みつけなければならなかった。まかり間違えば、スパイ容疑に仕立てられ兼ねないからである。

 このことを翌日、バスの中でウイグル人のツアー・ガイドに話すと、「あまり聞かない方がいい」と注意した後、小声で「あの建物は軍の武器取引所だと聞いたことがある」と教えてくれた。

 ともあれ、一般人は立ち入りが許されない解放軍所管の建物のようであった。ホテルの従業員が知らないことを納得できたような、できないような、何とも不思議な気分になったことを思い出す。

 また、香港からマカオへ行く時、パスポート確認が求められたので、かつて坂本竜馬が上海で疑問に思ったように、中国の領土でありながら中国の領土でない不思議さを覚え、フラッシュを1枚焚いた。その時、どこからともなく、「ノー」という声が上がり、一瞬ぎくりとすることもあった。

 時と場合によっては、こうした行動は「スパイ行為」にみなされ、拘束のきっかけに成りかねない。思い直せば、ホテルの従業員たちがズバリ言わないところは「スパイ共犯者」を避ける知恵があったということであろう。

おわりに

 習政権は「中華民族の偉大な復興」の夢実現に向かって邁進している。そうした中で、国内の矛盾を見せない様に各種法律を新たに制定したり、七不講(共産党独裁体制の矛盾など、7項目を語ってはいけない)が語られ、主席自身が「文芸作品は社会主義のため奉仕しなければならない」と講話するなど、言論統制が厳しくなっている。

 内にあっては人権弁護士の締めつけや汚職高官を取り締まり強化が図られている。国内の締めつけを嫌がる官僚や富豪などが、家族を海外に送り出して裸官(一人身)になったり、自身が海外逃亡に走っている。

 他方で、外国人を拘束したりするケースも一段と増加している。こうした中国で、透明性を求めることは砂に水をためるように難しい。嫌疑を払拭する道は、自ら律するほかになさそうである。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45014


[32削除理由]:削除人:関連が薄い長文

4. 2015年10月20日 11:31:46 : YOaxzd17Pg
中露は上海協力機構の中核国だ。

上海協力機構は将来的には中露を解して中央アジアから西アジアを網羅した集団安全保障体制を築くのを旨としている。

オブザーバーを入れれば上海協力機構はインドとパキスタンも将来の加盟国候補だ。
御存知のようにインドとパキスタンはパキスタン独立問題からカシミール領有、インドのイスラム教徒とヒンズー教徒の対立など多岐に渡る確執があるが、インドはロシアとパキスタンは中国と良好な外交を築いており、中露が緩衝として印パのオブザーバー参加の保証を請け負っている。

日本はアジア外交というとASEANばかりに目が行きがちでマスコミも同じだが、アジアはもっともっとドラスチックに動いている。
もちろんロシアと中国の関係は戦略的なものであり、冷戦時代は米中国交回復によりソ連封じ込めを戦略的に築き上げ、ソ連はアメリカだけでなく中国の心配もしなくてはならなかったが冷戦が崩壊すると共産圏陣営の規模は一挙に縮小し、中国共産党の脅威はロシアより党の存続と体制の維持に注がれロシアとの関係改善は急務となった。
旧ソ連が解体して、ロシアを含むウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンなどの旧ソ連の衛星国が主体となってCISが結成され、旧ワルシャワ条約機構に属したポーランドや東欧諸国はEUに組み込まれNATOは拡大する中でロシアが中国を戦略的に引き入れたいと願うのは、中国がとりあえずロシアの脅威を減らしておこうと考えるのとイコールになって、エリツィン時代にロシアが音頭をとって立ち上げられたのが上海協力機構の前身である。

とはいえエリツィンロシアの熱とは異なり、中国のほうはそれほどでもなかった。
エリツィンのロシアは経済がガタガタで明日崩壊してもおかしくないというほど混乱していたし、中国はその反対に安い労働力を背景に世界の工場として躍り出ていた。
アメリカも人権は問題にしつつ、経済を第一義と考え民主化デモを力で潰した共産党政府を悪戯に刺激することを控えたので中国の不安はとりあえず落ち着いたのであった。

ではなぜ上海協力機構が現在のように中露の結びつきの象徴のようになったかといえば、アメリカの政権がクリントンからJ・W・ブッシュに変わったことが大きい。
クリントンは中国はパートナーだと言ったがブッシュは中国を戦略的パートナーだと言った。
これは戦略によってはパートナーではなくなるという意味を含んでいた。
テロとの戦いにおいて協力を求める姿勢は、返答いかんによっては中国の嫌がる民主化や人権問題に火をつけるぞということも当然含んでいた。

ロシアではエリツィンの後をプーチンが引き継いだ。
プーチンは中国はパートナーであると言い、ロシアと中国との間の領有問題の解決を働きかけた。
プーチンがロシアがほぼ譲る形に等しい譲歩で領土問題は中露で解決が成されると、堰を切ったように両国は上海協力機構をブッシュのアメリカに対抗するユーラシアを睨んだ同盟にすべく練り直しにかかる。

そして今につながっているわけだ。
ASEANしか見ていない日本には到底できない芸当であることはいうまでもないが、見落としてはいけないのは中露とも国家体制のいかんによって外交の正否を決めているのではないと言うことだ。
基本的にアメリカだって国交を結んでいる国は民主主義とは程遠い国が多いわけだが、手を結んだままにしておくか、それとも手を切るかはそのときのアメリカの外交政策と経済政策によって変わってしまう。
これを称してアメリカの二重外交というのだが、超大国がそのときどきによってつきあう国の正邪を変えてしまえば、そのたびに世界も同盟国も引きずり回される。

その典型的な国が我々の日本である。


5. 2015年10月20日 11:58:33 : nJF6kGWndY

バカだね

集団的自衛権は、今後も本土防衛のための核抑止力が担保されることが本質であり、

別に尖閣など(場合によっては最悪、米軍撤退後の沖縄も)くれてやっても問題は無い

それくらい今後の欧米衰退と中国の軍事膨張はリスクだということだ



6. 2015年10月20日 15:05:11 : gQGcWw5aNA

それでぇ〜?

このDOMOTO某は、日本が単独で自衛すれば良くて、その為に軍備強化しろ
と言うのかな?

それとも、しっぽを股の間に挟んで、中露にキャインと言えば良い
と言うのかな?


7. 2015年10月20日 20:20:06 : OO6Zlan35k

中国に傾くアジアの覇権、米との軍事力格差も縮小 
9月3日に行われた中国の軍事パレード PHOTO: ASSOCIATED PRESS
By ANDREW BROWNE
2015 年 10 月 20 日 19:04 JST

 【台北】1996年の台湾総統選で、中国が台湾の有権者を恫喝するため近海にミサイルを発射した際、当時のビル・クリントン米大統領はただちに2隻の空母を現場に派遣した。中国に対する大統領のメッセージは単刀直入だった。それは「引っ込んでいろ」だ。

 当時、米国の影響力は絶頂期にあった。一方、中国は海と空の両方でほとんど防衛力がなく、米国防総省は威勢のいい行動に出る余裕があった。仮に中国が紛争を引き起こすほど愚かであったなら、中国は慢性的な軍事力の遅れを露呈することになっていただろう。米国の力を見せつけられた中国は、引き下がることを余儀なくされた。

 だが今日、中国による大規模な人工島建設をめぐり南シナ海で膨らみつつある危機は、東アジアにおける軍事バランスがいかに劇的に変化したかを如実に物語っている。それは台湾だけでなく、中国のミサイルや戦闘機、潜水艦が到達できる全域においてだ。米国は尻込みしているわけではない。中国は埋め立て工事で造成したスプラトリー(南沙)諸島の人工島の一つに、戦闘機を着陸させるのに十分な長さを備えた滑走路を設営したが、米国はその周辺海域にすぐにでも海軍の艦船を航行させる方針だ。だが、ホワイトハウスはそうすることのリスクについて、何カ月も思い悩んでいる。

 空母を期待してはいけない。空母は今や、世界で最初の戦略的な対艦攻撃弾道ミサイル(ASBM)の標的になっている。加えて、今日の中国を相手にした正気の作戦としては、相手に衝撃を与えたり、畏怖の念を呼び起こさせたりする方法はもはや通用しない。中国の軍事費は1996年以降、毎年平均11%拡大している。米国との格差はほとんど誰も想定できなかった速さで縮まっている。

 米国防総省はジレンマに陥っている。最小限の海軍力で北京に抑止のメッセージを送るにはどうすればいいか、というジレンマだ。ひとつの選択肢は最先端ながらも装備が比較的軽いシンガポール駐留の沿海域戦闘艦(LCS)を派遣する方法だ。

 スプラトリー諸島は岩礁や環礁、砂州が散らばる島しょ以上のものではないものの、ここは実際よりはるかに大きな地政学上の闘争を象徴する場所になっている。米国が保証してきたアジアの同盟諸国との安全保障体制に対する信頼がかかっている。

 だが、米国防総省が決断する行動が何であれ、ワシントンの手持ちの軍事オプションが少なくなりつつあることと、中国が米国の行動を左右する力を持っていることが明確になるだろう。ランド研究所の最近の研究には、向こう5年から15年の間に、「アジアは米国支配の最前線が次第に後退する様子を目撃することになるだろう」と記されている。

 実際、「航行の自由」を実践するために中国の人工島から12カイリ以内に米艦船を派遣するという米軍の作戦で最も重要なことは、紛争に巻き込まれることをいかに避けるかという点になるだろう。これは米国に負ける危険があるからではなく――核兵器を用いないシナリオでは、それがいかなるものであれ中国の人民解放軍より米国の軍事力は依然として勝っている――紛争に巻き込まれれば、計り知れない犠牲を強いられる可能性があるからだ。

 中国との戦いは第2次世界大戦後に米国が経験したどんな戦いとも異なるものになるだろう。米国は大戦後、自国の力と威信を象徴する2大装備である空母と潜水艦に脅威をもたらす能力を備えた敵と対峙したことがないのだ。

 ましてや、サイバー攻撃能力と核兵器を保有する敵と戦った経験は全くない。

 もっと言えば、米国は依然として総合的な軍事力は優位にあるものの、切り札を握っているのは中国だ。つまり地理だ。台湾やスプラトリー諸島を含む東アジアの火種に近いという地理上の優位性は、米国の技術的な優位性をほとんど相殺する。米国との形勢を逆転し、自身の裏庭を支配し始めるために、中国は自国の兵力を米国と釣り合わせる必要はない。

 確かに、中国軍は1979年にベトナムに侵攻して以降、その能力が試されていない。また、重要な部分では米国が数十年も先をいっている。例えば、中国は空中給油機を10機保有しているが、米国は475機保有している。

 だが、臨海点は近づいている。ランド研究所は、中国からはわずか160キロほどしか離れていない一方、米国本土からは数千キロも離れている台湾で衝突が起これば、「激しい短期決戦となり、双方に恐らく大量の犠牲者が出る壊滅的なものになる」と予想する。

 米国防総省によると、中国には少なくとも1200発の短距離弾道ミサイルがある。1996年に台湾が初めて民主的な総統選挙を実施しようと準備をしていた最中に、中国が台湾近海へ発射したものと同じタイプのミサイルだ。

 当時、中国は台湾の有権者を脅して、与党・国民党の李登輝氏に投票しないよう仕向けようとした。李氏は最終的に中国からの独立を目指すと恐れたからだ。だが、その作戦は裏目に出た。李氏は選挙で過半数の支持を得て当選した。

 来年1月、台湾は再び総統選を実施する。最有力候補と目される蔡英文氏に対して中国は再び恐れを抱いている。蔡氏が主席を務める民主進歩党は独立支持派の有権者を公然と受け入れているためだ。ただ、蔡氏自身は現状維持の方針を明確に示している。

 中国は今のところ、台湾に対する嫌がらせを控えている。その一方で、スプラトリー諸島の米海軍の行動に対しては警告を強めている。国営新華社通信は論説で、中国は「適切かつ断固として」反撃すると述べた。東アジアの覇権をめぐる闘争は始まっている。そして軍事の流れはすべて中国に有利に動いている。

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8. 2015年10月20日 20:54:32 : fpt8itpB5Q
中露から日本はどう見えるだろうか
アメリカ傀儡の厄介な国に見えるのは間違いない
なんせ、ウクライナのユダヤ政府を支援したのだから、ロシアにはたまらん存在だ
中国からは満州奪還を企む安倍一味は危険な存在に見えう
そして、アメリカは核保有国とは絶対に戦争はしない

安倍が南シナ海でアメリカと何かやるかもしれないが
それを中露は絶好のチャンシと捉えて日本を制圧する可能性がある

日本がアメリカの傀儡となっているのは、日本が百済人で運営されているからだ
ロシアも同様にユダヤ人に乗っ取られていたから、それは充分承知だろう
中国も百済の歴史は当然熟知している
つまり、中露はこの日本政府(百済政府)を倒してくれるのではないか
それは間違いなく中露の国益になる
また、縄文日本人が救われるのも中露の介入なしにはあり得ないだろう


9. 2015年10月20日 22:20:28 : u1WtSLjHyw

数か月前だが、もし中露 対 アメリカが戦争したらアメリカは完敗するという結論を米国の軍事専門家がどこかで書いていたと思う。

ナイのシナリオのように日本対中国になる前に、アメがシナ海から中露に追い出されるんじゃないか?w

日本の自衛隊出る幕なければ御の字。

最近のロシアはハイテクもすごいようだしな。

「Sputnik」おもしろくて目が離せない。w



10. 2015年10月20日 22:44:59 : u1WtSLjHyw

↓「悪玉」対策に本腰を入れ始めるロシア
http://jp.sputniknews.com/opinion/20151017/1045811.html

以下抜粋・・・・

「アジア太平洋地域では米国と中国の対立が深まっている。中国は海軍力を増大させている。この点米国は忠実な同盟国・日本を頼みにしている。地域において日本の海軍力にまさるパワーは米国しかない。米国はしかもそれに飽き足らず、南シナ海で中国と紛争をかかえるベトナムやフィリピンをも味方につけようとしている。しかしながら、実際のところ、おそらくは誰も、島嶼や海域の所有権を守るために海軍力を行使する用意までは持っていない。深刻極まりない戦争が起こりかねないからだ。その点、海賊を利用するというのは、悪くない考えかもしれない。一部の海賊を航海の自由の闘士と呼び、穏健野党と規定することは。しかしそうした「独立の闘士」や「穏健野党」の背後に経済的・地政学的野心をもった大国の影があることは、今やだれもが知るところだ。・・・」

・・・・・・・・・・・

↑熟知しているロシア。w


そういえば、今年のエコノミスト誌1月号の例の不気味な表紙、右奥にISらしきテロリストが海上自衛隊の制服を着た人物を人質にしているらしき図があった。これもアメリカの考えてる勃発戦争ねつ造のシナリオの一つなんじゃね?Sputnicが言っている「海賊」とはこのことかもね。

おまけで言えば、シール図の奥田がキャップをかぶった姿で左奥にいる。シンガポールという大幕持っているが顔がそのまんま。wシール図は今年5月に結成したのにこのエコノミスト誌1月号は1月発行・・・おんやぁ???w

http://onikowa.com/ocult/1890/

とにかく美しく穏やかな南の海で日本を巻き込んだ大戦にならぬことを願うばかりだ。



11. 母系社会 2015年10月21日 09:24:26 : Xfgr7Fh//h.LU : tLGD6wsAYI

●<海上航路の保証(確保)>とは、有事における「シーレーン防衛」のことだが、日本の「シーレーン」は、日本が中国に恫喝されるだけで、瞬時に崩壊してしまうので、中国は日本と戦う必要さえない。つまり、中国は孫子・兵法の<戦に勝つよりも「戦わずに勝つ」ことの方が上策>を実現でき、米軍も介入しようが無いまま終わるので、自衛隊や安保条約など無意味である。

また、周知のように、安倍自民党「戦争法案」の根拠の一つは、有事における「シーレーン防衛」で、安倍は「ホルムズ海峡が・・・」とか、「南シナ海が・・・」と言っていたが、かなり前から、日本の軍事専門家たちの間では、日本の「シーレーン防衛」には、決定的な欠陥があることが常識で問題となっていた。

★アホな安倍は知らなくても、防衛省幹部や安倍の側近の軍事オタクが、この件を知らないわけがないので、安倍内閣や防衛省は詐欺師集団である。

●この決定的欠陥とは、そもそも日本には戦時に守るべき自国の「商船隊」が存在しないことである。戦時に守るべき「日の丸商船隊」が存在しない以上、「シーレーン防衛」の議論など、全て空理空論である。

日本の商船会社は、厳しい輸送コスト削減競争に生き残るため、保有する商船を税金の安いパナマなどの外国籍にし、日本人船員も減らして賃金が安い外国人船員に置き換えてきた。

それで、日本の海運での輸入量のうち、日本籍船が輸送しているのは約10%にすぎず、約55%は日本の船会社が雇った外国船で、残りの約35%は外国の船会社の船で運ばれている。(約10%の日本籍船も、日本人の船長と機関長以外は外国人船員というケースも多い)

政府は最低の生活水準を維持するためには、日本船籍の外航商船450隻、日本人船員5500名が必要と推定しているが、外航商船は約150隻、日本人外航船員は約2200人しかいない。それで、仮に不足分の300隻を開戦までに建造したり、購入して確保できたとしても、動かす船員がいないのである。

★というのは、先の大戦で旧海軍が商船護衛を軽視したために、民間人である船員は6万人もの犠牲者を出した。それで、産別組合である「全日本海員組合」は強固な9条支持組合となり、戦争協力にも反対しているからだ。

そして、戦時に国が商船を徴用する法律は創れたとしても、船員まで徴用すれば事実上、安倍自身が否定した憲法の「苦役」に当たる「徴兵」となるので、戦前のような「日の丸商船隊」の構築は絶望的。「シーレーン防衛」は大嘘にすぎない。

★経済の相互依存が進んだ日・米・中が戦争をしたら、全ての国の経済が大打撃となるので、尖閣戦争などあり得ない。しかし、尖閣あたりで偶発的衝突が起き、中国側に多数の犠牲者がでて、中国全土で謝罪や倍賞を求める大規模なデモが起きれば、北京政府も対応するしか無くなるかもしれない。

それで、北京政府が連日激烈な対日非難を繰り返して、開戦前夜的雰囲気を作り出せば、巻添えを恐れる外国商船は日本に近付かなくなり、日本の「シーレーン」は崩壊してしまう。

だから、中国は日本と戦う必要さえないのが現実である。中国は軍事力の行使まではしないので、米軍も介入しようが無いまま、「シーレーン」が崩壊した日本は敗北。安保条約など無意味であり、破棄して沖縄を救うべきである。

●また、防衛省は詐欺師集団であるばかりでなく、海自は今でも、戦前の帝国海軍と同じ「艦隊決戦至上主義」で「シーレーン防衛」、つまり日本国の補給など全く考えていない。というのは、海自の正体は米国太平洋艦隊の対潜と掃海の専門補助部隊だからである。

というのは、対潜任務のP−3Cを通算約100機も保有する海軍は、世界でも海自ぐらいであり、海自は事実上、米国の空母部隊を護衛する対潜と掃海の専門部隊。米国の空母部隊の護衛が主要な任務であることは、高速で移動する米国の空母部隊に随伴できるように、艦隊補給艦である「ましゅう」級までもガスタービン・エンジンを採用していることでもわかる。

というのは、ディーゼル・エンジンの商船は速度が遅く、数も揃える必要がある商船の護衛艦は速度が遅いディーゼルの小型護衛艦か、ディーゼルとガスタービンの小型護衛艦の方が適している。しかし、海自の護衛艦の多くは速度が早いガスタービン・エンジンの大型艦ばかり。ガスタービンは高速での航行は得意で燃費も良いが、低速での航行は苦手で、燃費も悪く頻繁な燃料補給が必要となる。

また、米国との訓練も米空母部隊との対潜作戦などの共同作戦訓練とか、占領された尖閣とかを想定した上陸訓練などだが、中国がいきなり、補給が困難な尖閣を占領するわけがなく、制海権、制空権を得てから、つまり、海自も空自も壊滅した後の勝利セレモニーとして、象徴的に上陸式を挙行するだろう。

★★つまり、海自は「シーレーン防衛」など全く考えていない戦前の戦争ごっこ亡霊部隊で、戦う前に降伏する日本の自衛隊はガラクタで、現実には全く役に立たない。だから、「日米同盟」や「シーレーン防衛論」、「軍拡路線」による安倍の<抑止論>は空論である。


[清谷信一] <海上自衛隊のシーレーン防衛はフィクション>日本には戦時に守る対象となる自国の商船隊が存在しない
http://japan-indepth.jp/?p=6994

[清谷信一] <海上自衛隊のシーレーン防衛の無駄>火星人やゴジラの襲来にそなえて軍備予算を毎年要求するに等しい
http://japan-indepth.jp/?p=7249

田岡俊次「安倍総理の「米国艦船守れず論」に4つの点で重大な誤り」
http://diamond.jp/articles/-/53752


12. 2015年10月21日 14:38:37 : vwM1JGRxyI
アメリカの国民が政府の現状を認識して良い国になりさえすれば
自ずと世界は平和になる筈なのだが、テロ名目で国民監視が厳しくなり
ちょっと難しいかも、そしてアメリカに追従してる日本もアメリカと
同じ状況になりつつあるのは現状を見れば明らかだろう。
国民が行政府立法府の奴隷になるのが道なのかそれとも世界で平和を
共有出来る国になるのが道なのか、今のところは何とも判らない。


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