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日本の困難な過去との和解 (DW English)
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/792.html
投稿者 無段活用 日時 2015 年 8 月 18 日 15:58:50: 2iUYbJALJ4TtU
 


(Japan's difficult reconciliation with its past: DW English)
http://www.dw.com/en/japans-difficult-reconciliation-with-its-past/a-18647603


第2次世界大戦


日本の困難な過去との和解


第2次世界大戦終結から70年を経た今もなお、日本は戦時中の過去と距離を置くことに困難を感じている。DWがその背後にある理由と、日本がこの点でドイツとどう違うのかを概観する。





日本は第2次世界大戦の敗戦から何も学ばず、無意味な苦しみに耐えなければならなかったのか?この東アジアの国で近年成長しつつある国家主義的感情と、国の歴史を修正しようとする政府の傾向から、このような疑問や仮説がだんだんと生まれつつある。

また、安倍晋三首相のこれまでの声明や行動がこの見方を強化している。というのは、彼は戦争中に日本が犯した犯罪について、彼の前任者たちによる謝罪と距離を置いているように見えるのだ。安倍氏は日本の多くの首相のように、論争となっている靖国神社に参拝している。靖国では有罪を宣告された戦犯たちが戦死者たちと共に祀られている。


コンセンサスがない


それでも、安倍首相や彼の助言者・支援者の一部が表明した国家主義は、戦時中の過去に向けた日本国民の意識についての複雑な現実に真の洞察を提供しているわけではない。これを背景に、政府による「記憶についての政策」と社会一般の考えの間で分裂が続いていると、日本専門家たちは指摘する。

「全体として、戦時中の過去を記憶するという問題は、多様な目的や利益がそこに内包されるために日本では大きな論争となっている」と、ベルリン自由大学のセバスティアン・コンラッド氏がDWに語った。日本は、この問題について政府・議会・国民の大多数の間で抱く見解に大きな相違がなかったドイツと異なり、これが相当に異論の多い問題となっている。


2013年、安倍氏が論争となっている靖国神社に参拝したことから、中国と韓国で抗議行動が発生した


「成功のためには2つの側が必要だ」


日本の戦後の政府は、戦争犯罪には国が責任を持つとの見解を保持し続け、日本はこれに沿って経済援助を実施し2国間の賠償規定を取り決めた。さらに、国際的な理解を目的としたさらに進んだ運動−例えば、韓国との共通歴史教科書の編纂を模索すること−を行ってきたが、その一方で、「政治家たち自身からこうしたものは出てこなかった」と、ドイツのハレ・ヴィッテンベルク大学の日本専門家ゲジーネ・フォリャンティ氏は語った。

アジア専門家のイアン・ブルマ氏はDWのインタビューで、日本は交換学生プログラムや姉妹都市提携をアジア諸隣国と実施しているが、欧州と比較してその規模は小さいと語った。しかし、彼は同時に「こうした構想が成功するには2つの側が必要だ。中国と韓国が受容的でなければならないが、状況が常にそうあるわけではない。」

その上、中国と開かれた対話を持つのは容易でない。なぜなら、現代政治の問題と同様に歴史の問題でも意見は厳しい統制を受けているからだ、と彼は付け加えた。「おそらく、日本が和解のためにもっと働きかけるべきだが、日本が一方的そうすることは不可能だ。」


米国のダグラス・マッカーサー将軍(左)と日本の裕仁天皇(右)がこの写真に見られる。日本降伏後の1945年10月、マニラで撮影


ヴァイツゼッカー氏の演説


1949年ドイツの憲法である「基本法」が可決されたとき、テオドール・ホイス氏−自由民主党(FDP)党員で後に大統領になった−は、1945年5月8日にドイツは破壊と解放を同時に受けたのだ、と語った。この言葉は、1985年にリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー氏が行った称賛の高い演説のかなり以前に、ドイツの軍事的敗北について2つの見方が既に存在していたことを示している。ヴァイツゼッカー氏の演説ではこの日を「解放の日」と述べている。

この演説は日本でも肯定的な反応を得た。セバスティアン・コンラッド氏は次のように説明する。「それは様々な形で取り入れられた。演説が実際に行われた2年後にはもう翻訳され、出版され、幅広く流布していた。特に、それはもっと明確な姿勢を公式に示すよう日本政府に促す目的で、権利活動家や知識人たちに引用された。」


1985年のヴァイツゼッカー氏の演説は日本で肯定的な反応を得た


しかし、歴史家であるブルマ氏は、戦時中の歴史についてこのような2通りの見方が日本に現れる見込みはなかったと指摘する。「まず最初に、戦争の歴史自体が全体的にドイツに準えられるわけではない。日本にヒトラーはいなかったし、ナチ党すらなかった。日本帝国が戦争を行った相手はアジアに存在する欧米の帝国主義勢力だった。」


米国への日本の固着


米国にとって、日本の戦時中の歴史の再評価は、東京の軍事法廷で日本の最も重要な政治・軍の指導者に判決が言い渡された時点で終わっている。さらに、米国の主な関心はニュルンベルグ裁判以後のドイツと全く同じように、後に続く共産中国やソ連との冷戦で信頼できるパートナーを得ることだった。

それでも、コンラッド氏が指摘するように、この点では日本とドイツに大きな違いがある。「日本は西側同盟に統合されたものの、国の戦後政策は米国の政策に密接に結びついていた。その結果、地域的な背景から日本が切り離される結果をもたらした。」ここが、フランスとの友好関係によって動かされた「ヨーロッパ計画」に当初から参加したドイツと異なった点だ。

対照的に、「責任があるという感覚やアジアの諸隣国から批判を受ける側に立つという感覚が日本に欠けることとなった」と、コンラッド氏は語った。冷戦が終わって初めて、日本は中国・韓国・台湾からの批判の声に気づくようになった。


道を開く


結果として、日本政府は1990年代半ばになって自己批判を実際に行い公的な謝罪を発表したいとの意思を示し始めた。日本の首相たちは、1995年の第2次大戦終結50周年機会と1998年のいわゆる「慰安婦」問題の際に、公式な謝罪の姿勢を示してその道を開いた。


村山富市元首相は、日本が戦時中の武力侵略ついて改めて謝罪するよう安倍氏に促した


それでも、コンラッド氏が指摘するように、こうした姿勢はヴィリー・ブラント独連邦首相がワルシャワで跪いたものほど象徴的でも自発的でもなかった。「そのため、日本の謝罪は同じような影響を及ぼさなかった」と、このアナリストは説明した。

それでも日本ではそれ以降、国会・政府双方の国家主義者のグループが日本の戦時中の歴史をどう解釈すべきかについてストーリーを作り直して風向きを変えていったと、この専門家は強調した。

中国が東シナ海の紛争や諸隣国との類似の紛争で強引な立場を示したために、日本に改めて国家主義的傾向が現れている。それでもなお、安倍晋三・日本首相は地域の緊張を緩和するために、来る第2次大戦終結70周年の節目となる演説で「謝罪」と「侵略」の言葉を使うだろう。



発表 2015年8月13日
記者 Hans Spross / gd
関連テーマ 第2次世界大戦アジア
キーワード Asia, 日本東京安倍晋三第2次世界大戦国家主義




 

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コメント
 
1. 2015年8月18日 16:25:02 : b5JdkWvGxs
日本とドイツの違い


ドイツは戦争責任をすべてナチスに押し付けた

日本は昭和天皇が政治家・軍人全員の反対を押し切って開戦したにも関わらず、戦争責任をすべて陸軍軍人だけに押し付けた

天皇の戦争責任を暴いたバーガミニをアメリカが抹殺した理由は?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/751.html

上の米国のダグラス・マッカーサー将軍(左)と日本の裕仁天皇(右)の写真では天皇が如何にもみすぼらしく写ってるけど、これも昭和天皇の依頼で故意に行ったもの

マッカーサーは昭和天皇から巨額の賄賂を貰ってインチキ会見記まででっち上げたという噂だからね

昭和天皇の戦争犯罪追求が日米両国でタブーになってしまった以上、日本は戦争の総括なんか永遠にできないんだよ。



2. 2015年8月18日 19:02:47 : ahOxShCn3w
薩長からなる戦前から続く支配層は共産主義の脅威を煽る事により戦後アメリカ占領軍による処刑を免れた。そして朝鮮戦争により苦境に立ったアメリカはパージも解いてしまった。こうして戦前からの支配層はほとんどが無傷のまま戦後社会に君臨してしまった。これに加えて日本社会が敗戦の責任追及をしないで天災扱いしたので彼らは戦争の反省をする機会はなかった。こうして戦後70年経っても日本は未だに戦争の影響を引きずっているわけだ。恐らく周辺国と同盟を組めないように日本の脅威を周辺国に印象付けるためにアメリカが意図的に右翼を利用していた事実もあるのだろう。しかし太平洋への放射能汚染水の垂れ流しまでやってしまう体たらくでさすがのアメリカもこれは失敗だと気づいただろうな。


3. 2015年8月19日 13:00:04 : aa86V1oKlA
> 日本の困難な過去との和解

正確には「日本の困難な韓国・北朝鮮との和解」だろう。
その理由は、韓国・朝鮮人は息を吐くように嘘を公然と吐くから。
その一例は下記。

>>1. 2015年8月18日 16:25:02 : b5JdkWvGxs
> 日本は昭和天皇が政治家・軍人全員の反対を押し切って開戦したにも関わらず、戦争責任をすべて陸軍軍人だけに押し付けた
> マッカーサーは昭和天皇から巨額の賄賂を貰ってインチキ会見記まででっち上げたという噂だからね

何故見え透いた大嘘を吐くのか、日本人には理解できない。
日本人が嘘吐き民族と和解などあり得ない。

> 「まず最初に、戦争の歴史自体が全体的にドイツに準えられるわけではない。日本にヒトラーはいなかったし、ナチ党すらなかった。日本帝国が戦争を行った相手はアジアに存在する欧米の帝国主義勢力だった。」

その通り。
日本の戦争は、アジアを植民地支配している欧米の帝国主義勢力との戦争だった。

> 冷戦が終わって初めて、日本は中国・韓国・台湾からの批判の声に気づくようになった。

「中国・韓国・台湾からの批判の声」は間違い。
正確には「中国・韓国・北朝鮮からの批判の声」であり、台湾は入らない。
「韓国・北朝鮮からの批判の声」は嘘を吐いてカネを儲けようとするヤクザと同じ行為。
ドイツの周辺国家には韓国・北朝鮮のような嘘吐きヤクザ民族が居なかったので、和解が成立した。


4. 2015年8月19日 13:04:43 : b5JdkWvGxs
すべてバーガミニの本に書いてある事だろ

天皇の陰謀

天皇裕仁はかく日本を対西洋戦争に導いた

(Japan's Imperial Conspiracy;: How Emperor Hirohito led Japan into War against the West, by David Bergamini)

ディビット・バーガミニ著 松崎元訳
http://retirementaustralia.net/old/rk_tr_emperor_02_contents.htm


5. 2015年8月19日 16:26:48 : ahOxShCn3w
>>03

息を吐くようにウソを言っているのはオマエだろうが。

1949年以降大日本帝国植民地だった台湾はアメリカの公認により中国国民党に占領され、正式な国名は中華民国である。中国国民党は盧溝橋事件当時から日本とは戦争状態にあり、1949年以降も同盟国アメリカの面子を立てているだけで日本に対して友好的な態度を取った事は一度もない。ちなみに03が友好的だと思っている台湾の現地人は政治的には何の権限もない底辺民ばかりである。1945年敗戦当時に台湾に駐留していた日本軍が現地人に武器装備を譲渡し台湾の独立を助け国民党の台湾上陸を阻止していれば彼の想像する親日国が出来上がっていたはずだが、もちろんそんな事をすれば大陸で国民党の捕虜になっていた日本人は無事では済まなかっただろう。今さら底辺民がどう喚こうが政府の公式な立場は尖閣諸島(釣魚台)は中国の領土であり日本に対して敗戦の謝罪を要求している。


6. 2015年8月19日 17:38:50 : aa86V1oKlA
>>4. 2015年8月19日 13:04:43 : b5JdkWvGxs
> すべてバーガミニの本に書いてある事だろ 天皇の陰謀

前編と後編の2冊を持っているが、この本を信用するのは息を吐くように嘘を吐く韓国・朝鮮人のみ。

>>5. 2015年8月19日 16:26:48 : ahOxShCn3w
> ちなみに03が友好的だと思っている台湾の現地人は政治的には何の権限もない底辺民ばかりである。

蒋経国の死後、その後継者として中華民国の歴史上初めての民選総統となり、中華民国総統、中国国民党主席に就任し、中華民国の本土化を推進した李登輝は、台湾も領有権を主張する尖閣諸島を「沖縄県に属する日本固有の領土」であると言っている。
李登輝元・中華民国総統を「政治的には何の権限もない底辺民」と言うのは、息を吐くように嘘を吐く朝鮮人だからか?

李登輝
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.96.A2.E4.BF.82
李 登輝は、中華民国の政治家・農業経済学者。元・中華民国総統(1988年 - 2000年)。
日本との関係
親日の政治家・言論人として知られる。台湾の公人でありながら自らを「22歳まで日本籍だった」と発言するなど、親台派からその親日ぶりが高く評価されている。また先述の様に、日本の漫画の登場人物のコスプレをするなど、日本のエンターテイメントにも関心を寄せている。

靖国神社問題では2007年5月末から6月初旬にかけて訪日した際、日本外国特派員協会で開かれた記者会見で「“靖国問題”とは中国とコリアがつくったおとぎ話だ」と発言した。

台湾も領有権を主張する尖閣諸島を「沖縄県に属する日本固有の領土」であるとし[27]、2008年9月24日には訪問先の沖縄で再び日本領土だと発言した[28]。また、「おネエちゃんがきれいだからといって、私の妻だと言う人間がどこにいるのだ」「尖閣諸島周辺はよい漁場で、沖縄の漁民はかつて、同漁場でとった魚を台北に売りにきた。沖縄県当局は、日本が統治していた台湾の台北州に尖閣諸島周辺の管理を委託していただけ」「第二次世界大戦後、沖縄の行政権はアメリカが掌握し、その後、日本に返還された」「日本の自衛隊が、この海域の防衛に責任を持つことになったが、台湾の漁民は(尖閣諸島周辺で)操業することが習慣になっていたことから問題が発生した」「1972年になってから『尖閣諸島は中華民国領』と主張したことで、問題が発生した」「台湾が他人の場所に行って、魚がとれただけでも上出来だった。それを自分の『戸籍』に入れようとは、あまりにも幼稚」と、台湾が尖閣諸島の領有権を主張していることを皮肉ったという。


7. 2015年8月19日 18:56:22 : ahOxShCn3w
>>06

李登輝は12年も総統をやっていたが、何か具体的な改革を行ったのかね?

結局総統をやっていても何もできずに個人の蓄財だけに励み、その後総統になった陳水扁なんか逮捕されて未だに牢屋の中だ。総統だろうが簡単に牢屋に入れられるような社会地位という事だよ。どんなに批判されても外省人の蒋介石やその子孫が牢屋に放り込まれた何て話は聞かないだろ。馬だっていくらマスコミにたたかれても逮捕なんてされないよ。

ちなみに君の大好きな李登輝だが、尖閣に対する例の発言の後、早速自宅が他人の土地を不法に占拠しているかどで告訴されている。退職金を没収する話も出ている。2期も勤めた元総統が自国でこんなに威厳が無いのだ。誰が支配者か良く分かっただろう。


8. 2015年8月20日 12:41:15 : b5JdkWvGxs
尖閣諸島は台湾先住民が石器時代からずっと漁場に使っていた島だ


台湾先住民の領土に決まってるんだよ


9. 2015年8月21日 22:15:07 : 94cf2nbD0Y
本投稿の一部

 「歴史家であるブルマ氏は・・・・・

 
  日本帝国が戦争を行った相手はアジアに存在する欧米の帝国主義勢力だった」


 そうなんです、アジア、東南アジアの人たちと日本は戦争していないのです、

 欧米の植民地支配者との戦争だったのです。

 中国共産党とも戦っていません、国民党との戦いです。

 韓国とはもちろん戦っていません。


 しつこいですが、日本はアジアを植民地としていた、欧米と戦争したのです。

 


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