Tracked from NY多層金魚 2 = C.. at 2015-08-04 14:31
タイトル : 神話的時間 蜷川版「海辺のカフカ」と鶴見俊輔の彼岸
蜷川幸雄演出の『海辺のカフカ』NY公演・初日に出かける地下鉄のなかで i-phone の小さな文字が、敬愛しつづけた鶴見俊輔氏の訃報を知らせてくれた。瞬時に、彼の講演を記録した「神話的時間」という本の冒頭のことばが頭を駆け巡った。「現代人がこの迅速な時間の流れのなかで、たとえば『聖書』を読んで、その本文が置かれている遠い(無文字時代の)時間の流れをどれほど理解できるだろうか。」そこはもう騒々しい地下鉄のなかなどではなく、どこか「神話」を語り継がれる場所に移動して、なにか大きな宇宙的なものに巻き込......more
Commented by 愛知 at 2015-08-03 22:40 x
TBSドラマ「レッドクロス」細君とずっと見ていました。まさか朝鮮戦争が入っているとは思っておらず、ヒロトの歳が合わない、ドラマおかしいなどと言いつつ。芸能界なんて、まるで無縁ですが、かなり前にクランクアップ(と言うのか)していたのだと思い、逆算すると今、放送したTBSの先見性に驚かされます。ここまでやってくれるなら、エンドロールの「フィクションです」の後、「今後のノンフィクション」くらいのサービスがあっても、とは思われました。「私は貝になりたい」見たのはフランキー堺主演作だけですが、TBSの重厚さを知りました。戦後生まれの吾身が実際に目にしたのは、「乞食」「福祉泥棒」だと中国残留孤児を足蹴にしていた近所の人だけです。あれは、ひどかった。戦争を真っ向否定したTBSとご紹介の貴下ブログに感謝します。
Commented by さくら at 2015-08-03 23:09 x
中国にいた日本人看護婦が、戦後紅軍に参加し国共内戦で各地を転戦したのは、実際にあったことです。私が1977年はじめて中国を訪れた時、同じ訪中団の中にそういう経歴の女性がいました。
また、兵士として出征して捕虜になり、そのまま紅軍に参加した男性もいました。お二人とも新中国成立後日本に帰国しました。
この男性の、女性兵士の着替えをこっそり覗き見して見つかり、トイレで毛沢東だかマルクスだかの本を読む罰を受けた
という話を思い出しました。
帰国後は自らの体験をあちこちで語り、日中友好に尽力されていました。若いときにこういう方たちのお話をじかに聞くことができたのは、たいへん貴重な機会であったと今更ながら思います。
Commented by tbsえらいぞ at 2015-08-04 05:45 x
こちらでこのドラマ初めて知りました、ご紹介ありがとうございました(TV見ないし地デジはもってないし-わたくしはw)。さっそく片鱗なれど見てきました。国民に憎しみをあおるのが戦争の種蒔きなら、その反対をした立派な超弩級の国際ドラマです。
いま日本では長年がかりで、実際にあった人々の体験がいかに揉み消されて、ドラマにすることさえ、紹介することさえ禁じられているか、制作情報さえはばかられるようになっているのかが、よくわかりました。日本人の目から隠されてきてしまっていた!ネット上ではすでに削除もあるようですが。安倍一派はもう少数派です。何としても戦争を止めなければ。
(中国、満洲で・・・。若き若尾文子のデビュー映画 “死の街を脱れて” も再上映されてるそうですね。)
Commented by NY金魚 at 2015-08-04 15:12 x
NYではもちろんまだなので「レッドクロス・2分まとめ」というヴィデオを観ましたが、松嶋菜々子、迫真の演技。「大地の子」の雰囲気充分ですね。2週間待ちで貸ヴィデオ屋が楽しみです。
終戦記念日が近づいて、反戦の声が大きく増えている実感があります。
ドラマというつながりだけで、アップしたばかりの金魚ブログをTBさせていただきました。
海の向うからですが、アベの退陣を心から祈っています。
Commented by 研究者秘書 at 2015-08-04 16:17 x
このドラマは、今のご時世「軍国少女礼賛番組」かと警戒し、拝見しませんでしたが、戦後、従軍看護婦や軍医の方々が八路軍で医療を担当していたということはあったようです。こちらの記事にもあります。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=jrcnurse0001
NHKの「兵士たちの証言」というドキュメンタリーでも従軍看護婦の方の証言で、確かあったと思います。
ああいう良質なドキュメンタリーを制作していた頃のNHKに戻って欲しいのですけど。。。