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26日に相次いだテロの現場の様子(C)AP
犠牲者4カ国約120人 7・3と7・10もテロ危機と専門家警鐘
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161251
2015年6月30日 日刊ゲンダイ
チュニジア、クウェート、フランス、ソマリアの4カ国で26日に相次いだテロ。死亡者は約120人に上り、過激派組織イスラム国との関連が指摘されている。
イスラム国の一方的な“国家樹立宣言”から29日で1年。それを前に、イスラム国は23日、ネット上で、「聖なる月のラマダン(断食月)を背教者(異教徒)の災難の時とせよ」という音声メッセージを公開した。一連のテロはこの声明に触発された可能性が高く、チュニジアとクウェートの事件では犯行声明を発表。とりわけ、水着姿の欧米人がくつろぐチュニジアのビーチを狙った乱射テロについては、「不埒な巣窟」を襲って「不信な輩」を殺害したと、いかにも鼻高々だった。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。
「本来、ラマダン中は言い争いすら禁じられている。この時期の善行をアラーが普段以上に評価するからなんです。中でも、集団礼拝をする金曜日は神聖な日。にもかかわらず蛮行がなされたのは、イスラム国が言葉巧みに過激派の信仰心に付け込み、〈背教者を戒めれば善行を積める〉というレトリックを使っているからです」
異教徒が犠牲になった今回のテロのカギは「ラマダン」「金曜日」「欧州のバカンス」だ。今年のラマダンは7月16日まで。金曜日は3日と10日の2回残っている。
「テロリストの標的は欧米人が集まるところ。地中海沿岸のスペイン、フランス、イタリア、ギリシャ、トルコ、モロッコなどは危険度が高い。彼らが好む観光スポットやゴージャスなホテルなどは格好のターゲットです。アジア地域で言えば、ムスリムが多数派を占めるインドネシアやマレーシアもリスクが高い。一部の過激派が一般市民の中に紛れ込んでいるので安心できません。いずれも日本人にも人気のあるエリアなので、旅行には十分な警戒が必要です」(世良光弘氏)
7月4日は過激派が敵視する米国の独立記念日だ。気の抜けない日々が続く。
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