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「イスラム国」のイラク・ラマディ制圧で逃れてきた人たち(C)AP
「イスラム国」再び攻勢…逃げるイラク兵に決断迫られる米国
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160134/2
2015年5月26日 日刊ゲンダイ
5月中旬、米軍の空爆によってナンバー2を殺害された弔いなのか、「イスラム国」が再び攻勢を強めている。
17日にはイラク西部のラマディを陥落させ、20日にはシリア中部のパルミラを制圧。シリア国営テレビによると、パルミラの住民400人以上が殺害されたという。被害者の大半は女性や子どもだった。
24日はイラクとシリアの国境にある検問所を制圧し、戦闘員は自由に国境を行き来している状態だ。イギリスの民間団体によると、イスラム国は「シリア領の半分を勢力圏に入れた」という。
「一番の問題は、イスラム国と戦っているイラク兵が弱すぎるということです。危ないとなったら、すぐに逃げてしまう。17日にラマディを制圧された時は、米軍が供与した戦車など100台以上を置き去りにして退却しています。過去、何度も同じようにイスラム国に武器を奪われている。さすがに米国防総省のウォーレン報道部長は『さまざまな失敗があった』と怒りを爆発させています」(外務省関係者)
シリアはシリアで、内戦状態のため「イスラム国」の侵攻を放置している状況だ。
「イスラム国」は70億ドル(約8400億円)の豊富な資産を保有し、しかもインドネシアやマレーシアなどで運用しているという。壊滅することは不可能なのか。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏が言う。
「兵士3万人のイスラム国の戦闘力は、かなりのものです。フセイン軍の残党が中枢を占め、実戦経験者も多い。なによりの武器は、自爆攻撃を躊躇しないことです。ラマディを陥落した時も、クルマを使った自爆攻撃を30回も繰り返している。米軍はイラク兵を訓練していますが、強い軍隊にするには3年は必要。イスラム国を壊滅するには、3年はかかりそうです」
アメリカ国内からは、地上部隊の大量派遣を求める声も上がり始めている。米軍が「イスラム国」と直接戦うようになったら、安倍首相は自衛隊の派遣を迫られそうだ。
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