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米国防総省のウォーレン報道部長は21日、南シナ海で中国が埋め立てる岩礁から12カイリ(約22キロ)内に、米空軍機や海軍艦船を派遣する措置を取り得るとの考えを示した。国際法が領海と定める海岸線から12カイリ内に入ることで、中国が主張する岩礁などの領有権を認めないとの意思を示す目的とみられる。
ウォーレン部長は記者団に対し、世界のどこでも航行の自由が重視されるべきだとの米国の立場は変わらないと強調。「特に南シナ海で航行の自由を守るため任務を続ける」とし、「次の措置」として米軍機や艦船を、岩礁から12カイリ内に派遣する方針を示した。
米哨戒機P8Aは20日、中国が滑走路を建設している南沙(スプラトリー)諸島の岩礁を偵察飛行し、中国海軍から出て行くよう警告を受けた。ウォーレン部長は「中国が主張する軍事警戒ゾーンは誰も認めていない」と批判。米国は、海中に沈んでいた岩礁に砂を積み上げて造った人工島は、領有権を主張する根拠にならないとしている。
一方、ラッセル国務次官補は21日、ケリー国務長官が17日に北京で習近平(シーチンピン)国家主席と会談した際、「南シナ海での中国の行動で生まれる緊張は、米中関係にも影響を与える」と伝えたことを明らかにした。岩礁の埋め立てが不信を生んでいるとし、「米国を含む周辺国が、中国に悪い感情を持っている」と強調した。
(ワシントン=奥寺淳)
■中国「強烈な不満」 米の偵察飛行
中国外務省の洪磊副報道局長は22日の定例会見で、米哨戒機P8Aが岩礁を偵察飛行したことに「想定外の事態を招く非常に無責任で危険な行為だ」と反発し、「強烈な不満」を表明した。「今後も関係地域で厳重な監視活動を行い、必要な措置をとる」とも述べ、米側を強く牽制(けんせい)した。
(北京)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11769021.html
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