沖縄のこと本気で考える(1)：仲村颯悟(映画監督/大学生)
https://www.youtube.com/watch?v=OLHzjswwpWE

「沖縄県民皆そうだと思うんですけど
基地を造るために海を埋め立てるっていうこと自体に
心から純粋な気持ちでＯＫって言える人は
一人もいないと思っていて
生まれた時から傍にあって海があって
そこで遊んだり色んな魚捕ったりっていうのが
沖縄県民のずっと今までの生活だったので」

「海を壊して基地を造るっていうことには反対だけど
別に基地があることに対しての
反対ではないっていう思いはあります
基地の中で働いてる友達の親もいたり
バイトで基地の中でバイトしてる人もいて
なのでもう生活の一部として認識されてはいます」

「反対というか本当に難しいといえば難しいんですけれども
辺野古に基地を移すかそれとも普天間にずっと置いとくかっていう
この二択しかないっていう現状にはどうなのかなって思います」

「普天間にそのまま置いとくんだったら普天間の周りに
住んでる人達の生活はどうなるのっていう問題ありますし
だからといって辺野古に移したらじゃあジュゴンはどうなるの
そこに住んでる生き物達はどうなるのっていうので
結局、何かを犠牲にしないと前に進めないのかな
っていうのは全然納得ができなくて」

「沖縄の新聞って毎日基地のことが載っていて
辺野古の反対の運動のことだったり
こういう被害がありましたっていうのが
沖縄の新聞には毎日載ってたんですけど
ここ(関東)に来たらそれが一切なくて
大学の友達と一緒に基地について
話す機会っていうのももちろんなくて
多分それってここの人達が関心がないっていうこと以前に
沖縄で何が起こっているのかが伝わっていないのかなっていうのは
関東に来てすごく思いました
じゃあどうすればいいのかって思った時に
もう自分自身で伝えるしかないなって思ったので
この基地問題っていうのもこの映画の中に入れて
この映画と一緒に色んな人に基地について
関心をもっと持ってもらえたらなと思って作りました
絶対沖縄だけの問題じゃないと思ってて
だったらもっと日本国民全員がこの問題を
真剣に考えていかなきゃなと思います」

「沖縄の人達皆そうだと思うんですけど
何も考えてないわけじゃなくて
いっぱい考えれば考えるほど基地の問題って深くて
なので色んな県外の人が上から目線で
『仕方ない』だとか『粛々と』だとか言われたらとても困って
皆でこの問題を考えていかないと
また誰か犠牲にしてまで基地を造る話に
結局はまた戻ってしまうっていう
誰も犠牲にならない方法ってのが
きっとあるんじゃないかって思っていて
それをもっともっと考えて進めていくべきではないのかなって」

「人魚に会える日」
http://www.ningyoniaeruhi.com/
　

コメント
01. 戦争とはこういう物 2015年4月23日 19:47:37 : N0qgFY7SzZrIQ : WJiCmAappI かつてあったジョークに「雲古味のカレー」と「カレー味の雲古」ならどちらを選ぶか、と言うのがあったが。そもそも限定された選択肢が間違っているｗ。 　「大坂の受け入れ」「嘉手納統合」など、考えうる選択肢を全て検討したうえで、本当に必要なものが何か議論すべき。
02. 2015年4月28日 01:03:21 : FfzzRIbxkp ベトナム戦争のドキュメンタリー映画「ハーツ・アンド・マインズ」の予告編をみて、あの米軍が沖縄を拠点にしてベトナム攻撃をしていたのを思い知らされる。 予告編で、言葉を失う。 そんなことも知らずに、ベトナムに行ってた私。

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