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【ニューヨーク草野和彦】サウジアラビア主導の連合軍によるイスラム教シーア派武装組織フーシへの空爆が続くイエメン情勢を巡り、国連安全保障理事会は4日、緊急会合を開き、ロシアが人道支援を目的に空爆の一時停止を求める決議案を配布した。一方、スンニ派の盟主のサウジは、湾岸諸国と共にフーシへの武器禁輸を求める決議案を準備し、ロシアへの反発を強めている。
フーシの攻勢を受けて劣勢となったイエメンのハディ大統領の要請で、サウジは先月26日に空爆を開始した。その直後から、赤十字国際委員会(ICRC)は人道状況の悪化への懸念を表明。4日には安保理会合に先立ち、医療物資を搬入するため、24時間の戦闘停止を呼びかけた。
空爆の一時停止を求めるロシアの決議案は、こうした動きに呼応するかのように配布された。AP通信によると、決議案はイエメンからの外国人退避と、支援物資供給のための「人道停戦」を要請。連合軍には空爆停止を求めているが、フーシに対して戦闘停止を要請する直接的な表現はないという。
会合終了後、サウジのムアリミ国連大使は、対フーシ武器禁輸の決議案採決を追求する姿勢を改めて強調。ロシアが武器禁輸の対象はイエメン全体とすべきだと主張していることに関し、大使は「(国連主導の政治対話を求めた)国連決議に違反しているのはフーシだ。一つのグループのためにすべての当事者を罰するのは意味がない」と反論した。
20万人以上が死亡したシリア内戦で、ロシアはイランと共にアサド政権の後ろ盾となっている。シーア派大国のイランはフーシも支援しているとされ、対フーシ圧力強化に反対するロシアについて、国連外交筋は「イランとの関係を重視しているのではないか」と語った。
http://mainichi.jp/select/news/20150406k0000m030037000c.html
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