http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/371.html
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映画『あの日の声を探して』公式サイト
http://ano-koe.gaga.ne.jp/
「安易に英雄を作り上げてしまうのは、
戦争をテーマにした映画が陥りやすい罠だと思っています。
観客は英雄に感情移入して戦争の悲惨さを忘れてしまう。
時として戦争賛美に向かってしまいます」
映画『あの日の声を探して』ミシェル・アザナヴィシウス監督×室井佑月さんトークイベント
https://www.youtube.com/watch?v=5frWqZhjslQ
M・アザナビシウス監督が戦争を語る「最も強大な共犯者は無関心」
http://news.ameba.jp/20150320-629/
「そこが戦争を描くときの罠だと思います。戦争映画に現れるヒーローが
あまりに格好いいので、観客がファシネイションを感じるリスクがある」と
映画が悪であるはずの戦争に魅力を与えてしまう可能性を指摘。
『アーティスト』監督が3年ぶり来日!「戦争の実像を届けたかった」と新作を語
http://www.cinematoday.jp/page/N0071622
「戦争映画を作るときに陥りやすいこと。悲劇のヒーローがかっこよく見えて、
観衆は戦争が悪いことなのに、そう思わなくなってしまう」
戦争に直面する世界に「無関心こそが戦争の最大の共犯者」
http://www.cinemacafe.net/article/2015/03/19/30119.html
監督は「戦争映画は数多くありますが、カッコいいヒーローが現れることで、
そこに自己投影して、結果的に戦争を賛美させてしまうリスクがあります。
私が語りたかったのは戦争ではなく人間。
戦争の中で生きる彼らの苦しみを描きたかった」
室井さんが「人間の強さは勇ましく戦争で戦う強さではなく、
突然訪れた非日常の中で生きていく強さ」と語ると、
監督は映画で描かれる、戦争という究極の事態に直面する
9歳の少年と19歳の青年の対照的な姿に言及。
「人間は、どんな状況にも順応する力があります。
映画では、生命力を見せる9歳のこどもと、野蛮な世界に順応する青年
何とか生きようとする9歳と18歳を描いています。
彼らの軌跡は正反対ですが、ちょっと違えば
同じような人生を歩んでいたかもしれないのです」
映画『あの日の声を探して』
ミシェル・アザナヴィシウス監督×室井佑月さんトークイベント
http://www.kids-event.jp/spot/0156/
監督は「人間には順応する力がある。特に子どもはその力が強い。
本作では、心に傷を負った9歳のハジが悲しみを乗り越え成長していく様子と、
強制的に兵士にさせられた19歳の少年コーリャが虐殺マシンと化していく様子が
パラレルに描かれている。
2人の順応するプロセスは表裏一体だが、立場が逆であれば同じ道を辿ることも
ある」と、子どもの順応性の高さ、しかしそれ故の危うさを示唆しました。
「悲惨な状況に置かれている人たちの姿も、ニュース番組では
虚像のように映ってしまう。だから映画でそれに実像を与えたかった。
無関心でいることはいくらでもできる。
しかし、戦争を引き起こす引き金は“無関心”でもあると思う。だからまずは、
関心を持つことが世の中と意識を変える第一歩なのではないでしょうか」
「ヨーロッパ、特にフランスはそうですが、
だんだんと過激思想というものが蔓延している。平和がいかに儚いものか、
でも自分たちの身に降り掛からなければ想像できないというのが戦争なんです。
これは健康と似て、病気になってはじめて健康のありがたさに気が付く。
戦争はそう頻繁には起こらないので、いかに平和が貴重なものかというのは、
考える機会があまりないですよね」
「自分が経験したことじゃないと何もわからない、というのはおかしい。
でも私と同じ年代でも、年配の方でも、世の中が便利になったからか、
そういう人が増えている気がする。たとえかけ離れた世界でも、
その人達のことを考えられる想像力のある人になってほしい。そうすれば
どんな世の中になっても、彼のことを誰かが受け入れてくれると思います」
「もちろん平和な世界で生きてほしいと思いますが、平和というのは容易く
手に入れられるものではありません。高い代償を払いながらの平和なんです。
他者に対する尊敬と、寛容の精神を持つことが大切で、
それを持っていれば人間というものは一緒に生きていける、
共存し続けることができるんじゃないかなと思います。
間違えることもあると思いますが、間違えを受け入れて、
また一歩を踏み出す。それはチャンスでもあるんです。
人はひとりでは幸せになれない、やはり隣人を必要とするんです」
「あの日の声を探して」アカデミー賞監督 最新作への思い(NHK-BS)
https://www.youtube.com/watch?v=18j6BRotYU0
アカデミー賞監督 最新作への思い
http://www.nhk.or.jp/catchsekai/marugoto/2015/03/0330.html
http://megalodon.jp/2015-0401-1613-50/www.nhk.or.jp/catchsekai/marugoto/2015/03/0330.html
https://archive.today/qqWrt
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