http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/182.html
Tweet |
昨日朝NHKBS1で放送されたロシア「RTRニュース」は、リビアで起きたとされる「エジプトコプト教徒21名斬首処刑」を報じる際、次のようなコメントを付けた。
「ISは元々欧米諸国の支援を受けて生まれたものだが、キリスト教文明とヨーロッパを脅かす存在になっている。しかし、欧米諸国は、ロシアに対する制裁は熱心な一方で、ISについては対策が後手に回っているのが現状だ。」
リビアで起きたエジプト人コプト教徒21名処刑の「責任も、米国・英国・フランスなど欧米諸国にある。」
「ISは、CIAの影響下にある中東諸国の資金による生まれた。また、「アラブの春」と呼ばれた民主化運動で米国が支援したのも過激派だった。」
※追記1:
エジプトのコプト教会は、一昨年7月、シシ国防相(当時)主導の国軍クーデタを支持した。
その後現在に至るあいだ、クーデタに反対して声を上げたエジプト人1800名ほどが軍及び治安部隊により殺害されたと言われている。
このようなことから、コプト教会は、シシ国軍政権と一蓮托生の関係になったと言える。
今回の「斬首処刑」を受けて、シシ大統領は、弔意を伝えるためコプト教会教皇タワドロス2世に会っている。
それが近いうちに実現する可能性はほとんどないと思うが、シシ派が権力を失い反クーデタ派が政権を掌握するような事態が起きると、エジプトのコプト教徒は過酷な状況に身を置かねばならなくなるであろう。
ISが、ロシアRTRが言うように(私もそう思っているが)、CIAの影響下にある中東諸国(エジプトも含む)の資金による生まれたもので、今でも後ろでIS上級幹部つながっているのなら、コプト教徒が「21名斬首処刑」の報復(まだ足りないとか、もっと早く空爆すべきだったなど)を叫んでいるのも、シシ政権に対する協力が目的なのかもしれない。
コプト教会としては、シシ派(米国に支援された国軍)の権力基盤が強固なものになってもらわなければ困る。
※ 追記2:
昨日朝NHKBS1で放送された「アルジャジーラニュース」によると、エジプト軍が行った空爆で母親と子供の3人が死亡したとのこと。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。