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政界地獄耳 決着ありきの慰安婦問題
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1585809.html
2015年12月30日8時33分 日刊スポーツ
★年末に飛び込んできた「慰安婦問題」における日韓の政治決着。首相・安倍晋三は「合意に至ったことを評価したい。元慰安婦の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみを思うと心が痛む。心からおわびと反省の気持ちを表明する。日韓関係が未来志向の新時代に入ることを確信している」と歴史的和解を強調した。与野党もおおむね好意的なようだが、米国もケリー国務長官やライス大統領補佐官が早速歓迎の声明を発表。ドイツやイギリス政府も呼応した。
★保守系の産経は社説でおわびの内容が「軍関与」に言及していることを指摘し「軍関与」の根拠はないとした。また読売は「不可逆的解決」について社説で「かつて、金大中、盧武鉉両大統領らが歴史認識に関して『今後過去の問題は出さない』などと明言したのに、国内世論に流され態度を翻した」経緯に触れ、疑問を呈している。文書もない、法的責任に言及しない紳士協定のようなこの合意はまさに“政治決着”といえる。
★日韓の政治決着には古い歴史がある。73年に都内で起きた当時の大統領候補者・金大中の拉致事件だ。金は5日後にソウルの自宅前で発見されるが、日本政府は国内での事案に神経をとがらせ、主権侵害と韓国政府の謝罪、日本の警察の捜査を要求。当時の金鍾泌首相の訪日、宮沢喜一外相の訪韓など繰り返され75年に“政治決着”。両国は捜査の幕引きを行った。
★そもそも慰安婦問題は、首相が「歴史に謙虚」としながらも「侵略の定義は国によって異なる」など首相や党幹部、閣僚の歴史認識発言や行動が批判され大きな溝を生んだともいえる。軍の関与や強制性はないとしていたことも反発を買った。それを沈静化させることは結構だが、政治決着では両国の国民は置いてきぼりだ。相互理解のチャンスを失い、決着ありきの結論では日韓新時代は築けない。(K)※敬称略
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