【ソウル時事】日韓両政府は28日午後の外相会談で、従軍慰安婦問題について、日本政府は責任を痛感するとともに、安倍首相が心からのおわびと反省の気持ちを表明することで合意した。

　また、両政府は同問題について、不可逆的に解決することを確認するとともに、互いに非難することを控えることで一致した。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000049-jij-pol

岸田外務大臣は記者団に対し、「慰安婦問題は、当時の軍の関与のもとに、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であるということは、従来から表明してきたものであり、かかる観点から、責任を痛感しているということを述べたものであり、歴代内閣の立場を踏まえたものだ。これまで責任についての立場は日韓で異なってきたが、今回の合意で慰安婦問題は、最終的不可逆的に解決されることになり、この問題に終止符を打った」と述べました。

また、岸田外務大臣は記者団に対し、「今回の合意により、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認した。このような合意ができたことは歴史的、画期的な成果であると考える。これにより、日韓関係は、未来志向の新時代へと発展すると考える。また、日韓、日米韓の安全保障協力も前進させる素地ができたと思う」と述べました。

「少女像は適切に移転と認識」

岸田外務大臣は記者団に対し、ソウルの日本大使館の前に設置された、慰安婦を象徴する少女像について、「日本側としては、今回の合意をもって慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されるので、その趣旨に鑑みても韓国政府として適切に解決されるよう努力し、その結果、ソウルの日本大使館前から適切に移転されるものと認識している」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151228/k10010355531000.html

　安倍晋三首相は28日、従軍慰安婦問題に関する日韓合意を受け、「互いに信頼関係に基づいて履行していく」との考えを示した。

　鈴木宗男元衆院議員との会談で語った。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000061-jij-pol

　【ソウル時事】岸田文雄外相は28日、日韓外相会談後の共同記者発表で、元慰安婦支援のため、韓国政府が財団を設立し、日本政府の予算で資金を一括拠出すると表明した。

　その上で、日本の予算措置は「10億円程度」と説明した。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000051-jij-pol

　日韓間の慰安婦問題についてはこれまで、両国局長協議等において、集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき、日本政府として、以下を申し述べる。

　（１）慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している。

　安倍（晋三）内閣総理大臣は日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する。

　（２）日本政府は、これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ、その経験に立って今般、日本政府の予算により、全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒す措置を講じる。具体的には、韓国政府が、元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し、日韓両政府が協力し、全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心を傷の癒しのための事業を行うこととする。

　（３）日本政府は上記を表明するとともに、（２）の措置を着実に実施するとの前提で今回の発表により、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。

　あわせて日本政府は、韓国政府と共に、今後、国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000547-san-pol

　挺対協は声明で「日本政府が責任を痛感するとしたが、慰安婦犯罪が日本政府と軍によって組織的に行われた犯罪であることを今回の合意では見つけがたい」とした。また、日本政府が犯罪の主体であることや、慰安婦犯罪の違法性を明確にしていないと強調。安倍晋三首相の謝罪が代読にとどまったことや謝罪の対象があまりにも曖昧だと指摘した。

（My コメント）
「組織的に行われた犯罪と見つけがたい」「慰安婦犯罪の違法性を明確にしていない」って当然だ。日本は法的責任は無いと初めから一貫して言っているではないか。謝罪に来たとでも思ったか？

挺対協が不満だが韓国政府は満足した、ということは日本が名誉と主張を一切譲歩せずに合意できた、ということで成功だったということだ。
税金から１０億円を慰安婦に払ったとくやむなかれ。このカネは韓国がシナになびくのを止める、いわば体シナ戦略の費用なのだから。このまえのシナの軍事パレードにバククネが出席するなど、韓国がシナに寝取られる恐れが高まっていた。その引き離しをしたかったのさ、日本政府は。

全ては＜ケチダくん＞の以下の言い訳・誤魔化しコメントに現れている。
『慰安婦問題は、当時の“軍の関与”のもとに、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であるということは、“従来から表明”してきたものであり、かかる観点から、責任を痛感しているということを述べたものであり、歴代内閣の立場を踏まえたものだ。これまで“責任についての立場は日韓で異なってきた”が、今回の合意で慰安婦問題は、最終的不可逆的に解決されることになり、この問題に終止符を打った』

“軍の関与”＝“大日本帝国の責任”は、元来この議論の「中核」にあったものであり、これほどあっさりと全面的に認めたことは未だかつて無い。
だから、“従来から表明”してきたってのは、“嘘・言い訳”の類でしかない。

以下の“歴代内閣の立場を踏まえたものだ”ってのも嘘っぱちである。
＜第一次・ウソツキしんちゃん政権＞時には、“軍の関与”を否定し、歴代総理の恒例クリスマスカード（謝罪の手紙）も廃止し、「アジア」女性基金」も解散させてしまったのである。
こんな態度じゃ、＜韓国＞の当事者が“激オコ”して、＜アメリカ様＞や＜国連アムネスティー＞に訴えるのは当たり前でしょう？

最後に、＜ヘドロ害務姦猟族＞の噴飯言い訳が、“責任についての立場は日韓で異なってきた”ってやつさ。
詰まり、「日韓条約」で、全ての“国家賠償問題”は決着している！って言い張ってきたのが＜害務姦猟族＞の責任回避論だが、“個人賠償問題”はその埒外にあるってことすら理解しようとしない“硬直脳味噌”のなせる愚かさなのである。
その最たる例が「強制従軍慰安婦」問題であり、＜ヘドロ姦猟族＞の“屁理屈”が破綻してしまった挙げ句の果てに設立せざるを得なくなったのが「アジア女性基金」なのである。
対韓国問題だけではすまされない、台湾・フィリピン・インドネシアまで問題が噴出してしまったからなのである。
こうなってしまうと、、「日韓条約」で全て解決済み、という＜日本政府＞の論理は瓦解しちまったってわけ。

そもそも論としては、我が＜ジャパーン＞が侵略した「アジア諸国・地域・国民」に対して、真摯な「謝罪と賠償」を行って来なかった…ツケが今まわっているのである。

見ててご覧？この次に来るのは「強制徴用工・徴用船の賠償問題」だから。
＜ネトウヨ・エセウヨ族＞涙目…なんかじゃぁ済まない事態になるからね？
、

「軍の関与の下に」は日本、韓国の両方とも一応納得する言葉だが、同床異夢を起こす言葉だから今後も認識の違いは解消されない。「不可逆的」解決をしておおっぴらな反日を政治家が言うことはなくなるかもしれないが。

この文言は韓国が吹聴してきた、日本の軍人が２０万人の女性を強制連行した、という虚言を直接否定はせず、しかし肯定していない文言であり、日韓両者の気持ちを逆撫ですることのない、選択した言葉である。
つまり「軍の関与の下に」は、軍が慰安所を設けたかった意思があった、そこに売り込みにきた売春宿業者に兵営や宿営地近くで商売してくれ、といった。それが「関与」であることには違いない。

水木しげるさんの戦記漫画にも戦地の慰安所には、日本人、沖縄人、朝鮮人の慰安婦がいたことが描かれている。それらの慰安婦に政府が「責任を痛感」するのは発注元として謝る日本の文化。マンションの杭打ちで問題があったら、元請けのゼネコンの社長が「責任を痛感」して謝罪するようなもの。

こんな「軍の関与」などという曖昧な言葉では、日本軍の強制連行が否定されなかったことで、彼らはこれを歴史として持ちつづけるだろう。「不可逆的」解決をしたとはいえ。